2014年6月27日金曜日

2014年上半期の振り返りと講演ポリシー

2014年も間もなく7月になりますので、上半期を振り返ってみたいと思います。 

学会発表・講演筆頭演者 2013年上半期16回  → 2014年上半期5回

講演(大学講義なども含め) 2013年上半期33回 → 2014年上半期33回

書籍(編著) 2013年上半期 0冊 → 2014年上半期1冊(悪液質とサルコペニア)

総説・書籍など依頼原稿 2013年上半期17本 → 2014年上半期 21本

原著論文 2013年上半期0本 → 2014年上半期2本(英語、日本語1本ずつ)

日本リハビリテーション栄養研究会会員数 2013年6月30日2551人 → 2014年6月27日3542人

ブログ執筆本数 2013年上半期95本 → 2014年上半期31本

Twitterつぶやき回数  2013年上半期867回 → 2014年上半期713回
Twilogで確認
http://twilog.org/HideWakabayashi

一見、講演回数は少なくなったように見えます。講演はなるべくお断りすると前々から言っていた影響もあるかと思います。実際、5割程度は講演をお断りしてきました。それでも下半期はすでに59回!の講演・学会発表予定があり、3年連続で年間100回ペースになりそうです。

社会人大学院生でもあり研究を優先しなければいけないにもかかわらず、この半年間、研究を優先できないでいました。このままでは、私とリハ栄養の将来は危ういと考えています。そのため、講演に関しては今後、8割以上お断りするように講演ポリシーを変更いたします。

若林の講演ポリシー
・都道府県や市町村単位の研修会は、原則としてお断りする。
・職能団体や企業の研修会は、全国規模のものを除き原則としてお断りする。
・知り合いからの講演依頼は、原則としてお断りする(ダメ元での依頼はご遠慮ください)。
・講演(全国規模の学会を除く)は月2回までとする。

リハ栄養の研究の土台を作り、リハ栄養のエビデンスを増やし、リハ栄養のガイドラインを将来作成することが、今の私には最も重要です。「何によって憶えられたいか」の今の回答でもあります。リハ栄養やサルコペニアの普及は、日本リハ栄養研究会の世話人、会員に委譲します。
https://sites.google.com/site/rehabnutrition/home/yakuin

日本語の書籍に関しては、現在5冊の編集に携わっています。リハ栄養やサルコペニア、悪液質の普及には、書籍は有用な手段です。しかし、書籍には査読がなくエビデンスやガイドラインの役には立ちません。そのため新規の書籍企画は、現在編集中の5冊が出版するまでやめます。

依頼原稿は多すぎです。なるべくお断りしないで執筆してきましたが、依頼原稿も査読がなくエビデンスやガイドラインの役には立ちません。今後は5割以上はお断りして、他の執筆者を紹介したいと思います。こちらも日本リハ栄養研究会の世話人、会員に委譲します。

原著論文を2本掲載できたことは、一定の成果です。しかし、現在投稿中の原著論文はなく、英語のレビュー論文1本のみが投稿中です。常に原著論文を1本は投稿中という状態にしたいと考えています。データはあるのに講演や依頼原稿のために執筆できない状況で、重症です。

日本リハビリテーション栄養研究会の会員はおかげさまでこの1年間で約1000人増加しました。どうもありがとうございます。しかし、会員数の増加ペースはやや鈍くなってきています。リハ栄養の広がりの目安でもありますので、引き続き多くの医療人に入会していただけると嬉しいです。
https://sites.google.com/site/rehabnutrition/

ブログの執筆本数は大幅に減少しました。週1回というところです。しかし、先日100万ページビューを達成しました。これは素直に嬉しいです。でも今後もFacebookとTwitterをメインに活動していきます。実際、Twitterでの論文紹介などのつぶやきはあまり減少していません。

今までは人がよかったかもしれませんが、今後は非情の人にならないと、リハ栄養の将来がダメになりそうです。「リハ栄養の研究の土台を作り、リハ栄養のエビデンスを増やし、リハ栄養のガイドラインを将来作成する」ためですので、ご迷惑をおかけしますが、ご理解ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

以下、2014年上半期の業績です。

(原著論文)
Wakabayashi H, Matsushima M, Sashika H: Head lifting strength is associated with dysphagia and malnutrition in frail elderly. Geriatr Gerontol Int, Epub ahead of print
若林秀隆、栢下淳:摂食嚥下障害スクリーニング質問紙票EAT-10の日本語版作成と信頼性・妥当性の検証.静脈経腸栄養29(3)p871-876, 20145

