StrokeにObesity Paradox and Stroke: Noticing the (Fat) Man Behind the CurtainというEdirotialが掲載されています。
Michael Katsnelson and Tatjana Rundek. Obesity Paradox and Stroke: Noticing the (Fat) Man Behind the Curtain. Stroke published online September 29, 2011, DOI: 10.1161/STROKEAHA.111.632471
下記で全文見ることができます。
http://stroke.ahajournals.org/content/early/2011/09/29/STROKEAHA.111.632471.full.pdf
おそらくStrokeの2011年12月号に、脳卒中のObesity Paradoxを示唆する論文が2本掲載され、同時にこのEditorialも掲載されるものと思います。
5. Ovbiagele B, Bath P, Cotton D, Vinisko R, Diener H. Obesity and recurrent vascular risk after a recent ischemic stroke. Stroke. In press.
脳卒中・心筋梗塞・血管疾患死亡までの期間(二次アウトカムですが)は、過栄養群や肥満群のほうがやせ群より長いという結果です。
12. Scherbakov N, Dimalgi U, Doehner W. Body weight and stroke: lessons
from the obesity paradox. Stroke. In press.
下記ブログを参照してください。
http://rehabnutrition.blogspot.com/2011/10/obesity-paradox.html
ただし、このEditorialではさらなる臨床研究が必要であるとしています。そして、新たな臨床研究の結果が出るまでは、過栄養や肥満の脳卒中患者に対してはバランスのとれた食事と定期的な運動で体重を減らすことを推奨すべきとしています。
個人的には、BMI25~27程度までの脳卒中患者であれば、やせている脳卒中患者よりも機能予後がよい可能性はあると感じています。しかし、BMI30以上の脳卒中患者の場合、やせなければ機能予後はよくないと考えます。脳卒中の場合、BMI18.5未満は体重増加、BMI30以上は減量を指導していきたいと思います。
2011年11月18日金曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