今年5月にボルチモアで開催されたFNIH-NIA-FDAのサルコペニアコンセンサス会議のレポートを紹介します。
Marco Brotto. Lessons from the FNIH-NIA-FDA sarcopenia consensus summit. IBMS BoneKEy(2012) 9,Article number:210(2012)doi:10.1038/bonekey.2012.210
下記のHPで全文見ることができると思います。
http://www.nature.com/bonekey/knowledgeenvironment/2012/121114/bonekey2012210/full/bonekey2012210.html
FNIH: Foundation of National Institutes of Health
NIA: National Institutes of Aging
FDA: Federal Drug Adminstration
サルコペニアは以下のように定義されています。
sarcopenia is the loss of muscle quality during aging characterized by a decline in muscle strength that if untreated can lead to weakness, disability, an increased risk of falls and loss of independence.
サルコペニアの診断基準に関しては今回、新たなものは出ていないようです。ただ、臨床で使いやすいサルコペニアの診断基準を作らなければいけないということは、配慮されているようです。筋力指標としては、握力がかなり重要視されています。
サルコペニアの決定的な定義と診断基準はまだありませんが、あと2-3年以内にはできてほしいですね。それまでは私は、EWGSOPの定義と診断基準を引き続き使用していこうと考えています。
2012年11月20日火曜日
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