(総説)
若林秀隆:運動とアンチエイジング.Medical Practice31(7)p1086-1090, 20146
原徳美、若林秀隆:歯科と低栄養・サルコペニアの関係.デンタルハイジーン34(7)p766-769, 20146
若林秀隆:サルコペニア.腎と透析76増刊号p415-417, 20146
若林秀隆:サルコペニアと栄養療法‐高齢者の栄養状態とQOL.静脈経腸栄養29(3)p837-842, 20145
若林秀隆:フレイル高齢者のためのリハビリテーション栄養.Medical Rehabilitation170p60-67, 20145
若林秀隆、他:回復期リハビリテーションにおけるリハと栄養を考える~効果的なリハビリテーションを推進するために.回復期リハビリテーション13(1)p19-22, 20145
若林秀隆:不要な「禁食」「安静」が一因に‐複合的サルコペニアを背景とする繰り返される肺炎.訪問看護と介護19(5)p393-398, 20145
若林秀隆:リハビリテーション栄養ってなに?ニュートリションケア2014年春季増刊 p80-81, 20144
若林秀隆:サルコペニアによる嚥下障害ってなに?ニュートリションケア2014年春季増刊 p31-33, 20144
若林秀隆、他:EAT-10と嚥下調整食.ヒューマンニュートリション6(3)p72-77, 20144
若林秀隆:サルコペニア・ロコモティブシンドローム改善のための栄養介入.臨床栄養124(3)p298-304, 20143
若林秀隆:高齢者CKD/ESKD患者の低栄養・サルコペニアの病態と治療.腎と透析76(2)p267-272, 20142
若林秀隆:ヨーロッパの摂食・嚥下分野における栄養管理の現況と課題.難病と在宅ケア19(10)p46-49, 20141
若林秀隆:老嚥(presbyphagia)とは.臨床栄養124(1)p12-13, 20141
若林秀隆:アウトプット型学習のすすめ.ニュートリションケア 7(1)p8, 20141

(著書)
【単著・編著】
荒金英樹,若林秀隆:悪液質とサルコペニア‐リハビリテーション栄養アプローチ.医歯薬出版,20142
【分担執筆】
若林秀隆:ブログを設けたい.上月正博編著:こんなときどうする?リハビリテーション臨床現場のモヤモヤ解決!医歯薬出版,pp142-14620146
若林秀隆:ロコモティブシンドローム:病態の特徴.雨海照祥他編:高齢者の糖尿病と栄養,フジメディカル出版,pp116-11720145
若林秀隆:栄養に関連する廃用症候群.奈良勲他編:理学療法から診る廃用症候群-基礎・予防・介入,文光堂,pp86-9620145
若林秀隆:周術期リハビリテーション,早期離床の効果.日本外科代謝栄養学会 周術期管理ワーキンググループ:ESSENSEpp100-11120142
若林秀隆:リハビリテーション栄養.川越正平編:家庭医療学・老年医学・緩和医療学の3領域からアプローチする在宅医療バイブル,日本医事新報社,pp203-20920142
若林秀隆:サルコペニアとリハビリテーション栄養.平原佐斗司編:在宅医療のすべて (スーパー総合医) ,中山書店,pp44-5220142

(学会発表・講演)
Hidetaka Wakabayashi: Presbyphagia, Sarcopenic Dysphagia and Swallowing Rehabilitation. 5th Nestle Nutrition Institute Workshop on Multidisciplinary Approach to Dysphagia Patient Care, Hamamatsu, June 2014
Hidetaka Wakabayashi, Hironobu Sashika: Dysphagia assessed by the 10-item Eating Assessment Tool is associated with malnutrition in frail elderly. 8th World Congress of the International Society of Physical and Rehabilitation Medicine, Cancun, June 2014
Hidetaka Wakabayashi: Nutrition and rehabilitation. 91回日本生理学会大会,鹿児島,20143
伊藤淳子,若林秀隆,鴻井建三,山岸誠:MP人工関節置換術を施行したリウマチ患者の栄養状態について.第29回日本静脈経腸栄養学会,横浜,20142
若林秀隆:高齢者の頭部挙上筋力と摂食嚥下障害・栄養障害の関連.第29回日本静脈経腸栄養学会,横浜,20142
若林秀隆:効果的なリハビリテーションを実践するために必要な知識と視点.回復期リハビリテーション病棟協会第23回研究大会,名古屋,20142
若林秀隆:回復期リハ栄養病棟の考え方.回復期リハビリテーション病棟協会第23回研究大会,名古屋,20142

(研究助成金)
若林秀隆:CTによるサルコペニア指標の開発およびサルコペニアによる摂食・嚥下障害の解析.学術研究助成基金助成金 基盤研究(C) 195万円(内、間接経費45万円)、研究代表者
若林秀隆:地域・在宅高齢者における摂食嚥下・栄養障害に関する研究―特にそれが及ぼす在宅療養の非継続性と地域における介入システムの構築に向けて―.厚生労働科学研究費補助金(長寿科学総合事業)30万円、研究分担者

