サルコペニアがICD-10に含まれることが決まったようです。10月1日からM62.84で「その他の明示された筋障害」の中に含まれます。ガイドラインも日本で作成中ですし、2年後の診療報酬改定に病名として含まれることが期待されます。
http://www.frailty-sarcopenia.com/sarcopenia%20ICD%2010%20press%20release.pdf
2016年4月30日土曜日
2014年12月24日水曜日
ためしてガッテン「肺炎糖尿病に勝つ!筋トレで免疫力UP技」
9月17日に放送された、ためしてガッテン「肺炎糖尿病に勝つ!筋トレで免疫力UP技」ですが、1月5日(月)10時5分から再放送されます。前回見逃した方は録画などで見ていただけると嬉しいです。サルコペニアについて私が紹介しています。よろしくお願い申し上げます。
http://www9.nhk.or.jp/gatten/archives/P20140917.html
http://www9.nhk.or.jp/gatten/archives/P20140917.html
2014年5月16日金曜日
日本サルコペニア・フレイル研究会
日本サルコペニア・フレイル研究会のホームページができました。会員募集中です。
http://jssf.umin.jp/index.html
10月19日に第1回研究発表会が東京で開催されます。私は参加するつもりでしたが、どうしてもお断りできない講演依頼があったため、欠席いたします。 すでにプログラムも研究発表会HPに掲載されています。多くの方にご参加いただければと思います。よろしくお願い申し上げます。
http://jssf1.umin.jp/
http://jssf.umin.jp/index.html
10月19日に第1回研究発表会が東京で開催されます。私は参加するつもりでしたが、どうしてもお断りできない講演依頼があったため、欠席いたします。 すでにプログラムも研究発表会HPに掲載されています。多くの方にご参加いただければと思います。よろしくお願い申し上げます。
http://jssf1.umin.jp/
2014年4月27日日曜日
第1回日本サルコペニア・悪液質・消耗性疾患研究会報告
第1回日本サルコペニア・悪液質・消耗性疾患研究会が4月26日に学士会館で開催されました。第1回はクローズな会でしたし、まだ研究会HPなどありませんので、少し紹介させていただきます。プログラムは以下の通りでした。
開会の辞:城谷典保先生(日本サルコペニア・悪液質・消耗性疾患研究会代表世話人)
昨年8月の発起人会から今日までの経緯を紹介が主でした。第2回は早ければ11~12月に東京で開催予定です。次回はオープン参加になります。
演題1:老年医学におけるサルコペニア研究の現状
鈴木隆雄先生(国立長寿医療研究センター研究所)
地域在宅高齢者のフレイルとサルコペニアに関する研究成果の紹介が主でした。歩行速度は死亡率、要介護などの強力な予後因子であるため、歩行速度をサルコペニアの診断基準に入れるのはよくないのではという考え方は参考になりました。
サルコペニアの定義にはまだ混乱があります。加齢による筋肉量減少のみをサルコペニアとすべきだという方と、EWGSOPのコンセンサス論文通り、歩行速度と握力が正常であれば筋肉量を測定しなくてもサルコペニアではないという方がいます。
AWGS(Asian Working Group for Sarcopenia)の会議は今度6月に台湾?で開催されるそうです。アジアにおけるサルコペニアは以下の日本語HPが参考になります。
http://www.wiley.co.jp/blog/health/?p=3596
演題2:高齢者の食力から考え る虚弱・サルコペニア予防
飯島勝矢先生(東京大学高齢社会総合研究機構)
柏プロジェクトの紹介が主でした。食力の5本柱は栄養、身体、口腔・嚥下、多病・薬剤、社会・生活・精神・心理・認知とのことです。オーラルフレイルという言葉も作り、口腔、医科歯科連携の重要性をとても強調していました。
筋肉量測定に検査機器を用いないでサルコペニアを判定する方法として、指輪っかテストの紹介がありました。両手で下腿の最も太いところを囲めるかどうかという簡単なテストで、囲めない、ちょうど、余るの3つに分類します。
指輪っかテスト:両手で下腿の最も太いところを囲めなければサルコペニアなし、ちょうど囲める場合には前サルコペニア、囲めて両手と下腿の間にスペースができる場合にはサルコペニアと判断します。これはとても簡単でよいと思いました。
もう1つ、年齢、握力、下腿周囲長の3項目でサルコペニアの可能性を評価する簡易スクリーニングの紹介がありました。こちらは下記ブログをご参照ください。
http://rehabnutrition.blogspot.jp/2014/01/blog-post_579.html
演題3:悪液質のトランスレーショナルリサーチ‐7th Cachexia Conferenceハイライトを中心に‐
乾明夫先生(鹿児島大学大学院医歯学総合研究科心身内科学分野)
前半は悪液質のメカニズムと対応の紹介、後半は昨年12月に乾先生が大会長で開催された7th Cachexia Conferenceのハイライトの紹介が主でした。
悪液質のメカニズムに関しては書籍「悪液質とサルコペニア」で網谷先生、乾先生が執筆して下さった項目「悪液質のメカニズム」が日本語でわかりやすいと思います。宣伝ですが(笑)読んでいただけると嬉しいです。
http://www.ishiyaku.co.jp/search/details_1.aspx?cid=1&bookcode=214410
7th Cachexia Conferenceのハイライトは、Highlights from the 7th Cachexia Conferenceの論文を読んでいただければわかると思います。下記HPで全文読めます。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3953317/
以下、感想です。日本サルコペニア・悪液質・消耗性疾患研究会が立ち上がったことは素晴らしいと思います。欧米に比べ10年以上は遅れている領域だと感じますが、追いつく取り組みが始まりました。私も世話人ですので頑張らないとですね。
研究者の講演3つでしたが、臨床研究者もしくは臨床家の講演も次回はあるとよりディスカッションが深まるのではと感じました。研究のサルコペニアと臨床のサルコペニアにはまだまだ壁があります。
http://rehabnutrition.blogspot.jp/2012/01/blog-post.html
老年医学の先生の講演でしたのでフレイルの早期発見、予防、治療が主なテーマになるのは当然です。ただ障害になった後の対応がケアのみというのは、リハ医として残念に感じました。リハ栄養で臨床、研究をもっと進めないといけませんね。
飯島先生の講演で口腔、嚥下、歯科との連携をとても重視していたことが、最も印象的でした。医科からこれだけの熱いラブコールが歯科に送られていることを、多くの歯科関係者に知ってほしいと感じました。
最後に昨日時点での役員を紹介させていただきます。私以外すごいメンバーです。
代表世話人:城谷典保、世話人:蘆野吉和、石渡一夫、乾明夫、葛谷雅文、東口髙志、福田能啓、福山直人、丸山道生、若林秀隆
開会の辞:城谷典保先生(日本サルコペニア・悪液質・消耗性疾患研究会代表世話人)
昨年8月の発起人会から今日までの経緯を紹介が主でした。第2回は早ければ11~12月に東京で開催予定です。次回はオープン参加になります。
演題1:老年医学におけるサルコペニア研究の現状
鈴木隆雄先生(国立長寿医療研究センター研究所)
地域在宅高齢者のフレイルとサルコペニアに関する研究成果の紹介が主でした。歩行速度は死亡率、要介護などの強力な予後因子であるため、歩行速度をサルコペニアの診断基準に入れるのはよくないのではという考え方は参考になりました。
サルコペニアの定義にはまだ混乱があります。加齢による筋肉量減少のみをサルコペニアとすべきだという方と、EWGSOPのコンセンサス論文通り、歩行速度と握力が正常であれば筋肉量を測定しなくてもサルコペニアではないという方がいます。
AWGS(Asian Working Group for Sarcopenia)の会議は今度6月に台湾?で開催されるそうです。アジアにおけるサルコペニアは以下の日本語HPが参考になります。
http://www.wiley.co.jp/blog/health/?p=3596
演題2:高齢者の食力から考え
飯島勝矢先生(東京大学高齢社会総合研究機構)
柏プロジェクトの紹介が主でした。食力の5本柱は栄養、身体、口腔・嚥下、多病・薬剤、社会・生活・精神・心理・認知とのことです。オーラルフレイルという言葉も作り、口腔、医科歯科連携の重要性をとても強調していました。
筋肉量測定に検査機器を用いないでサルコペニアを判定する方法として、指輪っかテストの紹介がありました。両手で下腿の最も太いところを囲めるかどうかという簡単なテストで、囲めない、ちょうど、余るの3つに分類します。
指輪っかテスト:両手で下腿の最も太いところを囲めなければサルコペニアなし、ちょうど囲める場合には前サルコペニア、囲めて両手と下腿の間にスペースができる場合にはサルコペニアと判断します。これはとても簡単でよいと思いました。
もう1つ、年齢、握力、下腿周囲長の3項目でサルコペニアの可能性を評価する簡易スクリーニングの紹介がありました。こちらは下記ブログをご参照ください。
http://rehabnutrition.blogspot.jp/2014/01/blog-post_579.html
演題3:悪液質のトランスレーショナルリサーチ‐7th Cachexia Conferenceハイライトを中心に‐
乾明夫先生(鹿児島大学大学院医歯学総合研究科心身内科学分野)
前半は悪液質のメカニズムと対応の紹介、後半は昨年12月に乾先生が大会長で開催された7th Cachexia Conferenceのハイライトの紹介が主でした。
悪液質のメカニズムに関しては書籍「悪液質とサルコペニア」で網谷先生、乾先生が執筆して下さった項目「悪液質のメカニズム」が日本語でわかりやすいと思います。宣伝ですが(笑)読んでいただけると嬉しいです。
http://www.ishiyaku.co.jp/search/details_1.aspx?cid=1&bookcode=214410
7th Cachexia Conferenceのハイライトは、Highlights from the 7th Cachexia Conferenceの論文を読んでいただければわかると思います。下記HPで全文読めます。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3953317/
以下、感想です。日本サルコペニア・悪液質・消耗性疾患研究会が立ち上がったことは素晴らしいと思います。欧米に比べ10年以上は遅れている領域だと感じますが、追いつく取り組みが始まりました。私も世話人ですので頑張らないとですね。
研究者の講演3つでしたが、臨床研究者もしくは臨床家の講演も次回はあるとよりディスカッションが深まるのではと感じました。研究のサルコペニアと臨床のサルコペニアにはまだまだ壁があります。
http://rehabnutrition.blogspot.jp/2012/01/blog-post.html
老年医学の先生の講演でしたのでフレイルの早期発見、予防、治療が主なテーマになるのは当然です。ただ障害になった後の対応がケアのみというのは、リハ医として残念に感じました。リハ栄養で臨床、研究をもっと進めないといけませんね。
