tag:blogger.com,1999:blog-3431168602991274651.post1022187952534515316..comments2023-03-09T21:42:44.910+09:00Comments on リハビリテーション栄養・サルコペニア(筋減弱症): がん患者における栄養スクリーニングと低栄養の早期治療若林秀隆http://www.blogger.com/profile/09770162708183087246noreply@blogger.comBlogger2125tag:blogger.com,1999:blog-3431168602991274651.post-32779236000650514772011-03-03T11:56:07.589+09:002011-03-03T11:56:07.589+09:00みかちさんから以下のようなコメントをいただきましたが、うまく掲載されていなかったので、私のほうで再掲...みかちさんから以下のようなコメントをいただきましたが、うまく掲載されていなかったので、私のほうで再掲させていただきます。以下、コメントです。<br /><br />いつも拝読して勉強させていただいています。<br /><br />消化管が使えるかどうかの判定の前に嚥下障害を評価するべき、というのは一概にはいえないと思います。<br />食道がんや口腔・中咽頭がん等では、経管栄養のためのチューブを手術の時に同時に留置しますし、ほとんどの外科手術では縫合不全等がないかどうかを先に調べて、経腸栄養から開始をすることがほとんどです。(その際は、造影剤を飲ませないで、チューブ等で注入して調べます)消化管が使用できることがわかった上で、さらに嚥下障害があれば経腸栄養を継続し、なければ経口に少しずつ切り替えていく、というのが順序になっています。ERASプロトコールのように、術後すぐに経口摂取開始、という外科もありますので、その際は先に嚥下障害の評価をする、というのが順序になります。手術の方法や、その病院の栄養管理のパスによって、嚥下障害の評価が消化管使用ができるかどうかの評価に前後する、というのはあると思います。<br /><br />もしかして日本でそんなやり方をしている病院は少ないのでしょうか?いきなり造影剤を飲ませて消化管造影したりしてるんでしょうか。それだと誤嚥がこわいですけど…。 <br /><br />以上、みかちさんからのコメントです。以下、私のコメントです。<br /><br />貴重なコメントをくださり、どうもありがとうございました。<br /><br />食道がんや口腔・中咽頭がん等で経管栄養のためのチューブを手術の時に同時に留置することは確かに多いですが、これは術後に嚥下障害で経口摂取が難しいことを術前に評価したうえでのことだと私は解釈しています。嚥下に支障が少ない手術であれば、チューブを同時に留置する必要はないのではと思います。<br /><br />外科手術後に縫合不全等がないかどうかを先に調べる際に、造影剤を飲ませないで、チューブ等で注入して調べるのは、そのほうが安全なだけでなく容易に検査できるから(胃排出後まで時間をかけて観察するのは時間的に面倒ですよね)だと思います。いきなり造影剤飲ませる病院は少ないでしょう。<br /><br />その後、嚥下機能を評価せずに経管栄養から開始してしまうのはどうかと私は感じています。一方、ERASだからといって嚥下機能を評価せずに、安易に5分食あたりで経口摂取を進めていくと誤嚥しやすい食事なので誤嚥性肺炎になる可能性もあります。<br /><br />評価の順番が若干前後することは構わないと思いますが、腸管機能しか評価しないでしばらく進めていくことには問題があると考えています。今後ともよろしくお願いいたします。どうもありがとうございました。若林秀隆https://www.blogger.com/profile/09770162708183087246noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-3431168602991274651.post-23171440486776848952011-03-03T08:38:07.038+09:002011-03-03T08:38:07.038+09:00いつも拝読して勉強させていただいています。
消化管が使えるかどうかの判定の前に嚥下障害を評価するべ...いつも拝読して勉強させていただいています。<br /><br />消化管が使えるかどうかの判定の前に嚥下障害を評価するべき、というのは一概にはいえないと思います。<br />食道がんや口腔・中咽頭がん等では、経管栄養のためのチューブを手術の時に同時に留置しますし、ほとんどの外科手術では縫合不全等がないかどうかを先に調べて、経腸栄養から開始をすることがほとんどです。(その際は、造影剤を飲ませないで、チューブ等で注入して調べます)消化管が使用できることがわかった上で、さらに嚥下障害があれば経腸栄養を継続し、なければ経口に少しずつ切り替えていく、というのが順序になっています。ERASプロトコールのように、術後すぐに経口摂取開始、という外科もありますので、その際は先に嚥下障害の評価をする、というのが順序になります。手術の方法や、その病院の栄養管理のパスによって、嚥下障害の評価が消化管使用ができるかどうかの評価に前後する、というのはあると思います。<br /><br />もしかして日本でそんなやり方をしている病院は少ないのでしょうか?いきなり造影剤を飲ませて消化管造影したりしてるんでしょうか。それだと誤嚥がこわいですけど…。みかちnoreply@blogger.com