2012年12月28日金曜日

2012年の振り返り

12月31日に仕事はあるのですが、今日の時点で2012年を振り返ってみたいと思います。

学会発表・講演筆頭演者 2011年8回 → 2012年18回

講演(大学講義なども含め) 2011年69回 → 2012年95回

書籍(編著) 2011年 1冊 リハビリテーション栄養ケーススタディ → 2012年 2冊
リハビリテーション栄養―栄養はリハのバイタルサイン.Medical Rehabilitation No143
②サルコペニアの摂食・嚥下障害-リハビリテーション栄養の可能性と実践

総説・書籍など依頼原稿 2011年19本 → 2012年27本 ツ・ナ・ガ・ルの連載などは含めていません。 

原著論文 2011年2本 → 2012年1本(筆頭ではありませんが) 

日本リハビリテーション栄養研究会会員数 2011年末574人 → 2012年12月28日1917人

ブログ執筆本数 2011年415本 → 2012年上半期367本

量的には、学会発表・講演、書籍、依頼原稿の執筆は過去最高でした。ただ、量が多ければ多いほどよいというものではないということを実感した1年でもあります。一方、質的には筆頭での原著論文が1本もなく、これではまったくダメです。投稿中の英語論文は1本ありますが、今後は量より質に移行します。

日本リハビリテーション栄養研究会の会員数が2000人近くになったことは、とても嬉しいことです。このペースで今後も増え続けていければありがたいです。来年はリハ栄養セミナーとは別に、リハ栄養フォーラムという新企画も全国10か所で開催しますので、よろしくお願い申し上げます。

来年は、「講演を減らして原著論文を増やすこと」を目標にします。来年度から大学院に進学することもあり、平日の講演はほとんどできなくなると予測しています。講演とその移動時間を少なくしてその分、研究(研究の学習も含めて)と論文執筆に時間とエネルギーを使いたいと考えています。

リハ栄養の伝道師は今年1年で全国に育ちましたので、リハ栄養の講演は私だけが行うのではなく、日本リハビリテーション栄養研究会の世話人を中心に、全国で多くの方に行っていただきたいと考えています。リハ栄養の講演を依頼したいときは、下記の役員一覧HPを参照してください(笑)。

https://sites.google.com/site/rehabnutrition/home/yakuin
多くの方に講演、執筆、研究会運営などで大変お世話になり、2012年を過ごすことができました。 皆様の支援に心よりお礼申し上げます。リハ栄養の臨床・教育・研究をさらに発展させていける2013年にしたいと考えていますので、来年も何卒よろしくお願い申し上げます。

以下、2012年の業績です。


(原著論文)

上島順子、谷口英喜、若林秀隆、望月弘彦:神奈川県下におけるNST加算制度の現状.静脈経腸栄養27(2)p 747-751, 20123

 

(総説)

若林秀隆:侵襲のリハビリテーション栄養.ニュートリションケア 6(1)p86-88, 201212

若林秀隆:低栄養患者における口から食べるメリット‐サルコペニアへの対応を含めて.日本歯科評論73(1)p128-136, 201212

若林秀隆:飢餓のリハビリテーション栄養.ニュートリションケア 5(12)p1213-1215, 201212

若林秀隆:栄養障害の病態とリハビリテーション栄養.ニュートリションケア 5(11)p1140-1142, 201211

若林秀隆:高齢者にみられるリハビリテーションの問題点‐廃用性変化、嚥下障害、栄養障害を中心に.PROGRESS IN MEDICINE 32(10)p2091-2094, 201210

若林秀隆:栄養障害の基本.月刊薬事54(11)p1775-1778, 201210

若林秀隆:メッツ・活動係数とリハビリテーション栄養.ニュートリションケア 5(10)p1005-1007, 201210

若林秀隆:サルコペニアとリハビリテーション栄養.臨床栄養121(4)p477-48120129

若林秀隆:食介護とサルコペニア.摂食・嚥下障害を考える‐口から食べる幸せつくり【第6集】p4-11, 20129

若林秀隆:高齢者における運動と栄養.地域リハビリテーション7(9)p721-724, 20129

若林秀隆:栄養と理学療法.理学療法ジャーナル46(9)p829-836, 20129

若林秀隆:リハビリテーション栄養のチーム医療.ニュートリションケア 5(9)p934-936, 20129

若林秀隆:リハビリテーション栄養とは.ニュートリションケア 5(8)p825-827, 20128

若林秀隆:QOLの観点から栄養を考える第14回:栄養状態の評価.RunUp 8(2)p6-7, 20127

若林秀隆:ナースが気づきたい!サルコペニア(骨格筋減少症)の見抜き方と臨床上の問題点.エキスパートナース28(7)p18-21, 20126

若林秀隆:がん悪液質の定義と分類:国際コンセンサス.日本摂食・嚥下リハビリテーション学会雑誌16(1)p86, 20124

若林秀隆:サルコペニアとリハビリテーション栄養.ヘルスケアレストラン20(5)p32-33, 20124

若林秀隆:PEM(たんぱく質・エネルギー栄養障害).ニュートリションケア 5(4)p356-357, 20124

若林秀隆:サルコペニア.ニュートリションケア 5(4)p358-359, 20124

若林秀隆:カヘキシア(悪液質).ニュートリションケア 5(4)p360-361, 20124

若林秀隆:摂食・嚥下障害患者への経管栄養 医療の実際.臨床看護38(4) p492-494, 20123

若林秀隆:栄養ケアによるサルコペニアの予防と治療.FOOD Style 21. 16(3) p29-31, 20123

 