飯島先生の講演で口腔、嚥下、歯科との連携をとても重視していたことが、最も印象的でした。医科からこれだけの熱いラブコールが歯科に送られていることを、多くの歯科関係者に知ってほしいと感じました。
最後に昨日時点での役員を紹介させていただきます。私以外すごいメンバーです。
代表世話人:城谷典保、世話人:蘆野吉和、石渡一夫、乾明夫、葛谷雅文、東口髙志、福田能啓、福山直人、丸山道生、若林秀隆
2014年1月23日木曜日
第6 回在宅介護事情調査
日清オイリオグループの第6回在宅介護事情調査に今回、協力させていただきました。
要支援・要介護者の92%に筋力の衰え:自発的に身体を動かしている人は33%と少数~急がれるサルコペニア対策 効率のよい栄養補給も必要~
http://www.nisshin-oillio.com/company/news/archive/2014/20140122_092917.shtml
調査の対象は、60 歳以上の要支援・要介護者の在宅介護に携わっている介護従事者(訪問介護員・介護福祉士)100 名です。以下、上記HPからの引用です。興味のある方はぜひすべての結果をご覧下さい。
サルコペニアの認知度ですが、「サルコペニア」について、言葉の意味まで理解している介護従事者はわずか19%、肥満により筋肉量が減少している「サルコペニア肥満」については13%と更に少なく、介護従事者であっても、「サルコペニア」の概念が広く浸透していない現状が明らかになりました。
以下、私のコメントの引用です。
92%の介護従事者が要支援・要介護者の筋力の衰えを感じていることより、要支援・要介護者のサルコペニア対策は重要な課題といえます。しかし、サルコペニアとサルコペニア肥満の認知度が低いことより、筋力の衰えの原因が加齢、活動(身体活動量低下による廃用性筋萎縮)、栄養(エネルギー摂取不足による飢餓)、疾患(急性炎症・侵襲、慢性炎症・悪液質、神経筋疾患など)であるということも、あまり認識されていないと思われます。サルコペニアという言葉、意味、考え方の重要性を、介護従事者にも広めなければいけません。
サルコペニア対策として、最も重要なのは運動(筋力トレーニング、有酸素運動)と栄養(十分なエネルギーとたんぱく質摂取)の併用です。運動面では、ご家族やヘルパーの助言があれば身体を動かしているという方が最も多いので、適切な運動のアドバイスを実際に現場で行うことが大切です。栄養面では、エネルギーとたんぱく質が多い補助食品の利用が簡単で効果的ですので、より多くの介護従事者に現場でアドバイスしていただきたいと考えます。
要支援・要介護者の92%に筋力の衰え:自発的に身体を動かしている人は33%と少数~急がれるサルコペニア対策 効率のよい栄養補給も必要~
http://www.nisshin-oillio.com/company/news/archive/2014/20140122_092917.shtml
調査の対象は、60 歳以上の要支援・要介護者の在宅介護に携わっている介護従事者(訪問介護員・介護福祉士)100 名です。以下、上記HPからの引用です。興味のある方はぜひすべての結果をご覧下さい。
サルコペニアの認知度ですが、「サルコペニア」について、言葉の意味まで理解している介護従事者はわずか19%、肥満により筋肉量が減少している「サルコペニア肥満」については13%と更に少なく、介護従事者であっても、「サルコペニア」の概念が広く浸透していない現状が明らかになりました。
以下、私のコメントの引用です。
92%の介護従事者が要支援・要介護者の筋力の衰えを感じていることより、要支援・要介護者のサルコペニア対策は重要な課題といえます。しかし、サルコペニアとサルコペニア肥満の認知度が低いことより、筋力の衰えの原因が加齢、活動(身体活動量低下による廃用性筋萎縮)、栄養(エネルギー摂取不足による飢餓)、疾患(急性炎症・侵襲、慢性炎症・悪液質、神経筋疾患など)であるということも、あまり認識されていないと思われます。サルコペニアという言葉、意味、考え方の重要性を、介護従事者にも広めなければいけません。
サルコペニア対策として、最も重要なのは運動(筋力トレーニング、有酸素運動)と栄養(十分なエネルギーとたんぱく質摂取)の併用です。運動面では、ご家族やヘルパーの助言があれば身体を動かしているという方が最も多いので、適切な運動のアドバイスを実際に現場で行うことが大切です。栄養面では、エネルギーとたんぱく質が多い補助食品の利用が簡単で効果的ですので、より多くの介護従事者に現場でアドバイスしていただきたいと考えます。
2014年1月18日土曜日
サルコペニアと死亡リスク
最近、サルコペニアが心血管死亡や全原因死亡のリスクという論文がいくつかありましたので、論文つぶやきをまとめておきます。高齢者・健常者の報告もありますが、がん、重症疾患・ICU、肝疾患での報告が多いですね。
これだけサルコペニアと死亡リスクに関連があると、サルコペニア(二次性で低栄養、廃用、悪液質も含む)の早期発見や予防、治療が重要です。そのためにも早く臨床でも研究でも容易に使える診断基準ができてほしいですね。
<高齢者・健常者>
高齢者では筋肉量が少ないほど心血管死亡、全死亡が高くなるという報告です。BMIと死亡率との関係はUカーブですが、筋肉量と死亡率の関係は直線的のようですので、リスクの高い高齢者ではサルコペニアの評価が重要と結論づけています。
http://www.sciencedirect.com/science/articl/pii/S0939475313003104
男性のサルコペニアとサルコペニア肥満が心血管死亡と全原因死亡に関連するという報告です。サルコペニアと糖尿病や高血圧に関連を認めることが、心血管死亡リスクの要因かもしれません。http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24428349
<重症疾患・ICU>
人工呼吸器管理を要する重症疾患患者では、骨格筋量(腹部CTのL3レベルの筋肉量で評価)が少ないと死亡率が高いという報告です。今回の研究ではBMI高値は関連しなかったので、サルコペニアが死亡リスクを高めるようです。
http://ccforum.com/content/pdf/cc3189.pdf
外傷後でICUに入室した高齢者でL3レベル腹部CTで筋肉量を評価した論文です。71%にサルコペニアを認め、筋肉量減少は独立して死亡率、人工呼吸器のない期間、ICU在院日数に関連していました。BMIとアルブミン値は関連を認めませんでしたhttp://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24050662
<がん>
進行がん患者のL3椎体レベルの筋肉濃度の低下は、高齢、低筋肉量、高脂肪量、92日以内の死亡と関連していたという報告です。治療目的の腹部CTを使用して筋肉量や筋肉濃度からサルコペニアを評価する論文が増えていますね。
http://www.jfrailtyaging.com/all-issues.htm?article=153
根治的膀胱切除術の合併症と生命予後にサルコペニアが関連するかを後ろ向きコホートで調査した報告です。サルコペニアの有無はCTの大腰筋面積で計算して決めて、男性では関連なし、女性では関連ありという結果でした。http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24423437
<肝疾患>
生体肝移植患者でサルコペニアは死亡率と敗血症の独立した危険因子であるという報告です。サルコペニアの判断は、腹部CTのL3尾側の大腰筋筋肉量が健常ドナーの5パーセンタイル以下の場合としています。http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24357065
肝移植術を受けた成人患者におけるサルコペニアと重症感染症の関連をみた報告です。サルコペニアはやはりCTで大腰筋面積で評価しています。大腰筋面積が小さいと重症感染症と死亡のリスクが独立して高いという結果でした。
http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/lt23752/abstract
肝臓悪性疾患に対する動脈内治療の予後に対するサルコペニアの影響をみた論文です。CTの大腰筋面積が下位1/4の場合にサルコペニアとしています。多変量解析でもサルコペニアは独立して死亡率と有意な関連を認めました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24065364
サルコペニアは、肝硬変+肝細胞がん患者の30%に認め、独立した死亡の予測因子であるという研究です。ステージ分類とほぼ同様のオッズ比でした。悪液質などによる二次性サルコペニアといえますね。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23751844
これだけサルコペニアと死亡リスクに関連があると、サルコペニア(二次性で低栄養、廃用、悪液質も含む)の早期発見や予防、治療が重要です。そのためにも早く臨床でも研究でも容易に使える診断基準ができてほしいですね。
<高齢者・健常者>
高齢者では筋肉量が少ないほど心血管死亡、全死亡が高くなるという報告です。BMIと死亡率との関係はUカーブですが、筋肉量と死亡率の関係は直線的のようですので、リスクの高い高齢者ではサルコペニアの評価が重要と結論づけています。
http://www.sciencedirect.com/science/articl/pii/S0939475313003104
男性のサルコペニアとサルコペニア肥満が心血管死亡と全原因死亡に関連するという報告です。サルコペニアと糖尿病や高血圧に関連を認めることが、心血管死亡リスクの要因かもしれません。http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24428349
<重症疾患・ICU>
人工呼吸器管理を要する重症疾患患者では、骨格筋量(腹部CTのL3レベルの筋肉量で評価)が少ないと死亡率が高いという報告です。今回の研究ではBMI高値は関連しなかったので、サルコペニアが死亡リスクを高めるようです。
http://ccforum.com/content/pdf/cc3189.pdf
外傷後でICUに入室した高齢者でL3レベル腹部CTで筋肉量を評価した論文です。71%にサルコペニアを認め、筋肉量減少は独立して死亡率、人工呼吸器のない期間、ICU在院日数に関連していました。BMIとアルブミン値は関連を認めませんでしたhttp://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24050662
<がん>
進行がん患者のL3椎体レベルの筋肉濃度の低下は、高齢、低筋肉量、高脂肪量、92日以内の死亡と関連していたという報告です。治療目的の腹部CTを使用して筋肉量や筋肉濃度からサルコペニアを評価する論文が増えていますね。
http://www.jfrailtyaging.com/all-issues.htm?article=153
根治的膀胱切除術の合併症と生命予後にサルコペニアが関連するかを後ろ向きコホートで調査した報告です。サルコペニアの有無はCTの大腰筋面積で計算して決めて、男性では関連なし、女性では関連ありという結果でした。http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24423437
<肝疾患>
