2019年7月1日月曜日

2019年上半期の振り返り

2019年上半期の振り返りをします。

学会発表・講演筆頭演者 2013年上半期16回  → 2014年上半期5回 → 2015年上半期9回(国際学会1回) → 2016年上半期10回  → 2017年上半期12回 → 2018年上半期11回(国際学会2回)  → 2019年上半期11回(国際学会3回)

講演(大学講義なども含め) 2013年上半期33回 → 2014年上半期33回 → 2015年上半期16回 → 2016年上半期20回  → 2017年上半期16回  → 2018年上半期12回  → 2019年上半期26回(台湾7回)

書籍(編著) 2013年上半期 0冊 → 2014年上半期1冊 → 2015年上半期2冊 → 2016年上半期2冊  → 2017年上半期1冊  → 2018年上半期1冊 → 2019年上半期1冊

総説・書籍など依頼原稿 2013年上半期17本 → 2014年上半期21本 → 2015年上半期18本 → 2016年上半期13本  → 2017年上半期16本(1本は英語書籍のチャプター、1本は英語Editorial) → 2018年上半期21本(1本は英語Editorial、1本はサルコペニア診療ガイドラインの英語論文共著) → 2019年上半期10本(別に癌と化学療法に共著4本)

論文 2013年上半期0本 → 2014年上半期2本(英語、日本語1本ずつ) → 2015年上半期9本(すべて英語で筆頭原著2本、筆頭レター4本、共著レター3本) → 2016年上半期17本(筆頭論文はありませんが、英語原著4本、日本語原著1本、英語症例報告1本、英語レター11本)  → 2017年上半期9本 (英語原著筆頭3本、共著4本、日本語原著共著1本、英語症例報告共著1本) → 2018年上半期8本 (英語原著共著5本、英語症例報告共著2本、英語レター共著1本)→ 2019年上半期9本(英語Editorial筆頭1本、英語原著共著6本、英語レター筆頭1本、共著1本)

学会発表・講演は、4月に台湾でTSPEN(台湾静脈経腸栄養学会)3回を含めて10回講演したことが大きいですね。海外(特にアジア)にリハ栄養を広めることがミッションの1つですので、国内講演は減らして海外での講演を増やせればと思っています。10月にも台湾で8回講演予定です。

書籍は初めて一般の方向けに作成しました(イラストで学ぶ高齢者リハビリテーション栄養)。見開き2ページで右がイラストや図表なので見やすいとは思ったのですが、マンガのほうがよりよいようです。いずれリハ栄養のマンガを企画、実現できればなあと妄想しています。

英語論文は数の目標設定をやめましたが、前年上半期とほぼ同じ程度となっています。他に英語書籍のChapterを1つ執筆しましたが、まだ書籍は完成していません。英語論文は今後も自分で執筆するよりも、執筆支援を行うほうがメインになると思います。少しは自分でも書かないとですが。

地元での活動としては、神奈川摂食嚥下リハ研究会で市民公開講座、嚥下相談、ガストロ部の活動を行ったことが、1つの成果だと思います。今まで地区別の活動がメインでしたが、今後は研究会全体で地域に密着した活動も、地区別活動と並行して行えるとよりよいのではと思っています。

日本リハ栄養学会の活動としては下半期に、TNT-Rehabilitationやリハビリテーション栄養指導士資格認定を行います。これらが学会として重要な教育制度になると考えています。また、リハ薬剤とは別に、リハ栄養の次の一手を打ちました。具体化するかどうかは来年度になりますが。

個人的には、横浜都心日本酒部を1月から毎月1回開催できたことも、小さな成果です(笑)。学会や講演で出張した時も、各地で日本酒部を行えるようになってきました。下半期も毎月1回開催したいと思います。少人数で行いたいので、参加者の新規募集を行えず申し訳ありません。

地元での大人の部活動が、自分の人生に大事だと感じるようになりましたので今後、横浜都心日本酒部とは別に、地元での部活動を検討しようと思っています。ただ下半期はすでに学会発表・講演の予定が40回入っていますので、来年からになりそうです。活動内容は考えていきます。

以下、2019年上半期の業績です。


(原著論文)
Umezawa H, Kokura Y, Abe S, Suzuki C, Nishida A, Uchiyama Y, Maeda K, Wakabayashi H, Momosaki R. The Relationship Between the Improvement in Activities of Daily Living and Energy Intake in Older Patients with Hip Fracture in Rehabilitation. Ann Rehabil Med. in press
Maki H, Wakabayashi H, Nakamichi M, Momosaki R. Impact of number of drug types on clinical outcome in patients with acute hip fracture. J Nutr Health Aging. in press
Nishiyama AGG, Wakabayashi H, Nishioka S, Nagano A, Momosaki R. Energy Intake at Admission for Improving Activities of Daily Living and Nutritional Status among Convalescent Stroke Patients. Neurol Med Chir. doi: 10.2176/nmc.oa.2019-0002, 20195
Ueshima J, Maeda M, Wakabayashi H, Nishioka S, Nakahara S, Kokura. Comprehensive Geriatric Assessment and nutrition-related assessment: A cross-sectional survey for health professionals. Geriatrics 4(1):23, 20192
Tanaka M, Momosaki R, Wakabayashi H, Kikura T, Maeda K. Relationship between nutritional status and improved ADL in individuals with cervical spinal cord injury in a convalescent rehabilitation ward. Spinal Cord. 57:501-508, 20191
Nakamichi M, Wakabayashi H, Nishioka S, Momosaki R. Influence of antipsychotics on functional prognosis after geriatric hip fracture. J Nutr Health Aging. 23:381-385, 20191

