2011年9月22日木曜日

近森病院院長近森正幸先生のドキュメント

近森病院のホームページに、院長である近森正幸先生のドキュメントがいくつか掲載されています。
http://www.chikamori.com/page1340.html

今日時点では4つのドキュメントが掲載されています。いずれも説得力のあるドキュメントで、その中でも栄養管理とリハの重要性について、繰り返し述べられています。本当に心強いです。

このうち、「(3)労働生産性を高め、マンパワーの充実と質を確保 DPC採用病院の現在:近森病院(「DPCマネジメント研究会」Web掲載予定)」から一部引用紹介させていただきます。以下、このホームページからの引用です。

http://www.chikamori.com/page1650.html

「高知県では他の地域より10年ほど早く高齢社会を経験していますので、高齢社会における医療の両輪とは、栄養サポートとリハビリテーションであるということを身にしみて感じています。
高齢患者さんは、認知症、低栄養、廃用が特徴で、そのうち低栄養と廃用は、骨格筋が少なくなるために起こります。蛋白質からなる骨格筋は栄養の塊ですから、加齢に伴い骨格筋が衰えることで、低栄養状態になり、さらに、病気などの侵襲が加わることで、急速に栄養状態が悪化し、低栄養と廃用が進行します。
高齢患者さんに対する栄養サポートとリハビリテーションを実践するためには、チーム医療が非常に重要です。」

以上、引用です。

日本リハ栄養研究会の会員は、日に日に増えて約300人になりました。近森病院より10年ほど遅れていますが、ようやくリハ栄養の重要性について、より多くの医療人が身にしみて感じるようになってきたのではと思います。医療の両輪を担うリハ栄養を実践できる医療チームを早く全国に普及させたいです。

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