2012年3月24日土曜日

サルコペニアの書籍

サルコペニアがタイトルに入っている書籍は、日本語では「サルコペニアの基礎と臨床」しか現時点ではありませんが、英語では何冊か出ています。

Gordon S. Lynch: Sarcopenia: Age-Related Muscle Wasting and Weakness: Mechanisms and Treatments. Springer (2010/12)
この書籍は以前に下記のブログで紹介しています。

http://rehabnutrition.blogspot.jp/2011/10/sarcopenia-age-related-muscle-wasting.html

Yves Rolland: Sarcopenia, An Issue of Clinics in Geriatric Medicine, 1e (The Clinics: Internal Medicine). Saunders (2011/8/29)

http://geriatric.theclinics.com/issues?issue_key=S0749-0690(11)X0003-4

書籍の概要(目次と抄録)だけでしたら、下記のHPでFreeで見ることができます。これを読むだけでもサルコペニアの学習になります。

http://download.journals.elsevierhealth.com/pdfs/journals/0749-0690/PIIS0749069011000577.pdf

Jordan R. Moon, Jeffrey R. Stout: Assessments of Fat-Free Mass and Sarcopenia in Older Adults. LAP Lambert Academic Publishing (2011/04)
こちらは80ページと薄いペーパーバッグですが、値段は安くありません。他のサルコペニアの書籍よりは見劣りするのではという気がします。

Alfonso J. Cruz-Jentoft, John E. Morley: Sarcopenia. Wiley (2012/10/2)

http://as.wiley.com/WileyCDA/WileyTitle/productCd-1119975875.html

この書籍は発行が9月なのでまだかなり先ですが、著者は間違いないですし360ページの書籍ですので、かなり期待できると思います。内容はまだわかりませんが…。

ただ、どの書籍も老年医学のサルコペニアに関する内容がほとんどです。研究が老年医学領域で進んでいるので当たり前ではありますが…。今後、リハ栄養のサルコペニア(広義:廃用・飢餓・疾患を含む)の書籍も作らなければと感じています。

2 件のコメント:

  1. 佐久間邦弘3/29/2012

    若林先生 タイトルにサルコペニアが入っている書籍では無いのですが (Cell Agingという本です)、1年ほど前に書いて先日正式出版された執筆原稿の情報です。サルコペニアのメカニズムと最近の治療方法についてまとめました。

    Sakuma K, Yamaguchi A. Sarcopenia: Molecular mechanisms and current therapeutic strategy. In: Cell Aging, pp 93-152. Eds. Perloft JW and Wong AH, Nova Science Publishers, NY, 2011.

    https://www.novapublishers.com/catalog/product_info.php?products_id=20685

    アメリカはシビアな契約社会ですよね。。。プリントができないタイプの自分の原稿PDFなら持ってます。もしそれで良かったら言って下さいね。メールで送ります。

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  2. 佐久間先生、貴重な情報をどうもありがとうございます。プリントができないタイプの原稿PDFというのがあるのですね。初めて聞きました。
    書籍の目次を拝見させていただきました。後でメールさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。

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