(その他:テレビ、ラジオ、雑誌)
若林秀隆:認知症のリハビリと栄養.ラジオあさいちばん、NHKラジオ、201469日~13

若林秀隆:サルコペニア予防の筋トレ3種.NHKあさイチ:めざせ-3kg簡単ダイエット,宝島社,p3520145

2014年6月25日水曜日

リハ栄養フォーラム東京:9月20日

横浜市大センター病院の若林です。 9月20日(土)に日本教育会館・一ツ橋ホールでリハ栄養フォーラム東京が開催されます。

https://seminar.admin83.jp/forum2014/tokyo/ 

藤本篤士先生、嶋津さゆりさん、高橋浩平さん、私という講師陣です。 日本リハビリテーション栄養研究会の会員でなくても参加可能です。 リハ栄養に関心のある皆様のご参加の程よろしくお願い申し上げます。 参加申し込みは上記HPよりお願いいたします。

回復期リハにおけるリハと栄養を考える

回復期リハ病棟協会第23回研究大会in名古屋でのPTOTST委員会・栄養委員会合同企画「回復期リハビリテーションにおけるリハと栄養を考える」の機関誌に掲載された内容を、回復期リハ病棟協会のHPで見ることができます。

http://www.rehabili.jp/book/b2014_04/2014_04_19-22.pdf

私のほかに西岡さんと奥山さんの原稿があり、どちらも学習になります。多くの方に読んでいただければと思います。よろしくお願い申し上げます。

2014年6月15日日曜日

NHKラジオあさいちばん:認知症のリハビリと栄養

おはようございます。NHKラジオあさいちばんの健康ライフで放送されていた「認知症のリハビリと栄養」がHPで聞けるようになっていました。早起きできなかった方はよかったら認知症のリハ栄養について聞いてくださいね。

http://www.nhk.or.jp/r-asa/life.html

内容は以下の通りです。

認知症と軽度認知障害
認知症を予防するトレーニング
認知症を予防する栄養
認知症の進行を遅らせるリハビリ
認知症の栄養療法

2014年6月11日水曜日

EAT-10の日本語版作成と信頼性・妥当性の検証

EAT-10の日本語版作成と信頼性・妥当性の検証の論文が、雑誌「静脈経腸栄養」に掲載されました。 

若林秀隆、栢下淳:摂食嚥下障害スクリーニング質問紙票EAT-10の日本語版作成と信頼性・妥当性の検証.静脈経腸栄養29(3): 871-876, 2014

EAT-10日本語版は、以下のHPからダウンロード可能です。

www.maff.go.jp/j/shokusan/seizo/kaigo/pdf/eat-10.pdf

日本語訳がこなれていないのは順翻訳、逆翻訳などを繰り返した結果です…。信頼性・妥当性を検証しましたので、臨床だけでなく臨床研究でもEAT-10の使用が可能だと考えます。老嚥から軽度の嚥下障害のスクリーニングに活用していただければと思います。

抄録
【目的】摂食嚥下障害スクリーニング質問紙票であるEAT-10の日本語版を作成し、信頼性・妥当性を検証する。
【対象及び方法】EAT-10英語版の順翻訳、逆翻訳、英語原版と逆翻訳の整合性の検討を行い、EAT-10日本語版を作成した。次に摂食嚥下障害もしくは摂食嚥下障害疑いの要介護高齢者393人を対象にEAT-10日本語版を実施した。信頼性を内的整合性であるクロンバッハのα係数で、妥当性を臨床的重症度分類とスペアマンの順位相関係数でそれぞれ検討した。
【結果】EAT-10日本語版を実施できたのは237人(60%)であった。クロンバッハのα係数は0.946であった。EAT-10を実施できない場合、摂食嚥下障害と誤嚥を有意に多く認めた。EAT-10と臨床的重症度分類に有意な負の相関(r=-0.530、p=0.001)を認めた。EAT-10で3点以上の場合、誤嚥の感度0.758、特異度0.749であった。
【結論】EAT-10日本語版の信頼性・妥当性が検証された。EAT-10日本語版は、摂食嚥下障害スクリーニングに有用な質問紙票である。

2014年6月9日月曜日

こんなときどうする?リハビリテーション臨床現場のモヤモヤ解決!

