大久保幸夫著:日本型キャリアデザインの方法 ─「筏下り」を経て「山登り」に至る14章、日本経団連出版を紹介します。
http://www.keidanren-jigyoservice.or.jp/public/book/index.php?mode=show&seq=195&fl=
以前からビジネスパーソン(主にホワイトカラー)のあるべきキャリアとして、筏下り―山登り理論を提唱されていますが、この書籍ではその理論についてわかりやすく記載されています。
最後にプラクティスとして「実践のためのキャリアマップの作成」があり、自分の山登りの参考になります。5年後のキャリアビジョンを最後に埋めるように工夫されています。ちなみに5年後のキャリアをイメージできる人が38%という調査結果の割合は、書籍では38%しかいないと記載されていますが、私は高いと感じています。医療人で同じ調査をしたら38%もいるとは思いにくいです。
ビジネスパーソン向けの書籍ではありますが、この考え方は医療人のキャリア作りの参考にもなると私は考えています。筏下りだけ、一人前になるだけでその後、漂流してしまう医療人は少なくないと思います。特にキャリアの節目にあると感じている医療人に呼んでほしい書籍です。
〈おもな目次〉
Ⅰ キャリアデザインとは
○キャリアの節目に立ち止まる
○仕事に対する自己概念をつくる
○職業能力を育てる─基礎力と専門力
Ⅱ 「筏下り」の技法
○人事異動をキャリア形成に利用する
○成長実感を持ち続ける
○経験から学ぶリーダーシップ
Ⅲ 「山登り」の技法
○すべての人はプロフェッショナルを目指す
○プロになる過程─守・破・離
○山の向こう側にあるもの
2011年6月26日日曜日
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