2011年6月8日水曜日

リハマインドを持って仕事しよう

今日はある病院で「リハマインドを持って仕事しよう」という講演をしてきます。

リハマインドの定義は簡単ではありませんが、「障害者や高齢者の機能、活動、参加、QOLを最大限発揮できるような取り組みを考えること」としてみました。そして特に、回復期リハ病棟では、他の病院・病棟と比較してリハマインドをすべての職種が持つことが大切だと考えます。PT、OT、STに限らず全職種がリハスタッフと言えます。

管理栄養士がリハマインドを持って仕事をすれば、リハ栄養につながります。ただ、卒前・卒後・生涯教育で管理栄養士がリハやICF(国際生活機能分類)について学習する機会は、極めて少ないと思います。私も学習機会を作る努力をしますが、「リハビリテーション栄養ハンドブック」でリハの基本知識について学習してほしいですね(笑)。

ただ管理栄養士に限らず、リハ専門医、リハ看護師、PT、OT、ST以外でICFを知っている医療人は少数です。ICFを知れば「リハ=機能訓練」という誤解もなくなるはずですが、ICFがリハ関係者以外にあまり広まっていないのが現状です。これは私も含めてリハ関係者の努力不足と判断しています。リハ栄養の考え方を通じて、ICFも広めたいと考えています。

一方、リハ専門医、リハ看護師、PT、OT、STでもICFを理解していない人が実はいます。そのため、医師、看護師、PT、OT、STの仕事はしているかもしれないが、「リハはしていない」という悲しいこともあります。PT=リハ、OT=リハ、ST=リハではありませんが、リハマインドを持つことは必須だと私は思います。

昨日のブログで紹介させていただいたPTの千夏さんは、素晴らしいリハマインドの持ち主でもあったと感じています。私たちはこのマインドや志を忘れてはいけないと痛感します。

東日本大震災リハネットワークより:魂の叫び
http://rehabnutrition.blogspot.com/2011/06/blog-post_07.html

0 件のコメント:

コメントを投稿