週刊ダイヤモンド2月11日号(2月6日発売)では、「医師の秘密 働き方・収入・訴訟リスク・医学部受験 全調査」が特集されています。
週刊ダイヤモンドHP
http://dw.diamond.ne.jp/
その中にPart3「16診療科目別 実態と向いている人」という項目があります。16項目の中にリハビリテーション科があって、とりあえずほっとしました(笑)。
ただ驚いたのは、リハビリテーション科の中で記載されていた内容です。「管理栄養士と連携をとらずに高齢者に機能回復訓練を長時間行い体重減少させるトラブルが多発」といった内容のことが書いてありました。
これはまさにリハ栄養の問題ではありませんか。低栄養の高齢者に適切な栄養管理を行わずにひたすら機能回復訓練ばかりして、かえって逆効果になっている場合があることは、世間的にはすでに常識なのでしょうか。
私は「栄養ケアなくしてリハなし」「リハにとって栄養はバイタルサインである」をキーメッセージとして、この数年間、リハ栄養の考え方の啓発に努めてきました。ただし、リハ栄養の啓発の対象は主に医療人向けであって、世間向けではありませんでした。
もし世間的に「管理栄養士と連携をとらずに高齢者に機能回復訓練を長時間行い体重減少させるトラブルが多発」していることが常識であれば、むしろ医療人のほうが時代遅れになっている可能性があります。かなりの危機感を持つべき事態かもしれません。
0 件のコメント:
コメントを投稿