今日は、播摩早苗著、目からウロコのコーチング―なぜ、あの人には部下がついてくるのか?、PHP文庫を紹介します。アマゾンでは中古品を50円前後で入手できるようです。
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目からウロコとタイトルにありますが、目新しいコーチングの書籍というよりは、コーチングの基本~初級者向けの比較的わかりやすい書籍だと思います。ビジネスコーチングの視点が多いですが、銀座No1ホステスに見るコーチングという視点もあります。
モテる男性、女性になるには、外見を磨くよりコーチングの心構えとスキルを身につけて実践したほうがよいかもしれません。でも個人的には、銀座のクラブに行ってコーチングを学ぶ気にはあまりなりません(笑)。
コーチングスキルにはさまざまなものがありますが、私はよく「コーチングは質問して、聴いて、受け入れるだけ。ただそれだけ」と第3章のはじめにあります。この3つのスキルを持っていればコーチングはある程度機能するそうです。それだけ、適切な質問ができない、聴けない、受け入れられない人が多いのかもしれません。私も他人事ではありませんが。
ただ、これらのスキルだけ身につけてもコーチングの心構え(人間には無限の可能性がある、答えは相手の中にある、答えを見つけるパートナーになる、唯一絶対の正解はない、相手を信じる、受け入れる、共感する)がなければ、相手を操作するだけのテクニックになってしまい、コーチングにはなりません。
コーチングの基本を理解するにはよい書籍だと思います。ただ、ティーチングとの使い分けに関してはあまり書かれていませんので、現場で活用する際にはその点の留意は必要だと感じています。
目次
1. コーチングとは何か
2. 部下をのばすコーチング
3. 聴くことと受け入れること
4. 承認(褒めることと叱ること)
5. Iメッセージの力
6. 聴くことと信じる能力
7. コミュニケーションから生まれるエネルギー
8. ページングはコミュニケーションの入り口
9. コーチングを妨げているもの
10. 達成目標のビジュアライズ
11. 質問をクリエイトする
12. コーチングにおけるアドバイス
13. エネルギーロスを自覚する
14. コーチングのストラクチャ
15. 相手を人生の主人公にする
2010年10月25日月曜日
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