生体肝移植患者でサルコペニアは死亡率と敗血症の独立した危険因子であるという報告です。サルコペニアの判断は、腹部CTのL3尾側の大腰筋筋肉量が健常ドナーの5パーセンタイル以下の場合としています。http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24357065
肝移植術を受けた成人患者におけるサルコペニアと重症感染症の関連をみた報告です。サルコペニアはやはりCTで大腰筋面積で評価しています。大腰筋面積が小さいと重症感染症と死亡のリスクが独立して高いという結果でした。
http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/lt23752/abstract
肝臓悪性疾患に対する動脈内治療の予後に対するサルコペニアの影響をみた論文です。CTの大腰筋面積が下位1/4の場合にサルコペニアとしています。多変量解析でもサルコペニアは独立して死亡率と有意な関連を認めました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24065364
サルコペニアは、肝硬変+肝細胞がん患者の30%に認め、独立した死亡の予測因子であるという研究です。ステージ分類とほぼ同様のオッズ比でした。悪液質などによる二次性サルコペニアといえますね。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23751844
2013年11月28日木曜日
NHKラジオ:ラジオあさいちばん
12月2日~6日までNHKのラジオあさいちばんの健康ライフに「要注意!サルコペニア(筋肉減少)のやせ・肥満」というテーマで出演します。朝5時37分~44分頃です。早起きできないという方は、番組HPからのポッドキャストも可能です。よかったら聞いてくださいね。
https://pid.nhk.or.jp/pid04/ProgramIntro/Show.do?pkey=702-20131202-05-70108
https://pid.nhk.or.jp/pid04/ProgramIntro/Show.do?pkey=702-20131202-05-70108
2013年11月7日木曜日
7th Cachexia Conference抄録
12月9-11日に神戸で7th Cachexia Conferenceが開催されます。
http://www.lms-events.com/19/
その抄録がJ Cachexia Sarcopenia Muscleに掲載されていました。下記HPで抄録集を全文見ることができます。
http://download.springer.com/static/pdf/941/art%253A10.1007%252Fs13539-013-0123-9.pdf?auth66=1383947904_2ac3d168a46b5f6c5797c045b5fcd7b9&ext=.pdf
全部で演題は100弱程度です。口腔・嚥下関連の発表は、熊本リハ病院の吉村先生(番号1-22)と私(番号1-21)だけのようです。ポスターも隣になっていました。吉村先生のような美しいポスターは作れませんが、頑張ります。
http://www.lms-events.com/19/
その抄録がJ Cachexia Sarcopenia Muscleに掲載されていました。下記HPで抄録集を全文見ることができます。
http://download.springer.com/static/pdf/941/art%253A10.1007%252Fs13539-013-0123-9.pdf?auth66=1383947904_2ac3d168a46b5f6c5797c045b5fcd7b9&ext=.pdf
全部で演題は100弱程度です。口腔・嚥下関連の発表は、熊本リハ病院の吉村先生(番号1-22)と私(番号1-21)だけのようです。ポスターも隣になっていました。吉村先生のような美しいポスターは作れませんが、頑張ります。
2013年10月31日木曜日
11月2日「ニュースなぜ太郎」
先週は台風で延期になりましたが、11月2日(土)の「ニュースなぜ太郎」でサルコペニア肥満の紹介をすることになりました。
初めての生放送出演でかなり緊張しますが、土曜日早起きできる方は見ていただければ嬉しいです。よろしくお願い申し上げます
http://www.tv-asahi.co.jp/nazetaro/
初めての生放送出演でかなり緊張しますが、土曜日早起きできる方は見ていただければ嬉しいです。よろしくお願い申し上げます
http://www.tv-asahi.co.jp/nazetaro/
2013年10月23日水曜日
ニュースなぜ太郎
「ニュースなぜ太郎」でのサルコペニア肥満の放送ですが、台風のため延期となりました。11月2日放送予定です。よろしくお願い申し上げます。
なかなかブログ更新できず申し訳ありません。毎日、原稿執筆、校正、講演準備、講演などに追われており、FacebookとTwitterまでしか手が回らない状況です。
今日はテレビ朝日の「ニュースなぜ太郎」の取材がありました。内容はもちろんサルコペニア肥満です。台風が来なければ26日(土)の朝6時~8時のどこかで放送されるはずですが、台風で翌週に延期になりそうな気がします。サルコペニア肥満に関心のある方はよかったら見てくださいね。よろしくお願い申し上げます。
http://www.tv-asahi.co.jp/nazetaro/
なかなかブログ更新できず申し訳ありません。毎日、原稿執筆、校正、講演準備、講演などに追われており、FacebookとTwitterまでしか手が回らない状況です。
今日はテレビ朝日の「ニュースなぜ太郎」の取材がありました。内容はもちろんサルコペニア肥満です。台風が来なければ26日(土)の朝6時~8時のどこかで放送されるはずですが、台風で翌週に延期になりそうな気がします。サルコペニア肥満に関心のある方はよかったら見てくださいね。よろしくお願い申し上げます。
http://www.tv-asahi.co.jp/nazetaro/
2013年9月2日月曜日
3種類のサルコペニア肥満
サルコペニアの話をするときは、その定義を狭義(加齢のみによる筋肉量低下)なのか、広義(加齢、活動、栄養、疾患による筋肉量低下、筋力低下、身体機能低下)なのかを明確にしないと、話がかみ合わなくなります。
サルコペニア肥満の話をするときも同様だと私は考えています。健常者、高齢者、障害者の3種類のサルコペニア肥満に分けて考えないと、話がかみ合わなくなります。
健常者(高齢者でも障害者でもない)の場合、加齢によるサルコペニアの影響は少なく、疾患によるサルコペニアの影響はありません。つまり、健常者のサルコペニア肥満の主な原因は、活動量・運動不足と栄養(高エネルギー・低蛋白食)ということになります。
高齢者(ADLは自立していてFrailty・虚弱を含む)の場合、加齢によるサルコペニアの影響が大きいです。活動、栄養、疾患によるサルコペニアの要素を認めることも認めないこともあります。おそらく活動量・運動不足と栄養(高エネルギー食)は合併しているでしょう。
障害者(高齢者だけでなく若年者も含みます)の場合、加齢によるサルコペニアの影響は認めることも認めないこともあります。活動、栄養、疾患によるサルコペニアの要素は、認めることが多いです。活動量・運動不足と栄養(高エネルギー食)もあるでしょう。
サルコペニア肥満の種類によって、研究者も変わってきます。健常者のサルコペニア肥満は体育科学、高齢者のサルコペニア肥満は老年科学、障害者のサルコペニア肥満はリハ栄養学となります。
サルコペニア肥満の診断基準は、健常者、高齢者、障害者とも同じものを使用することは可能だと考えます。そして、主な治療が運動(有酸素運動+筋トレ)と栄養(低エネルギー・高蛋白食)であることも同じでしょう。しかし、具体的な治療内容は対象によってやや異なります。
最近、マスコミで取り上げられる機会が増えつつあるのは、健常者のサルコペニア肥満です。もちろんこれを放置すると将来、Frailty・虚弱や障害に至る可能性がより高くなるため、その早期発見と対応は大事です。私も他人事ではありません(苦笑)。
しかし、より重篤なのは高齢者と障害者のサルコペニア肥満です。そして、障害者ではサルコペニア肥満より、やせのサルコペニアを認めることが多いのが現状です。サルコペニア肥満だけでなく、やせのサルコペニアにもより関心を持っていただけると個人的には嬉しいです。
サルコペニア肥満の話をするときも同様だと私は考えています。健常者、高齢者、障害者の3種類のサルコペニア肥満に分けて考えないと、話がかみ合わなくなります。
健常者(高齢者でも障害者でもない)の場合、加齢によるサルコペニアの影響は少なく、疾患によるサルコペニアの影響はありません。つまり、健常者のサルコペニア肥満の主な原因は、活動量・運動不足と栄養(高エネルギー・低蛋白食)ということになります。
高齢者(ADLは自立していてFrailty・虚弱を含む)の場合、加齢によるサルコペニアの影響が大きいです。活動、栄養、疾患によるサルコペニアの要素を認めることも認めないこともあります。おそらく活動量・運動不足と栄養(高エネルギー食)は合併しているでしょう。
障害者(高齢者だけでなく若年者も含みます)の場合、加齢によるサルコペニアの影響は認めることも認めないこともあります。活動、栄養、疾患によるサルコペニアの要素は、認めることが多いです。活動量・運動不足と栄養(高エネルギー食)もあるでしょう。
サルコペニア肥満の種類によって、研究者も変わってきます。健常者のサルコペニア肥満は体育科学、高齢者のサルコペニア肥満は老年科学、障害者のサルコペニア肥満はリハ栄養学となります。
サルコペニア肥満の診断基準は、健常者、高齢者、障害者とも同じものを使用することは可能だと考えます。そして、主な治療が運動(有酸素運動+筋トレ)と栄養(低エネルギー・高蛋白食)であることも同じでしょう。しかし、具体的な治療内容は対象によってやや異なります。
最近、マスコミで取り上げられる機会が増えつつあるのは、健常者のサルコペニア肥満です。もちろんこれを放置すると将来、Frailty・虚弱や障害に至る可能性がより高くなるため、その早期発見と対応は大事です。私も他人事ではありません(苦笑)。
しかし、より重篤なのは高齢者と障害者のサルコペニア肥満です。そして、障害者ではサルコペニア肥満より、やせのサルコペニアを認めることが多いのが現状です。サルコペニア肥満だけでなく、やせのサルコペニアにもより関心を持っていただけると個人的には嬉しいです。
2013年7月12日金曜日
「あさイチ」サルコペニア肥満
7月18日(木)のNHKテレビ「あさイチ」で、「40代から要注意!あなたの知らないサルコペニア肥満」の特集が放送されます。
http://www1.nhk.or.jp/asaichi/2013/07/18/01.html
サルコペニア肥満は徐々にマスコミで取り上げられる機会が増えていますが、ロコモに比べると認知度はまだまだ低いのが現状だと感じています。肥満のないサルコペニアのほうが医療現場ではより問題ですが、健常者ではサルコペニア肥満のほうがむしろ問題なのかもしれません。
筑波大学の久野先生の取り組み紹介がメインのようです。今回は私のところにも取材があり、少しだけ放送されるのではと思っています。番組の時間帯的に、実際には仕事で見ることが難しそうですが、サルコペニア肥満に関心のある方はよかったら見ていただければと思います。
以下、上記HPからの引用です。
