日本病態栄養学会編、病態栄養専門師のための病態栄養ガイドブック改訂第4版、メディカルレビュー社が出版されました。
http://m-review.co.jp/book/detail/978-4-7792-1084-6
病態栄養専門師の受験資格として必要となる教育セミナーのテキストです。今回の改訂で第5章 病態栄養と栄養療法の中に、「リハビリテーションと栄養」についての記述が追加されました。テキストにリハ栄養の内容が含まれているのは素晴らしいと個人的に嬉しく思っています。
これからの病態栄養専門師には、基本的なリハ栄養の知識が求められることになります。すでに第3版までの書籍をお持ちの方も少なくないかと思いますが、今回の改訂では誤嚥性肺炎や周術期栄養管理に関する記述も追加されていますので、よかったら読んでいただければと思います。
目次
第1章 日本病態栄養学会の高度専門職業人認定とチーム医療
1 病態栄養のすすめと日本病態栄養学会の歩み
2 栄養管理の高度専門職業人の役割と責任
3 栄養サポートチーム(NST)の意義とこれからの課題
第2章 病態栄養の基礎知識
1 栄養素の代謝と生理機能
2 腸管機能と栄養
3 生体のコントロールシステム―神経・内分泌・免疫―
4 健康食品の効用と問題点―薬物との相互作用を含めて―
第3章 栄養アセスメントとカルテの記録
1 栄養のスクリーニング,評価と栄養不良の診断
2 栄養必要量の算出
3 栄養食事調査
4 身体計測(体組成)の評価
5 身体所見と臨床検査値の見方と栄養管理への活用
6 POSを中心にしたカルテの見方・書き方と症例のまとめ方
第4章 栄養補給法
1 治療食―新しい考え方―
2 栄養補給法とその選択
3 ライフステージ別の栄養補給の特徴と問題点
(1)小児
(2)高齢者
第5章 病態栄養と栄養療法
1 消化器疾患
(1)食道・胃・腸疾患
(2)肝疾患
(3)胆・膵疾患
2 代謝疾患
(1)糖尿病
(2)脂質異常症
(3)肥満症
(4)高尿酸血症と痛風
(5)骨粗鬆症
(6)先天性代謝異常
3 呼吸器疾患
(1)慢性閉塞性肺疾患
(2)誤嚥性肺炎
4 循環器疾患
(1)高血圧
(2)動脈硬化
(3)虚血性心疾患
(4)うっ血性心不全
5 腎疾患
(1)慢性腎臓病(CKD)
(2)糸球体腎炎とネフローゼ症候群
(3)急性腎不全
(4)慢性腎不全
(5)糖尿病腎症
6 メタボリックシンドローム
7 血液疾患
8 その他の疾患
(1)内分泌疾患
(2)摂食障害(神経性食欲不振症,神経性過食症)
(3)嚥下障害
(4)食物アレルギー
(5)褥瘡
(6)がん
9 周産期医療
(1)妊産婦―妊娠高血圧症候群
(2)妊産婦―糖尿病合併妊娠と妊娠糖尿病
(3)新生児・低出生体重児
10 救急・救命医療
11 リハビリテーションと栄養
12 外科疾患と栄養―周術期の栄養管理―
13 終末期緩和医療
第6章 病態栄養教育
1 栄養教育―計画,実施と評価(個人と集団)―
2 栄養カウンセリング
資料
輸液剤と経腸栄養剤
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