2012年5月17日木曜日

理学療法士のキャリアデザイン

雑誌「理学療法ジャーナル」の最新号2012年05月号で、理学療法士のキャリアデザインの特集が組まれています。興味深いです。

http://www.igaku-shoin.co.jp/journalDetail.do?journal=34795

特集のEOI(Essence of the Issue)のPDFは下記HPで見ることができます。

http://www.igaku-shoin.co.jp/misc/pdf/ptj_eoi/4605.pdf

神戸先生と内山先生の総論の論文では、キャリア理論についてわかりやすく解説されています。各論として理学療法士10人のキャリアモデルが紹介されていますが、こういった文章を執筆できる人たちですので、理想的なキャリアを歩んでいて、すでに山登りをしている理学療法士だと感じます。

実際には若手の理学療法士が大半ですので、山登りではなく筏下りをしている人のほうが多いはずです。筏下りで参考になる部分もありますが、登る山を選べずに中だるみしている理学療法士の紹介などもあったら、よりリアルな感じがします。今後、この10人のようなキャリアを歩める理学療法士は何%くらいでしょうか。

理学療法士以外の医療人にとっても、キャリアを考えるうえで参考になる雑誌ですので、多くの医療人に読んでいただきたいと思います。

キャリアデザインの意義と役割
神戸 康弘
 
理学療法士としてのキャリアデザイン
内山 靖
 
理学療法士のキャリアモデル
 1.専門理学療法士として
田中 直樹
 2.部門管理者として
後藤 伸介
 3.教育者として
大西 秀明
 4.研究者として
榊間 春利
 5.社会起業家として
露木 昭彰
 6.地方公務員として
森倉 三男
 7.政治家として
島田 真理
 8.女性理学療法士として
谷口 千明
 9.事務系管理者として-病院事務系管理者に至るまでのキャリアと現状
桐田 泰蔵
 10.海外で働く理学療法士として-わがなすことはわれのみぞしる
小倉 秀子

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