高血圧になるリスクは2倍。糖尿病につながるリスクは18倍。さらに、転倒、骨折、寝たきりになる危険性も格段に高まるという、あるタイプの肥満をご存じですか。それは、「サルコペニア肥満」です。加齢による筋肉の減少(サルコペニア=加齢性筋肉減少症)と肥満が合体した状態で、2つの危険要因が、さまざまな病気のリスクをもたらします。筋肉は、20代をピークに40代以降は年1パーセントの割合で減少していくため、特に40代からは注意が必要です。最近の研究では、40代以降で、サルコペニア肥満、もしくはその予備軍が4人に1人とも言われています。さらにこの肥満の最大の難点は、気づかぬうちに進行してしまうことです。筋肉は徐々に落ちるので、自覚症状が乏しく、基礎代謝が落ちているのにもかかわらず、これまでと変わらぬ食事をしていると、さらなる肥満を促進、生活習慣病のリスクを高めます。
サルコペニア肥満については、食事とウォーキングなどの有酸素運動、そして筋トレの三位一体で取り組むことが効果的です。中でも食事は、筋肉を作る必須アミノ酸「BCAA」を取り入れることが大切です。番組では、日常に潜む落とし穴から、今からでも間に合うサルコペニア肥満対策についてお伝えします。
http://www1.nhk.or.jp/asaichi/2013/07/18/01.html
サルコペニア肥満は徐々にマスコミで取り上げられる機会が増えていますが、ロコモに比べると認知度はまだまだ低いのが現状だと感じています。肥満のないサルコペニアのほうが医療現場ではより問題ですが、健常者ではサルコペニア肥満のほうがむしろ問題なのかもしれません。
筑波大学の久野先生の取り組み紹介がメインのようです。今回は私のところにも取材があり、少しだけ放送されるのではと思っています。番組の時間帯的に、実際には仕事で見ることが難しそうですが、サルコペニア肥満に関心のある方はよかったら見ていただければと思います。
以下、上記HPからの引用です。
高血圧になるリスクは2倍。糖尿病につながるリスクは18倍。さらに、転倒、骨折、寝たきりになる危険性も格段に高まるという、あるタイプの肥満をご存じですか。それは、「サルコペニア肥満」です。加齢による筋肉の減少(サルコペニア=加齢性筋肉減少症)と肥満が合体した状態で、2つの危険要因が、さまざまな病気のリスクをもたらします。筋肉は、20代をピークに40代以降は年1パーセントの割合で減少していくため、特に40代からは注意が必要です。最近の研究では、40代以降で、サルコペニア肥満、もしくはその予備軍が4人に1人とも言われています。さらにこの肥満の最大の難点は、気づかぬうちに進行してしまうことです。筋肉は徐々に落ちるので、自覚症状が乏しく、基礎代謝が落ちているのにもかかわらず、これまでと変わらぬ食事をしていると、さらなる肥満を促進、生活習慣病のリスクを高めます。
サルコペニア肥満については、食事とウォーキングなどの有酸素運動、そして筋トレの三位一体で取り組むことが効果的です。中でも食事は、筋肉を作る必須アミノ酸「BCAA」を取り入れることが大切です。番組では、日常に潜む落とし穴から、今からでも間に合うサルコペニア肥満対策についてお伝えします。
2013年6月29日土曜日
7th Cachexia Conference演題募集中
7th International Conference of the Society on Sarcopenia, Cachexia and Wasting Disorders (SCWD)が、12月9-11日に神戸で開催されます。
http://www.lms-events.com/19/index.php
プログラムが上記HPに掲載されていました。また、抄録締め切りは9月10日で、10月末に採択の結果がわかるそうです。発表はポスターで発表1-2分、討議2-3分のようです。抄録が採択されると参加費が400ユーロに安くなりますので、出そうかどうか検討中です。
プログラム(仮)
Monday 9 December 2013
12:15-13:15
Lunch seminar(s)
13:30-15.30
A - OPENING SESSION: Muscle Wasting – Assessment & Epidemiology
Welcome: Akio Inui, Stefan Anker
1. “Hippocrates” clinical science key note lecture:
Assessing muscle mass – brief history and state of the art.
Stephen Heymsfield (Baton Rouge, LA / USA)
(30 min)
2. Muscle mass and survival: the epidemiologic viewpoint
Kam Kalantar-Zadeh (Los Angeles, CA / USA)
(18 min)
3. Psychosocial effect of cachexia
Jane Hopkinson (Cardiff / UK)
(18 min)
4. Frailty: international consensus and its role in sarcopenia and cachexia
John E Morley (St. Louis, MO / USA)
(18 min)
5. The obesity paradox in 2013 – the stroke example
Wolfram Doehner (Berlin / GER)
(18 min)
15:30-16:00
Coffee break
16:00-17:45
B - PLENARY SESSION: Muscle Wasting – New Therapeutic Approaches
6. “Prometheus” basic science key note lecture:
Ghrelin – from discovery to therapy.
Dr. Masayasu Kojima (Kurume / Japan)
(30 min)
7. Targeting MIC-1/GDF1
Samuel Breit (Sydney / AUS)
(18 min)
8. Parabiosis and muscle stem cell biology
(18 min)
9. Muscle regeneration & miRNAs
Thomas Thum (Hannover / DE)
(18 min)
10. Repair of traumatic muscle damage
Steve Badylak (Pittsburgh, PA / USA)
(18 min)
18:00-19:15
Welcome reception (poster area)
Tuesday 10 December 2013
7:15-8:15
Morning symposia
8:30-10:00
C - Clinical track: Skeletal muscle mass & chronic illness
11. New methods to assess skeletal muscle mass changes
William Evans (Research Triangle Park, NC / USA)
(18 min)
12. The interface between fat and muscle in late life sarcopenia & cachexia
Tamara Harris (Bethesda, MD / USA)
(18 min)
13. Cachexia in CHF and COPD: similarities and differences
Annemie Schols (Maastricht / NL)
(18 min)
14. Respiratory muscles mass and function & COPD exacerbation
Mike Polkey (London / UK)
(18 min)
15. Muscle wasting, exercise and hip fracture
Maria Fiatarone Singh (Sydney / Australia)
(18 min)
16. Biomarkers for skeletal muscle wasting – international consensus
Matteo Cesari (Toulouse / France)
(18 min)
8:30-10:00
D - Basic track: from food intake to ghrelin and sarcopenia
17. Alterations in the Ghrelin/NPY axis in anorexia and cachexia.
Herbert Herzog (Sydney / Australia)
(18 min)
18. Etanercept for cachexia in rheumatoid arthritis: roles of gut hormones and leptin.
Chih-Yen Chen (Taipei / Taiwan)
(18 min)
19. The herbal medicine rikkunshito in cancer anorexia-cachexia: impact on survival and relationship to ghrelin signaling.
Dr. Akihiro Asakawa (Kagoshima / Japan)
(18 min)
20. Modulation of hunger and satiety peptide activity by plasma immunoglobulins
Serguei Fetissov (Rouen / France)
(18 min)
21. Sarcopenic obesity
Dr. Kyung Mook Choi (Seoul / Korea)
(18 min)
10:00-11:00
Coffee break and poster session 1 (10:10-10:50, i.e. 10 posters x 4 min)
11:00-12:30
E - Basic track: Muscle basic science
22. GWAS in sarcopenia and cachexia research – state of affaires in 2013
David Glass (Basel / SUI) - invited
(15 min)
23. The mitochondrial contribution to muscle atrophy in aging and disease
(15 min)
24. Ca dynamic and RYR receptors
Osvaldo Delbono (Winston-Salem, NC / USA) - invited
(15 min)
25. Proteolysis mechanisms – an update
Didier Attaix (Clermont-Ferrand / France)
(15 min)
26. Muscle and non-muscle tissue interactions in cachexia: the role of inflammation.
Josep Argiles (Barcelona / ESP)
(15 min)
27. Panel discussion “Perspectives of research”
Chairs and speakers
(15 min)
11:00-12:30
F - Clinical track: Oncology and cancer cachexia – ASCO joint session (???)
