アピタル‐ひょっとして認知症、というブログがあります。認知症学会の専門医、笠間睦先生が執筆されているものですが、第163回に「悪液質」に対する治療の試み[11/08/19]が掲載されています。
https://aspara.asahi.com/blog/hyottoshite/entry/cVZ3zcY1VM
その中に私が書いた論文から引用されている部分がありましたので、逆引用させていただきます。以下、引用です。
横浜市立大学附属市民総合医療センターリハビリテーション科の若林秀隆先生は、悪液質の新しい定義(診断基準)を紹介し、「この定義では、ターミナルの時期でなくても悪液質と判断できる。ターミナルとなる前に、悪液質を早期に診断して、早期に介入することで、身体機能やQOLがより改善する可能性がある。…(中略)…悪液質の場合、飢餓とは異なり適切なエネルギー摂取量を投与するだけでは、栄養改善は難しいことが多い。そのため、飢餓と悪液質の鑑別が重要である。」として、前悪液質と悪液質の診断基準を紹介しています(リハビリテーションと臨床栄養. Jpn J Rehabil Med Vol.48 270-281 2011)。
以上、引用です。
悪液質に関するウェブ上の情報は増えつつありますが、前悪液質に関してはまだほとんどありません。「悪液質=がんのターミナル」以外の情報も増えてくれると、もっと嬉しいですね。
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