2012年1月3日火曜日

大組織で成功できる要素

梅田望夫著「ウェブ時代をいく」、ちくま新書687より、p93「大組織で成功できる要素」を紹介します。世の中には大組織に向いている医療人と、小組織に向いている医療人がいますので、自分の適性を理解しておくことが重要です。

以下、「大組織で成功できる要素」の引用です。

1)「配属」「転勤」「配置転換」のような「自分の生活や時間の使い方を他者によって規定されること」を、「未知との遭遇」として心から楽しめる

2)与えられた問題・課題を解決することに情熱を傾けることができる。その課題が難しければ難しいほど面白いと思える

3)Whatへの「好き嫌い」やこだわりがあまり細かくなくおおらかで、一緒に働く人への「好き嫌い」があまりない。仮にあっても、苦手(つまり「嫌い」)を克服することを好む。

4)「これが今から始まる新しいゲームだ」とルールを与えられたとき、そのルールの意味をすぐに習得してその世界で勝つことに邁進することに興味を覚える。

5)多くの人と力を合わせることで、個人一人ではできない大きなことができることに充実感を覚えるチームプレイヤーである

6)「巨大」なものが粛々と動くことへの関与・貢献に達成感と充実感を感じ、長時間長期のの「組織へのコミットメント」をいとわず、それを支える持久的体力にすぐれる。

7)組織への忠誠心や仕事における使命感の方が、個の志向性よりも価値が高いと考える。

以上、引用です。ここでの大組織は主に企業、役所の意味ですし、成功は出世の意味でしょう。つまり、ビジネスパーソンやお役人として偉くなるのは、この7要素に当てはまる人です。医療人でも数多く当てはまる方は、大病院での勤務や大きな学会や職能団体での役職が向いていると思います。

しかし私が当てはまるのは5)だけです…。他の6項目はまったく当てはまりません。つまり、どうみても自分の「できること・やりたいこと・やるべきこと」に関われる小さな組織での活動が向いています。私は大組織で成功することはなさそうなので、中長期的には小組織で頑張りたいと思います。

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