28. Impact of cancer cachexia on oncology outcomes and anticancer treatment.
Florian Strasser (St. Gallen / SUI)
(18 min)
29. Multi-modal therapy for a multimodal problem: the MENAC study
Ken Fearon (Edinburgh / UK)
(18 min)
30. Diagnostic criteria of cancer cachexia: a critical evaluation
Vickie Baracos (Edmonton / CAN)
(18 min)
31. Cardiovascular problems and autonomic dysfunction in cancer cachexia.
Jochen Springer (Berlin / GER)
(18 min)
32. Nutritional intervention in cancer cachexia
Nicolaas Deutz (College Station, TX / USA)
(18 min)
12:45-13:45
Lunch seminar(s)
14:00-15:30
G - Clinical Track: Drug treatment options and results update
33. SARMs
(15 min)
34. Growth hormone + IGF-I
(15 min)
35. Ghrelin
(15 min)
36. Targeting myostatin & activin receptors
(15 min)
37. Novel beta-blockers
Stefan Anker (Berlin / GER)
(15 min)
38. Panel discussion
Chairs, experts and speakers
(15 min)
14:00-15:30
H - JUDGES’ CHOICE:
Rapid fire basic science (10-15 abstracts)
(rapid oral presentations (6-9 mins depending on number); to be chosen from the submitted abstracts – they highlight selected posters and focus on key results & messages)
Presentations will be selected from submitted abstracts.
15:30-16:30
Coffee break and poster session 2 (15:40-16:20, i.e. 10 posters x 4 min)
16:30-18:00
I - Clinical science track: Late breaking clinical trial and biomarker research
(to be chosen from the submitted abstracts and specific requests)
Presentations will be selected from submitted LBT abstracts.
16:30-18:00
K Basic track: Metabolic syndrome, biomarkers and body wasting
39. Cachexia in chronic kidney disease
Robert Mak (La Jolla, CA / USA)
(18 min)
40. Muscle wasting in diabetes
Antonio Zorzano (Barcelona / ESP)
(18 min)
41. Diabetes mellitus and muscle wasting
Seok Won Park (Seoul / Korea)
(18 min)
42. New biomarkers for skeletal muscle wasting in chronic illness
Stephan von Haehling (Berlin / GER)
(18 min)
43. Brown fat in cachexia
Graham Robertson (Concord / AUS)
(18 min)
19:30
Conference dinner
Wednesday 11 December 2011
8:00-9:30
L - Young investigators Award Session – Clinical & Basic
(Finalists: 3 abstracts clinical / 3 abstracts basic)
Presentations will be selected from submitted abstract.
8:00-9:30
M - Clinical & basic track: Food intake, appetite and nutrition
44. Effects of melatonin on appetite and other symptoms in cancer cachexia
Egidio Del Fabbro (Richmond, VA / USA)
(18 min)
45. Screening questionnaires for malnutrition and sarcopenia
Ted Malmstrom (St. Louis, MO / USA)
(18 min)
46. Mechanisms of anorexia
Johan Ruud (Linköping, Sweden)
(18 min)
47. Anorexia and quality of life.
Alessandro Laviano (Rome / ITA)
(18 min)
48. Nutrition in drug trials – problems & opportunities
Juergen Bauer (Nuremberg / Germany)
(18 min)
9:30-10:30
Coffee break and poster session 3 (9:40-10:20, i.e. 10 x 4 min)
10:30-12:00
N - JUDGES’ CHOICE: Rapid fire clinical & nutrition science (10-15 abstracts)
(rapid oral presentations (6-9 mins depending on number); to be chosen from the submitted abstracts – they highlight selected posters and focus on key results & messages)
Remote monitoring of body weight, fluid status and physical activity: telemedicine for cachexia & sarcopenia?!
Friedrich Koehler (Berlin / Germany)
Presentations will be selected from submitted abstracts.
10:30-12:00
O - Basic track: Central mechanisms of cachexia
49. Rodent models of cachexia: predict power for clinical trials
Daniel Marks (Portland, OR / USA)
(18 min)
50. The role of the brain stem: autonomic dysfunction
Massimo Piepoli (Piacenza / ITA)
(18 min)
51. Central mechanisms of fatigue
(18 min)
52. Abnormal reflex systems in cachexia
Ewa Jankowska (Wroclaw / POL)
(18 min)
53. CNS contribution to muscle atrophy and the plasticity of motor units.
(18 min)
12:15-13:15
Lunch seminar(s)
13:30-15:00
P - PLENARY SESSION: Developing therapies for cachexia & sarcopenia
54. The role of blood based biomarkers for muscle wasting treatment trials
Marc Hellerstein (Berkeley, CA / USA) - invited
(15 min)
55. Why are so many companies studying inclusion body myositis?
(15 min)
56. What should usual care for nutrition be in cachexia trials?
Aminah Jatoi (Rochester, MI / USA)
(15 min)
57. What are approvable endpoints in cachexia & sarcopenia?
Stefan Anker (Berlin / GER)
(15 min)
58. The regulators comments – 1
Representative from FDA or EMA
(5 min)
59. The regulators comments - 2
Representative from regulators in Asia
(5 min)
60. Pannel discussion
Chairs, speaker, experts
(20 min)
15:00-15:30
Coffee break
15:30-16:30
Q - PLENARY SESSION: Highlights
Chaired by: V Baracos
K Kalantar-Zadeh
61. Basic Science
Denis Guttridge (Columbus, OH / USA)
(15 min)
62. Sarcopenia
Mitja Lainscak (Golnik / Slovenia)
(15 min)
63. Nutritional Therapies
Maurizio Muscaritoli (Rome / ITA) - invited
(15 min)
64. Treatment of cachexia
Andrew Coats (Melbourne / Australia)
(15 min)
Awards Ceremony
Poster Award
http://www.lms-events.com/19/index.php
プログラムが上記HPに掲載されていました。また、抄録締め切りは9月10日で、10月末に採択の結果がわかるそうです。発表はポスターで発表1-2分、討議2-3分のようです。抄録が採択されると参加費が400ユーロに安くなりますので、出そうかどうか検討中です。
プログラム(仮)
Monday 9 December 2013
12:15-13:15
Lunch seminar(s)
13:30-15.30
A - OPENING SESSION: Muscle Wasting – Assessment & Epidemiology
Welcome: Akio Inui, Stefan Anker
1. “Hippocrates” clinical science key note lecture:
Assessing muscle mass – brief history and state of the art.
Stephen Heymsfield (Baton Rouge, LA / USA)
(30 min)
2. Muscle mass and survival: the epidemiologic viewpoint
Kam Kalantar-Zadeh (Los Angeles, CA / USA)
(18 min)
3. Psychosocial effect of cachexia
Jane Hopkinson (Cardiff / UK)
(18 min)
4. Frailty: international consensus and its role in sarcopenia and cachexia
John E Morley (St. Louis, MO / USA)
(18 min)
5. The obesity paradox in 2013 – the stroke example
Wolfram Doehner (Berlin / GER)
(18 min)
15:30-16:00
Coffee break
16:00-17:45
B - PLENARY SESSION: Muscle Wasting – New Therapeutic Approaches
6. “Prometheus” basic science key note lecture:
Ghrelin – from discovery to therapy.
Dr. Masayasu Kojima (Kurume / Japan)
(30 min)
7. Targeting MIC-1/GDF1
Samuel Breit (Sydney / AUS)
(18 min)
8. Parabiosis and muscle stem cell biology
(18 min)
9. Muscle regeneration & miRNAs
Thomas Thum (Hannover / DE)
(18 min)
10. Repair of traumatic muscle damage
Steve Badylak (Pittsburgh, PA / USA)
(18 min)
18:00-19:15
Welcome reception (poster area)
Tuesday 10 December 2013
7:15-8:15
Morning symposia
8:30-10:00
C - Clinical track: Skeletal muscle mass & chronic illness
11. New methods to assess skeletal muscle mass changes
William Evans (Research Triangle Park, NC / USA)
(18 min)
12. The interface between fat and muscle in late life sarcopenia & cachexia
Tamara Harris (Bethesda, MD / USA)
(18 min)
13. Cachexia in CHF and COPD: similarities and differences
Annemie Schols (Maastricht / NL)
(18 min)
14. Respiratory muscles mass and function & COPD exacerbation
Mike Polkey (London / UK)
(18 min)
15. Muscle wasting, exercise and hip fracture
Maria Fiatarone Singh (Sydney / Australia)
(18 min)
16. Biomarkers for skeletal muscle wasting – international consensus
Matteo Cesari (Toulouse / France)
(18 min)
8:30-10:00
D - Basic track: from food intake to ghrelin and sarcopenia
17. Alterations in the Ghrelin/NPY axis in anorexia and cachexia.
Herbert Herzog (Sydney / Australia)
(18 min)
18. Etanercept for cachexia in rheumatoid arthritis: roles of gut hormones and leptin.
Chih-Yen Chen (Taipei / Taiwan)
(18 min)
19. The herbal medicine rikkunshito in cancer anorexia-cachexia: impact on survival and relationship to ghrelin signaling.