上月正博編著、こんなときどうする?リハビリテーション臨床現場のモヤモヤ解決!、医歯薬出版という書籍が出ました。上月先生のコラムが熱くていいですね。辻先生のがんリハ確立に向けた方策は、リハ栄養に活用できそうです。 

http://www.ishiyaku.co.jp/search/details.aspx?bookcode=218710

以下、辻先生の原稿の引用です。1つの医療分野を確立するためには、研究を推進し、それに裏付けられたガイドラインを作成し、そして、そのガイドラインに基づいた臨床研修を実施し、専門的スタッフを育成することで医療の質を担保し、そのうえで医療を実践することが必要です。

リハ栄養を確立するためには、まずは研究推進が必要です。多くの方にリハ栄養の研究を実施していただきたいです。いずれリハ栄養のガイドラインを作りたいですが、リハ栄養の研究成果がある程度出てこないと難しいですね。リハ栄養に関心のある皆様のご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

目次
I章 リハビリテーション運営編
 1 スタッフ募集がうまくいかない(下堂薗 恵)
 2 スタッフが定着しない(浅見豊子)
 3 リハビリテーション患者さんの意欲が乏しい(上出杏里,粳間 剛,安保雅博)
 4 スタッフ・療法士がついてこない(白倉賢二)
 5 設備・備品が乏しい(小山照幸)
 6 リハビリテーション科の経営を改善したい(藤島一郎)
 7 忙しいリハビリテーション医の業務を効率化させるには(石田健司)
 8 家庭との両立が難しい(大串 幹)
 9 (研修医の)リハビリテーション科希望者が少ない〔大森まいこ(松本真以子)〕
 10 リハビリテーションマインドを育てたい(万歳登茂子)
 11 コミュニケーションがうまくいかない(出江紳一)
 12 病院の接遇を改善したい―病院は医療で患者さんをもてなす現場(細野高志)
 13 病院のアメニティをよくしたい(近藤国嗣)
 14 患者さんの希望を断るときに上手に対応したい(坂田佳子)
 15 後遺症やリハビリテーションの終了を適切に説明したい(渡邉裕志)
II章 他科・他院交渉編
 1 他科医とうまくいかない(上月正博)
 2 他科との連携をよくしたい(森原 徹,長谷 斉・他)
 3 円満に転科したい(木村浩彰)
 4 大学病院とうまく連携したい(小山 聡,進藤順哉,丸山純一)
 5 ブログを設けたい(若林秀隆)
 6 リハビリテーション医仲間をつくりたい(道免和久)
III章 リハビリテーション形態変更編
 1 大学内に回復期リハビリテーション病棟を開設したい(今井晋二)
 2 リハビリテーション病院・リハビリテーション施設を新設したい(武居光雄)
 3 地域にリハビリテーションを根づかせたい(畑野栄治)
 4 急性期リハビリテーション病院に勤める準備をしたい(長谷川千恵子, 生駒一憲)
 5 回復期リハビリテーション病棟に勤める準備をしたい(小川美歌)
 6 リハビリテーション病院を併設したい(竹川節男)
 7 在宅ケアを中心に開業したい(森 英二)
 8 老健の管理医( 施設長) への就任を要請されたら(小林恒三郎)
 9 ビルでリハビリテーション科を開業したい(竜江哲培)
IV章 スキルアップ編
 1 リハビリテーション科専門医・リハビリテーション認定医になりたい(菊地尚久)
 2 運動器リハビリテーションを勉強したい(千田益生)
 3 心大血管リハビリテーションを勉強したい(牧田 茂)
 4 呼吸器リハビリテーションを勉強したい(前野 崇)
 5 内部障害リハビリテーションを勉強したい(伊藤 修)
 6 がんのリハビリテーションを勉強したい(辻 哲也)
 7 脳血管疾患等リハビリテーションを勉強したい(千葉春子, 生駒一憲)
 8 小児リハビリテーションを勉強したい(芳賀信彦)
 9 摂食・嚥下リハビリテーションを勉強したい(馬場 尊)
 10 社会(支援)制度に精通したい(高岡 徹)
 11 患者さんのデータ管理をうまくしたい(近藤克則)
 12 研究テーマをうまくみつけたい(赤居正美)

 Column
  こんなリハ医は嫌われる―15 の条件(上月正博)
  一緒にやりたいこんなドクター“いいドクター,困ったドクター”~療法士より(高橋哲也)
  現場でのマナー(上月正博)
  ご意見番窓口からのメッセージ(上月正博)
  患者さんから暴力・暴言などを受けた場合(上月正博)
  リハ, リハ医, リハ専門医, リハ認定医は一心同体か(上月正博)
  リハを包括的に本当に行っているか(上月正博)
  リハ医がもっと幸せになるには(上月正博)
  生活の質をみているか(上月正博)
  生命予後を延ばすことを考えているか(上月正博)
  内科医へリハ科・日本リハ医学会への参入を呼び掛けるメッセージ(上月正博)
  整形外科医からリハ医に転向して思うこと(芳賀信彦)
  内科からリハ科に移った体験談―なぜ私はリハを専門とするようになったか(牧田 茂)
  神経内科からリハビリテーション科へ(生駒一憲)
  内科からリハ科に移った医師の体験談(伊藤 修)
  心臓外科からリハ科に転向した医師のひとり言(小松恒弘)
  日本の医療・リハが世界をリードする―欧米医療モデルはもはや見本にならない!(上月正博)