(総説)
Wakabayashi H. Medical-dental collaboration in general and family medicine. J Gen Fam Med. 20:47, 20191
若林秀隆:サルコペニア診療ガイドラインと栄養のポイント.日本骨粗鬆症学会雑誌 5(2):p359-36020196
若林秀隆:フレイルの予防・治療.日本骨粗鬆症学会雑誌 5(2):p320-32420196
長澤充城子、齋藤薫、若林秀隆、白野明:生活・QOLを支える在宅リハビリテーション―川崎市での取り組み―生活を拡げる住宅改修・福祉用具.癌と化学療法 46(Supple 1):p52-5420195
雄司、齋藤薫、若林秀隆、白野明:川崎市における在宅リハビリテーションとそのマネジメント.癌と化学療法 46(Supple 1):p49-5120195
濱口陽介、白野明、齋藤薫、若林秀隆:ALS患者に対して「社会参加」を目標に掲げた在宅でのリハビリテーション.癌と化学療法 46(Supple 1):p46-4820195
安保博史、白野明、齋藤薫、若林秀隆:川崎市における地域リハビリテーションの展開.癌と化学療法 46(Supple 1):p43-4520195
若林秀隆:末梢動脈疾患のサルコペニア・フレイルとリハビリテーション栄養.日本下肢救済・足病学会誌 11(1):p2-920194
若林秀隆:EWGSOP2コンセンサスのサルコペニア.NutritionCare 12(4):p56-5920193
若林秀隆:シリーズ:地域医療を実践する内科医とは―具体的な地域医療活動 地域医療における多職種連携(各論)フレイル.日本内科学会雑誌 108(2):p258-26320192
若林秀隆:リハビリテーション栄養の最前線.救急医学43(2):p190-19120192
若林秀隆:サルコペニアのアップデート:EWGSOP2論文紹介を中心に.食と医療8:p38-4120191
川越正平、若林秀隆:医療の言い分・介護の言い分:入院によるサルコペニアがフレイルを招く.医療と介護NEXT 5:p54-5920191
(レター)
Imura S, Nishiyama A, Wakabayashi H. Comment on “Nutritional situation of enterally fed patients in neurological early rehabilitation and impact of nutritional status on functional outcome”. Clin Nutr. in press , 20195
Wakabayashi H. Comment on "Sarcopenia is an Independent Risk Factor for Dysphagia in Community-Dwelling Older Adults". Dysphagia. doi: 10.1007/s00455-019-09981-0, 20191
(著書)
【単著・編著】
若林秀隆:イラストで学ぶ高齢者リハビリテーション栄養,講談社,20194
【分担執筆】
若林秀隆:リハビリテーションと栄養.日本病態栄養学会編集:病態栄養専門管理栄養士のための病態栄養ガイドブック改訂第6版,pp349-35420195
若林秀隆:二次性サルコペニアを理解する.サルコペニア診療実践ガイド作成委員会編集:サルコペニア診療実践ガイド,pp33-3720193

(学会発表・講演)
Wakabayashi H. Sarcopenic dysphagia: Definition, Etiology, Diagnosis and Treatment, The 2019 Taiwan Society for Parenteral and Enteral Nutrition Annual Congress, Taipei20194
Wakabayashi H. Home-based Combined Therapy with Rehabilitation and Aggressive Nutrition Management for Sarcopenic Dysphagia, The 2019 Taiwan Society for Parenteral and Enteral Nutrition Annual Congress, Taipei20194
Wakabayashi H. Rehabilitation nutrition for sarcopenia and sarcopenic dysphagia, The 2019 Taiwan Society for Parenteral and Enteral Nutrition Annual Congress, Taipei20194
若林秀隆:透析運動療法の医学的適応と注意点.第64回日本透析医学会学術集会,横浜,20196
若林秀隆:リハビリテーション薬剤と摂食嚥下障害.第3回日本老年薬学会学術大会,名古屋,20195
若林秀隆:臨床現場で悪液質の早期診断を普及させるための課題と展望.第6回日本サルコペニア・悪液質・消耗性疾患研究会,新潟,20194
若林秀隆:栄養.第9回日本腎臓リハビリテーション学会学術集会,別府,20193
若林秀隆:サルコペニア・フレイルを視野に入れた高齢者のリハ栄養管理.第34回日本静脈経腸栄養学会学術集会,品川,20192
若林秀隆:急性心不全入院患者の入院時BMIが退院時日常生活活動自立度に与える影響.第34回日本静脈経腸栄養学会学術集会,品川,20192
若林秀隆:CKD患者に対するリハビリテーション栄養.第17回日本フットケア学会年次学術集会,名古屋,20192
若林秀隆:サルコペニア・フレイル対策におけるリハビリテーションと栄養管理の役割.第22回日本病態栄養学会年次学術集会,横浜,20191

(研究助成金)
若林秀隆:サルコペニアの摂食嚥下障害の病態解明と確定診断基準創造.文部科学省学術研究助成基金助成金 基盤研究(B)  1079万円 (内、間接経費 : 249万円) 、研究代表者

(その他:テレビ、ラジオ、雑誌、新聞)
若林秀隆:名医が教える日本人の病気の最新治療:誤嚥性肺炎(2)食事の工夫.週刊朝日, 2019628日増大号
若林秀隆:名医が教える日本人の病気の最新治療:誤嚥性肺炎(1)治療とリハビリ.週刊朝日, 2019621日増大号