Dr. Akihiro Asakawa (Kagoshima / Japan)
(18 min)
20. Modulation of hunger and satiety peptide activity by plasma immunoglobulins
Serguei Fetissov (Rouen / France)
(18 min)
21. Sarcopenic obesity
Dr. Kyung Mook Choi (Seoul / Korea)
(18 min)
10:00-11:00
Coffee break and poster session 1 (10:10-10:50, i.e. 10 posters x 4 min)
11:00-12:30
E - Basic track: Muscle basic science
22. GWAS in sarcopenia and cachexia research – state of affaires in 2013
David Glass (Basel / SUI) - invited
(15 min)
23. The mitochondrial contribution to muscle atrophy in aging and disease
(15 min)
24. Ca dynamic and RYR receptors
Osvaldo Delbono (Winston-Salem, NC / USA) - invited
(15 min)
25. Proteolysis mechanisms – an update
Didier Attaix (Clermont-Ferrand / France)
(15 min)
26. Muscle and non-muscle tissue interactions in cachexia: the role of inflammation.
Josep Argiles (Barcelona / ESP)
(15 min)
27. Panel discussion “Perspectives of research”
Chairs and speakers
(15 min)
11:00-12:30
F - Clinical track: Oncology and cancer cachexia – ASCO joint session (???)
28. Impact of cancer cachexia on oncology outcomes and anticancer treatment.
Florian Strasser (St. Gallen / SUI)
(18 min)
29. Multi-modal therapy for a multimodal problem: the MENAC study
Ken Fearon (Edinburgh / UK)
(18 min)
30. Diagnostic criteria of cancer cachexia: a critical evaluation
Vickie Baracos (Edmonton / CAN)
(18 min)
31. Cardiovascular problems and autonomic dysfunction in cancer cachexia.
Jochen Springer (Berlin / GER)
(18 min)
32. Nutritional intervention in cancer cachexia
Nicolaas Deutz (College Station, TX / USA)
(18 min)
12:45-13:45
Lunch seminar(s)
14:00-15:30
G - Clinical Track: Drug treatment options and results update
33. SARMs
(15 min)
34. Growth hormone + IGF-I
(15 min)
35. Ghrelin
(15 min)
36. Targeting myostatin & activin receptors
(15 min)
37. Novel beta-blockers
Stefan Anker (Berlin / GER)
(15 min)
38. Panel discussion
Chairs, experts and speakers
(15 min)
14:00-15:30
H - JUDGES’ CHOICE:
Rapid fire basic science (10-15 abstracts)
(rapid oral presentations (6-9 mins depending on number); to be chosen from the submitted abstracts – they highlight selected posters and focus on key results & messages)
Presentations will be selected from submitted abstracts.
15:30-16:30
Coffee break and poster session 2 (15:40-16:20, i.e. 10 posters x 4 min)
16:30-18:00
I - Clinical science track: Late breaking clinical trial and biomarker research
(to be chosen from the submitted abstracts and specific requests)
Presentations will be selected from submitted LBT abstracts.
16:30-18:00
K Basic track: Metabolic syndrome, biomarkers and body wasting
39. Cachexia in chronic kidney disease
Robert Mak (La Jolla, CA / USA)
(18 min)
40. Muscle wasting in diabetes
Antonio Zorzano (Barcelona / ESP)
(18 min)
41. Diabetes mellitus and muscle wasting
Seok Won Park (Seoul / Korea)
(18 min)
42. New biomarkers for skeletal muscle wasting in chronic illness
Stephan von Haehling (Berlin / GER)
(18 min)
43. Brown fat in cachexia
Graham Robertson (Concord / AUS)
(18 min)
19:30
Conference dinner
Wednesday 11 December 2011
8:00-9:30
L - Young investigators Award Session – Clinical & Basic
(Finalists: 3 abstracts clinical / 3 abstracts basic)
Presentations will be selected from submitted abstract.
8:00-9:30
M - Clinical & basic track: Food intake, appetite and nutrition
44. Effects of melatonin on appetite and other symptoms in cancer cachexia
Egidio Del Fabbro (Richmond, VA / USA)
(18 min)
45. Screening questionnaires for malnutrition and sarcopenia
Ted Malmstrom (St. Louis, MO / USA)
(18 min)
46. Mechanisms of anorexia
Johan Ruud (Linköping, Sweden)
(18 min)
47. Anorexia and quality of life.
Alessandro Laviano (Rome / ITA)
(18 min)
48. Nutrition in drug trials – problems & opportunities
Juergen Bauer (Nuremberg / Germany)
(18 min)
9:30-10:30
Coffee break and poster session 3 (9:40-10:20, i.e. 10 x 4 min)
10:30-12:00
N - JUDGES’ CHOICE: Rapid fire clinical & nutrition science (10-15 abstracts)
(rapid oral presentations (6-9 mins depending on number); to be chosen from the submitted abstracts – they highlight selected posters and focus on key results & messages)
Remote monitoring of body weight, fluid status and physical activity: telemedicine for cachexia & sarcopenia?!
Friedrich Koehler (Berlin / Germany)
Presentations will be selected from submitted abstracts.
10:30-12:00
O - Basic track: Central mechanisms of cachexia
49. Rodent models of cachexia: predict power for clinical trials
Daniel Marks (Portland, OR / USA)
(18 min)
50. The role of the brain stem: autonomic dysfunction
Massimo Piepoli (Piacenza / ITA)
(18 min)
51. Central mechanisms of fatigue
(18 min)
52. Abnormal reflex systems in cachexia
Ewa Jankowska (Wroclaw / POL)
(18 min)
53. CNS contribution to muscle atrophy and the plasticity of motor units.
(18 min)
12:15-13:15
Lunch seminar(s)
13:30-15:00
P - PLENARY SESSION: Developing therapies for cachexia & sarcopenia
54. The role of blood based biomarkers for muscle wasting treatment trials
Marc Hellerstein (Berkeley, CA / USA) - invited
(15 min)
55. Why are so many companies studying inclusion body myositis?
(15 min)
56. What should usual care for nutrition be in cachexia trials?
Aminah Jatoi (Rochester, MI / USA)
(15 min)
57. What are approvable endpoints in cachexia & sarcopenia?
Stefan Anker (Berlin / GER)
(15 min)
58. The regulators comments – 1
Representative from FDA or EMA
(5 min)
