在宅高齢者の嚥下障害の有病割合をみた論文(レター)を紹介します。抄録はありません。
Serra-Prat M, Hinojosa G, López D, Juan M, Fabré E, Voss DS, Calvo M, Marta V, Ribó L, Palomera E, Arreola V, Clavé P. Prevalence of oropharyngeal dysphagia and impaired safety and efficacy of swallow in independently living older persons. J Am Geriatr Soc. 2011 Jan;59(1):186-7. doi: 10.1111/j.1532-5415.2010.03227.x
昨日のブログで紹介した論文と同じ研究です。
在宅高齢嚥下障害は低栄養・下気道感染の危険因子
http://rehabnutrition.blogspot.jp/2012/04/blog-post_30.html
在宅高齢者の27.2%に嚥下障害を認めました。そのうち誤嚥は6.7%でした。嚥下障害はADL自立度(Barthel Index)と有意に関連を認めました。
日本でV-VSTで嚥下障害の有無を評価するのはあまり現実的ではありませんが、嚥下障害の有無を評価する信頼性、妥当性のある方法を他に何にするのかが課題だと感じています。少なくともV-VSTは信頼性、妥当性があるとされています。
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