帝京大学医学部地域医療学のHPに、井上和男先生が経験から編み出した研究方法であるInoue Methodsが記載されています。
帝京大学医学部地域医療学HP
http://www.chiikiiryo.jp/
上記HPより全体的手順を最後に引用させていただきます。研究デザインや論文執筆の書籍はいくつかありますが、それらに比べてPractice based researchであるために、よりプラクティカルだと私は感じます。臨床研究のClinical Pearlの集結ともいえます。
井上先生のご厚意で、数日間はパスワードなしですべて見れるようになっています。この機会にぜひInoue Methodsから多くの学びを得ていただき、実際に臨床研究を行っていただければと思います。私も下記の3の途中で止まっているので頑張らないと…。
以下、上記HPからの引用です。
全体的手順
0.筆頭著者(研究代表者)によってそのテーマでの前調査
・What is already known.(これまでにわかっていること)
・What this study will add (I hope).(この研究でわかるだろうこと、希望でOK)
・あらかたの文献検索ができていること
1.著者チームを決める(謝辞も同時に決める)
・両方とも一度で決定、外部の著者も積極的に入れる
↓
2.投稿雑誌を決め、投稿種類(原著ならOriginal articleかShort reportか)も決める
・適切な著者チーム、適切な投稿雑誌が勝負の大半を決める
↓
3.Suite to start、つまり基本4点セットを作る
・両開きの透明ファイルにいつも少し前のバージョンから最新版を入れておく
・Title、Abstract(抄録)、Figures and tables(図表)を行きつ戻りつして作成
・Originality boxを作る
・ここからPaper writing wheelを回す
4.論文本体(メインテキスト)作成
・作成順 Methods→Results→Discussion→Introduction
・このSequence(順序)の背景
・過去から現在の結果へ、そしてまだ見ぬ読者へ
・簡単なものから作っていく
5.再び基本4点セットへ(Paper writing wheel一巡)
・各要素の整合性が取れるまで繰り返す
2012年2月7日火曜日
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サイトへのコメント、ありがとうございます。ぜひResponseに記載させてください。
返信削除井上和男
井上先生、いつもどうもありがとうございます。Responseの件、了解いたしました。よろしくお願い申し上げます。
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