59. The regulators comments - 2
Representative from regulators in Asia
(5 min)
60. Pannel discussion
Chairs, speaker, experts
(20 min)
15:00-15:30
Coffee break
15:30-16:30
Q - PLENARY SESSION: Highlights
Chaired by: V Baracos
K Kalantar-Zadeh
61. Basic Science
Denis Guttridge (Columbus, OH / USA)
(15 min)
62. Sarcopenia
Mitja Lainscak (Golnik / Slovenia)
(15 min)
63. Nutritional Therapies
Maurizio Muscaritoli (Rome / ITA) - invited
(15 min)
64. Treatment of cachexia
Andrew Coats (Melbourne / Australia)
(15 min)
Awards Ceremony
Poster Award
2013年5月6日月曜日
Wikipediaにサルコペニア
日本リハビリテーション栄養研究会の会員の方が、Wikipediaにサルコペニアの項目を作成してくれました。見ていただければわかりますが、内容的にもよくできています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/ サルコペニア
英語ではWikipediaにsarcopeniaのページがありましたが、日本語では今までありませんでした。今後、サルコペニアで検索したら、Wikipediaのこのページがトップに出てくるかもしれませんね。私のブログはより検索順位が下がりそうです(笑)
http://ja.wikipedia.org/wiki/
英語ではWikipediaにsarcopeniaのページがありましたが、日本語では今までありませんでした。今後、サルコペニアで検索したら、Wikipediaのこのページがトップに出てくるかもしれませんね。私のブログはより検索順位が下がりそうです(笑)
2012年8月3日金曜日
サルコペニア肥満のまとめ
過去のブログに掲載したサルコペニア肥満の主な情報をまとめておきます。
サルコペニア肥満=サルコペニア(筋肉量減少、筋減弱症)+肥満ですので、サルコペニア単独や肥満単独よりも、身体機能が低下しやすいです。治療は運動と食事の併用に尽きます。
サルコペニア肥満に対する運動・栄養療法
http://rehabnutrition.blogspot.jp/2012/04/blog-post_12.html
3~18ヶ月の運動療法(有酸素運動+レジスタンストレーニング)に、食事療法(エネルギー制限:1日必要量より750kcal制限)が、運動療法単独もしくは食事療法単独と比較して、サルコペニア肥満の高齢者の機能改善と体重減少に最も効果的です。
問題はこれをどう実践するかです。運動(レジスタンストレーニングは週2-3日でよいですが、有酸素運動は休む日があっても構いませんが基本的には毎日です)、食事とも継続しなければ、サルコペニア肥満に対する効果はあまり期待できません。
サルコペニア肥満の体重管理戦略
http://rehabnutrition.blogspot.jp/2012/01/blog-post_4859.html
レジスタンストレーニングを定期的(週3回程度)行うと同時に十分な蛋白質を摂取することが体重管理戦略の基本です。また、高蛋白低エネルギー食のほうが通常蛋白低エネルギー食よりも、筋肉量を維持できます。他の戦略としては高蛋白の補助食品、サプリメント、BCAAの使用が有効かもしれません。
サルコペニア肥満の管理戦略
http://rehabnutrition.blogspot.jp/2011/11/blog-post_22.html
サルコペニア肥満では有酸素運動よりレジスタンストレーニング(週2回より週3回を推奨)を優先します。そして、レジスタンストレーニングとセットで蛋白質・アミノ酸補給を行います。また、筋トレ時に蛋白質を補給しなくても、通常の食事を体重1kgあたり蛋白質0.8gではなく1.5gを推奨する報告もあります。全体のエネルギー摂取量は少なめにします。
高齢肥満者に対する減量と運動の併用は有効
http://rehabnutrition.blogspot.jp/2011/03/blog-post_8235.html
1年間のランダム化比較試験で、運動+減量群、運動群、減量群、対照群の4群に分けて、身体機能への効果などを調査しました。だいたいですが、平均体重100kg、平均BMI37です。
減量群は、1日エネルギー所要量より500~750kcal少ないエネルギー摂取量の食事を処方されました。良質な蛋白質は体重1kgあたり1g含まれています。前半6か月で10%の体重減少、後半6か月で減少した体重の維持を目標としました。すべての参加者が1日1500mgのカルシウムと1日1000IUのビタミンDを服用しました。
運動群は、週3回、1回90分間の運動を集団で行いました。運動内容は有酸素運動、レジスタンストレーニング、柔軟性やバランスを改善させる運動で、理学療法士がついて行いました。
結果ですが、運動群、減量群と比較して、運動+減量群では身体機能が有意に改善しました。体重は減量群で10%、運動+減量群で9%減少しましたが、運動群と対照群ではほとんど減少しませんでした(1kg以内の変化)。これより高齢の肥満者に対する減量と運動の併用は、体重減少と運動機能改善のために有効です。
サルコペニア肥満=サルコペニア(筋肉量減少、筋減弱症)+肥満ですので、サルコペニア単独や肥満単独よりも、身体機能が低下しやすいです。治療は運動と食事の併用に尽きます。
サルコペニア肥満に対する運動・栄養療法
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3~18ヶ月の運動療法(有酸素運動+レジスタンストレーニング)に、食事療法(エネルギー制限:1日必要量より750kcal制限)が、運動療法単独もしくは食事療法単独と比較して、サルコペニア肥満の高齢者の機能改善と体重減少に最も効果的です。
問題はこれをどう実践するかです。運動(レジスタンストレーニングは週2-3日でよいですが、有酸素運動は休む日があっても構いませんが基本的には毎日です)、食事とも継続しなければ、サルコペニア肥満に対する効果はあまり期待できません。
サルコペニア肥満の体重管理戦略
http://rehabnutrition.blogspot.jp/2012/01/blog-post_4859.html
レジスタンストレーニングを定期的(週3回程度)行うと同時に十分な蛋白質を摂取することが体重管理戦略の基本です。また、高蛋白低エネルギー食のほうが通常蛋白低エネルギー食よりも、筋肉量を維持できます。他の戦略としては高蛋白の補助食品、サプリメント、BCAAの使用が有効かもしれません。
サルコペニア肥満の管理戦略
http://rehabnutrition.blogspot.jp/2011/11/blog-post_22.html
サルコペニア肥満では有酸素運動よりレジスタンストレーニング(週2回より週3回を推奨)を優先します。そして、レジスタンストレーニングとセットで蛋白質・アミノ酸補給を行います。また、筋トレ時に蛋白質を補給しなくても、通常の食事を体重1kgあたり蛋白質0.8gではなく1.5gを推奨する報告もあります。全体のエネルギー摂取量は少なめにします。
高齢肥満者に対する減量と運動の併用は有効
http://rehabnutrition.blogspot.jp/2011/03/blog-post_8235.html
1年間のランダム化比較試験で、運動+減量群、運動群、減量群、対照群の4群に分けて、身体機能への効果などを調査しました。だいたいですが、平均体重100kg、平均BMI37です。
減量群は、1日エネルギー所要量より500~750kcal少ないエネルギー摂取量の食事を処方されました。良質な蛋白質は体重1kgあたり1g含まれています。前半6か月で10%の体重減少、後半6か月で減少した体重の維持を目標としました。すべての参加者が1日1500mgのカルシウムと1日1000IUのビタミンDを服用しました。
運動群は、週3回、1回90分間の運動を集団で行いました。運動内容は有酸素運動、レジスタンストレーニング、柔軟性やバランスを改善させる運動で、理学療法士がついて行いました。
結果ですが、運動群、減量群と比較して、運動+減量群では身体機能が有意に改善しました。体重は減量群で10%、運動+減量群で9%減少しましたが、運動群と対照群ではほとんど減少しませんでした(1kg以内の変化)。これより高齢の肥満者に対する減量と運動の併用は、体重減少と運動機能改善のために有効です。
2012年8月2日木曜日
ロコモティブシンドロームと栄養
日本栄養・食糧学会 監修、田中清・上西一弘・近藤和雄 責任編集、ロコモティブシンドロームと栄養、建帛社を紹介します。
http://www.kenpakusha.co.jp/np/isbn/9784767961651/
2011年5月に開催された第65回日本栄養・食糧学会大会シンポジウム「ロコモティブシンドロームと栄養」を基に新たな執筆者を加え最新の研究成果をまとめた書籍です。
ロコモというと、もっぱら運動器や運動療法(整形外科)というイメージが強く、栄養というイメージは今までありませんでした。この点では興味深いテーマであると感じます。ロコモに関心のある方は、ロコモチャレンジ!のHPを参照してください。
http://www.locomo-joa.jp/
ロコモで問題となる原因疾患は、骨粗鬆症、変形性膝関節症、変形性腰椎症、サルコペニアあたりとなります。この中でサルコペニアに関しては今まであまり注目されていなかったと思います。
ただし、この書籍ではサルコペニアの栄養療法に関する記載はわずかです。骨粗鬆症に対するものが中心で、変形性関節症の栄養療法に関する記載もわずかです。そのため、ロコモと骨粗鬆症に関心がある方にはおすすめしますが、サルコペニアと栄養に関心のある方にはおすすめしません。
ロコモではサルコペニア、肥満、サルコペニア肥満のいずれも問題となります。また、ロコモと虚弱(Frailty)はやや類似した概念ではありますが、多少異なります。ロコモ=整形外科、虚弱=老年科、サルコペニア=老年科とリハ栄養という印象ですが、今後、オーバーラップが増えていくことが予測されます。
目次
序 章 ロコモティブシンドロームと生活習慣
第1章 ロコモティブシンドロームの疫学
第2章 ロコモティブシンドローム,メタボリックシンドロームとカルシウム摂取
第3章 食事リン摂取と骨健康およびQOL
第4章 ロコモティブシンドロームと遺伝子多型性
第5章 骨粗鬆症・骨折におけるビタミンDおよびビタミンKの重要性
第6章 ビタミンKの新しい作用メカニズムと骨における役割
第7章 水溶性ビタミンとロコモティブシンドローム
第8章 ロコモティブシンドローム予防のための栄養・食生活
第9章 ロコモティブシンドロームにおいて栄養療法の果たすべき役割
第10章 ロコモティブシンドロームの予後・将来展望
http://www.kenpakusha.co.jp/np/isbn/9784767961651/
2011年5月に開催された第65回日本栄養・食糧学会大会シンポジウム「ロコモティブシンドロームと栄養」を基に新たな執筆者を加え最新の研究成果をまとめた書籍です。
ロコモというと、もっぱら運動器や運動療法(整形外科)というイメージが強く、栄養というイメージは今までありませんでした。この点では興味深いテーマであると感じます。ロコモに関心のある方は、ロコモチャレンジ!のHPを参照してください。
http://www.locomo-joa.jp/
ロコモで問題となる原因疾患は、骨粗鬆症、変形性膝関節症、変形性腰椎症、サルコペニアあたりとなります。この中でサルコペニアに関しては今まであまり注目されていなかったと思います。
ただし、この書籍ではサルコペニアの栄養療法に関する記載はわずかです。骨粗鬆症に対するものが中心で、変形性関節症の栄養療法に関する記載もわずかです。そのため、ロコモと骨粗鬆症に関心がある方にはおすすめしますが、サルコペニアと栄養に関心のある方にはおすすめしません。