(著書)

若林秀隆、藤本篤士:サルコペニアの摂食・嚥下障害-リハビリテーション栄養の可能性と実践.医歯薬出版、201211

若林秀隆:地域連携の実際①神奈川摂食・嚥下リハ研究会の紹介.小山珠美監修:ビジュアルでわかる早期経口摂取実践ガイド、日総研、pp22-2320128

若林秀隆:リハビリテーション栄養と摂食・嚥下障害.小山珠美監修:ビジュアルでわかる早期経口摂取実践ガイド、日総研、pp76-8020128

若林秀隆:サルコペニアの栄養ケアマネジメント.佐々木雅也・岩川裕美・本田佳子・河原和枝編「臨床栄養」別冊NCMシリーズ 栄養ケアマネジメント ファーストトレーニング3 呼吸器疾患,摂食・嚥下障害,褥瘡他、医歯薬出版、pp100-10520128

若林秀隆:食介護とサルコペニア.大越ひろ、渡邊昌、白澤卓二監修:高齢者用食品の開発と展望、シーエムシー出版、pp272-27620127

若林秀隆編:リハビリテーション栄養―栄養はリハのバイタルサイン.Medical Rehabilitation No143.全日本病院出版会、20124

 

(学会発表・講演)

Hidetaka Wakabayashi, Hironobu Sashika: Nutrition status and rehabilitation outcome in the disuse syndrome: a prospective cohort study. 34th Congress of the European Society of Clinical Nutrition and Metabolism, Barcelona, September 2012

Hidetaka Wakabayashi, Hironobu Sashika: Nutrional status and level of

activity of daily living in patients with disuse syndrome. 3rd Asia-Oceanian Conference of Physical and Rehabilitation Medicine. Bali, May 2012

若林秀隆:口腔のサルコペニアとリハビリテーション栄養.第57回日本口腔外科学会総会・学術大会・第6回歯科衛生士研究会,横浜201210

若林秀隆:リハビリテーション栄養とサルコペニア.リハビリテーション・ケア合同研究大会札幌2012,札幌,201210

若林秀隆:在宅における食とリハビリテーション栄養.第3回日本プライマリ・ケア連合学会,福岡,20129

若林秀隆:サルコペニアに対するリハビリテーション栄養.第3回日本プライマリ・ケア連合学会,福岡,20129

若林秀隆:ヨーロッパの摂食・嚥下分野における栄養管理の現況と課題.第17回・18回日本摂食・嚥下リハビリテーション学会,札幌,20128

若林秀隆:身体活動性の早期回復とリハビリテーション栄養.第49回日本外科代謝栄養学会,舞浜,20127

若林秀隆、佐鹿博信:低栄養が廃用症候群入院患者のADLの予後に与える影響:前向きコホート研究.第49回日本リハビリテーション医学会,福岡,20125

若林秀隆:サルコペニア・大腿骨頸部骨折に対するリハビリテーション栄養-栄養ケアがリハを変える.第49回日本リハビリテーション医学会,福岡,20125

若林秀隆:栄養アセスメントとリハビリテーション栄養.第35回日本栄養アセスメント研究会,大阪,20125

若林秀隆:リハビリテーションにおける栄養管理の重要性.日本リハビリテーション医学会専門医・認定臨床医生涯教育研修会北海道地方会,札幌,20123

若林秀隆:これからのリハNST―リハビリテーションと栄養療法の質向上のために.第27回日本静脈経腸栄養学会,神戸,20122

若林秀隆:リハビリテーション栄養とサルコペニア.27回日本静脈経腸栄養学会,神戸,20122

若林秀隆:栄養アセスメントによる廃用症候群の高齢入院患者のADL予後予測.第27回日本静脈経腸栄養学会,神戸,20122

若林秀隆:サルコペニアと摂食・嚥下障害.第27回日本静脈経腸栄養学会,神戸,20122

若林秀隆:食介護とサルコペニア.第6回食介護研究会,東京,20122

若林秀隆:廃用症候群の高齢入院患者のADL と栄養状態の関連:横断研究.第15回日本病態栄養学会,京都,20121

 

(研究助成金)

若林秀隆:地域・在宅高齢者における摂食嚥下・栄養障害に関する研究―特にそれが及ぼす在宅療養の非継続性と地域における介入システムの構築に向けて―.厚生労働科学研究費補助金(長寿科学総合事業)220万円、研究分担者

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