ロコモではサルコペニア、肥満、サルコペニア肥満のいずれも問題となります。また、ロコモと虚弱(Frailty)はやや類似した概念ではありますが、多少異なります。ロコモ=整形外科、虚弱=老年科、サルコペニア=老年科とリハ栄養という印象ですが、今後、オーバーラップが増えていくことが予測されます。
目次
序 章 ロコモティブシンドロームと生活習慣
第1章 ロコモティブシンドロームの疫学
第2章 ロコモティブシンドローム,メタボリックシンドロームとカルシウム摂取
第3章 食事リン摂取と骨健康およびQOL
第4章 ロコモティブシンドロームと遺伝子多型性
第5章 骨粗鬆症・骨折におけるビタミンDおよびビタミンKの重要性
第6章 ビタミンKの新しい作用メカニズムと骨における役割
第7章 水溶性ビタミンとロコモティブシンドローム
第8章 ロコモティブシンドローム予防のための栄養・食生活
第9章 ロコモティブシンドロームにおいて栄養療法の果たすべき役割
第10章 ロコモティブシンドロームの予後・将来展望
2012年7月30日月曜日
栄養ケアマネジメント ファーストトレーニング 3
「臨床栄養」別冊 NCMシリーズ 栄養ケアマネジメント ファーストトレーニング 3 呼吸器疾患,摂食・嚥下障害,褥瘡 他が出版されました。私はこの中で「サルコペニアの栄養ケアマネジメント」を執筆させていただきました。
http://www.ishiyaku.co.jp/search/details.aspx?bookcode=746210
カルテを読む前に-治療の基礎知識は私が執筆して、症例に関しては金杉恵里さんに執筆していただきました。金杉さんには短い期間での執筆をお願いしてしまい、御迷惑をおかけしました。
タイトルにはサルコペニアと入っていませんが、呼吸器疾患、摂食・嚥下障害、褥瘡いずれもサルコペニアと関連する疾患・障害ですので、この号にサルコペニアの栄養ケアマネジメント掲載していただいてよかったです。興味のある方はぜひ読んでいただければと思います。よろしくお願い申し上げます。
http://www.ishiyaku.co.jp/search/details.aspx?bookcode=746210
カルテを読む前に-治療の基礎知識は私が執筆して、症例に関しては金杉恵里さんに執筆していただきました。金杉さんには短い期間での執筆をお願いしてしまい、御迷惑をおかけしました。
タイトルにはサルコペニアと入っていませんが、呼吸器疾患、摂食・嚥下障害、褥瘡いずれもサルコペニアと関連する疾患・障害ですので、この号にサルコペニアの栄養ケアマネジメント掲載していただいてよかったです。興味のある方はぜひ読んでいただければと思います。よろしくお願い申し上げます。
2012年7月18日水曜日
The Journal of Frailty & Aging
虚弱と加齢に関して、The Journal of Frailty & Agingという専門誌があることを、百崎先生の情報で知りました。今年から刊行されたようです。
http://www.jfrailtyaging.com/
これは国際老年学会(International Association of. Gerontology and Geriatrics, IAGG)が中心となって出版している雑誌です。会員でないと抄録までしか見れないようですが、虚弱に関心のある方は、チェックされるとよいと思います。
IAGG
http://www.iagg.info/
また、来年6月23-27日にソウルで第20回国際老年学会が開催されます。日本語のHPもいずれできるようですが、現時点では英語のHPを紹介しておきます。でも6月16-20日に第7回国際リハ学会(ISPRM)が北京であるので、リハ医的にはISPRMを優先すべきですね。
IAGG2013
http://www.iagg2013.org/Eng/index.php
http://www.jfrailtyaging.com/
これは国際老年学会(International Association of. Gerontology and Geriatrics, IAGG)が中心となって出版している雑誌です。会員でないと抄録までしか見れないようですが、虚弱に関心のある方は、チェックされるとよいと思います。
IAGG
http://www.iagg.info/
また、来年6月23-27日にソウルで第20回国際老年学会が開催されます。日本語のHPもいずれできるようですが、現時点では英語のHPを紹介しておきます。でも6月16-20日に第7回国際リハ学会(ISPRM)が北京であるので、リハ医的にはISPRMを優先すべきですね。
IAGG2013
http://www.iagg2013.org/Eng/index.php
2012年7月17日火曜日
ICSR2012
ICSR(International Conference on Sarcopenia Research)2012が、12月6-7日とオーランドで開催されることを今、知りました。
http://www.icsr-sarcopenia.com/
内容的にも場所的にも(笑)とても興味があるのですが、この日程はすでに予定が入っていて参加することができません。とても残念です。事前プログラムをみる限り、日本からの発表も少ないながらあるようです。こういった会議を前もってチェックできる体制を作らないとダメですね。
http://www.icsr-sarcopenia.com/wp-content/uploads/2012/01/PRELIMINARY-PROGRAM.pdf
仕方ないので、ICSR2011の抄録集を読むことにします。これもそれなりにボリュームがあります。
http://www.icsr-sarcopenia.com/wp-content/uploads/2012/01/ABSTRACTS2011.pdf
http://www.icsr-sarcopenia.com/
内容的にも場所的にも(笑)とても興味があるのですが、この日程はすでに予定が入っていて参加することができません。とても残念です。事前プログラムをみる限り、日本からの発表も少ないながらあるようです。こういった会議を前もってチェックできる体制を作らないとダメですね。
http://www.icsr-sarcopenia.com/wp-content/uploads/2012/01/PRELIMINARY-PROGRAM.pdf
仕方ないので、ICSR2011の抄録集を読むことにします。これもそれなりにボリュームがあります。
http://www.icsr-sarcopenia.com/wp-content/uploads/2012/01/ABSTRACTS2011.pdf
2012年5月7日月曜日
患者の「多様性」「個別性」に応える高齢者糖尿病のマネジメント
週刊医学界新聞の第2976号・2012年05月07日に、患者の「多様性」「個別性」に応える高齢者糖尿病のマネジメント、という座談会記事が掲載されています。
http://www.igaku-shoin.co.jp/paperDetail.do?id=PA02976_01
この中にサルコペニアに関する記載がありましたので、一部引用、紹介いたします。以下、引用です。
横野 高齢者の耐糖能低下や糖尿病は,加齢に伴って出現するインスリン分泌不全とインスリン抵抗性が要因です。最近では,加齢に伴う筋力低下や筋肉量減少を指す「サルコペニア(sarcopenia)」,さらに内臓脂肪が相対的に増加した「サルコペニック・オベシティ(sarcopenic obesity)」によってインスリン抵抗性が惹起されることも主因のひとつとして考えられていますね。
荒木 確かに欧米のデータでは,サルコペニック・オベシティや筋力低下がインスリン抵抗性や糖尿病と関連するという報告があります。しかし,それが日本人で本当に当てはまるかどうかは今後検討すべき課題だと思います。
われわれが行った高齢糖尿病患者の調査では,DXA法で評価した筋肉量の低下とインスリン抵抗性との直接の関連は見られません。ただし,糖尿病患者は非糖尿病患者と比して,筋力や身体能力が低下しやすいことがわかりました。療養指導の上でも注意すべきことでしょう。
以上、引用です。糖尿病患者の筋力や身体能力が低下しやすいのは、糖尿病性神経障害や糖尿病性筋萎縮症によるのでしょうか。糖尿病性筋萎縮症は神経障害によって生じるという記載が多いですが、糖尿病の慢性炎症による悪液質・サルコペニアでも生じえます。
糖尿病の運動療法として、従来は有酸素運動がもっぱら行われてきましたが、最近ではレジスタンストレーニングも有酸素運動と同程度有用と言われつつあります。サルコペニアの改善という点では、有酸素運動もよいですがレジスタンストレーニングをメインにすべきかと思います。
Frailty(虚弱)に関して紹介されている部分も引用します。以下、引用です。
横野 「虚弱」はどのように評価すればよいでしょうか。
荒木 明確な定義は定まっていませんが,Friedらは(1)体重減少,(2)疲労感,(3)握力の低下,(4)歩行速度の低下,(5)活動度の低下,の5項目を挙げ,そのうち3項目以上当てはまる場合に「虚弱」に該当するとしています。
「虚弱」はもともと低栄養,サルコペニア,心理状態の悪化を含む概念ですが,最近では,認知機能低下,社会的サポート不足,多剤併用などを含めた多次元的な「虚弱」の概念が提唱され,それが1年間の死亡率を最もよく予測すると言われています。
以上、引用です。虚弱の概念は老年医学の世界以外ではあまり知られていないようです。でもサルコペニアや低栄養との関連がある重要な概念です。リハでもDisability(障害)の前段階として、この時点でのリハ栄養介入が重要だと考えます。
http://www.igaku-shoin.co.jp/paperDetail.do?id=PA02976_01
この中にサルコペニアに関する記載がありましたので、一部引用、紹介いたします。以下、引用です。
横野 高齢者の耐糖能低下や糖尿病は,加齢に伴って出現するインスリン分泌不全とインスリン抵抗性が要因です。最近では,加齢に伴う筋力低下や筋肉量減少を指す「サルコペニア(sarcopenia)」,さらに内臓脂肪が相対的に増加した「サルコペニック・オベシティ(sarcopenic obesity)」によってインスリン抵抗性が惹起されることも主因のひとつとして考えられていますね。
荒木 確かに欧米のデータでは,サルコペニック・オベシティや筋力低下がインスリン抵抗性や糖尿病と関連するという報告があります。しかし,それが日本人で本当に当てはまるかどうかは今後検討すべき課題だと思います。
われわれが行った高齢糖尿病患者の調査では,DXA法で評価した筋肉量の低下とインスリン抵抗性との直接の関連は見られません。ただし,糖尿病患者は非糖尿病患者と比して,筋力や身体能力が低下しやすいことがわかりました。療養指導の上でも注意すべきことでしょう。
以上、引用です。糖尿病患者の筋力や身体能力が低下しやすいのは、糖尿病性神経障害や糖尿病性筋萎縮症によるのでしょうか。糖尿病性筋萎縮症は神経障害によって生じるという記載が多いですが、糖尿病の慢性炎症による悪液質・サルコペニアでも生じえます。
糖尿病の運動療法として、従来は有酸素運動がもっぱら行われてきましたが、最近ではレジスタンストレーニングも有酸素運動と同程度有用と言われつつあります。サルコペニアの改善という点では、有酸素運動もよいですがレジスタンストレーニングをメインにすべきかと思います。
Frailty(虚弱)に関して紹介されている部分も引用します。以下、引用です。
横野 「虚弱」はどのように評価すればよいでしょうか。
荒木 明確な定義は定まっていませんが,Friedらは(1)体重減少,(2)疲労感,(3)握力の低下,(4)歩行速度の低下,(5)活動度の低下,の5項目を挙げ,そのうち3項目以上当てはまる場合に「虚弱」に該当するとしています。
「虚弱」はもともと低栄養,サルコペニア,心理状態の悪化を含む概念ですが,最近では,認知機能低下,社会的サポート不足,多剤併用などを含めた多次元的な「虚弱」の概念が提唱され,それが1年間の死亡率を最もよく予測すると言われています。
以上、引用です。虚弱の概念は老年医学の世界以外ではあまり知られていないようです。でもサルコペニアや低栄養との関連がある重要な概念です。リハでもDisability(障害)の前段階として、この時点でのリハ栄養介入が重要だと考えます。
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