2012年4月2日月曜日

第12回日本抗加齢医学会総会

6月22-24日にパシフィコ横浜で第12回日本抗加齢医学会総会が開催されます。

http://www.mediproduce.jp/12jaam/index.html

私は6月22日の午後しか参加できませんが、リハ栄養・サルコペニア的に興味深いシンポジウムやベーシックサイエンスがいくつかありますので紹介します。私はシンポジウム5とシンポジウム6を聞こうと思っています。ロコモよりautophagyのほうがマイブームですね。

シンポジウム3.転ばぬ先の杖~ロコモーティブ症候群とアンチエイジング 6月22日(金) 14:30~16:00 第2会場 301 座長: 井上  聡(東京大学大学院医学系研究科抗加齢医学講座)、細井 孝之(国立長寿医療研究センター)

•抗加齢ドックからみた転倒・骨折予防
伊賀瀬道也(愛媛大学大学院加齢制御内科学(老年・神経内科)・ 愛媛大学医学部附属病院抗加齢・予防医療センター)
•変形性関節症治療の現状と未来
川口  浩(東京大学医学部整形外科)
•サルコペニアの原因解明に向けて
重本 和宏(東京都健康長寿医療センター研究所)
•サルコペニアと転倒
神﨑 恒一(杏林大学医学部高齢医学)
•骨関節疾患のゲノムバイオマーカー
井上  聡(東京大学大学院医学系研究科抗加齢医学講座)

シンポジウム5.三尺流れれば水清し~autophagyと老化 6月22日(金) 14:30~16:00 第3会場 302 座長: 大津 欣也(Cardiovascular Division King's College London)、久米 真司(滋賀医科大学内科学講座)

•心臓のautophagyと老化
大津 欣也(Cardiovascular Division King's College London)
•腎臓のautophagyと老化
久米 真司(滋賀医科大学内科学講座)
•膵β細胞のオートファジーと老化
藤谷与士夫(順天堂大学大学院医学研究科代謝内分泌内科学)

シンポジウム6.少年老い易く学成り難し~テストステロン医学の最先端2012 6月22日(金) 16:00~17:30 第3会場 302 座長: 堀江 重郎(帝京大学医学部泌尿器科学講座)、秋下 雅弘(東京大学大学院医学系研究科加齢医学)

•筋肉の抗加齢 
佐久間邦弘(豊橋技術科学大学体育・保健センター)
•指の長さの比とテストステロン
久末 伸一(帝京大学医学部泌尿器科学講座)
•テストステロンによるSAMP8マウス認知能改善作用
大田 秀隆(東京大学大学院医学系研究科加齢医学講座)
•AGEsを標的としたアンチエイジング
山岸 昌一(久留米大学医学部糖尿病性血管合併症病態・治療学講座)

ベーシックサイエンス1: 運動のベーシックサイエンス 6月23日(土) 9:00~10:30 第3会場 302 座長: 江崎 治(国立健康・栄養研究所 基礎栄養研究部)

•サルコペニアの予防戦略
江崎 治(国立健康・栄養研究所 基礎栄養研究部)
•PGC-1alpha-bの生理作用
三浦 進司(国立健康・栄養研究所)
•白筋を増加させる方法
土田 邦博(藤田保健衛生大学 総合医科学研究所 難病治療学研究部門)
•高齢者で認められる糖代謝異常とその予防法
藤井 宣晴 (首都大学東京大学院 人間健康科学研究科 ヘルスプロモーションサイエンス学域)

4 件のコメント:

  1. 佐久間邦弘4/03/2012

    若林先生 抗加齢医学会の情報掲載ありがとうございます。プログラムを見てて思ったのですが、意外にサルコペニアについての演題多いですよね。この分野の研究者日本に結構おられるということ、これまで認識してませんでした。自分が所属する日本体力医学会ではサルコペニアの演題があまり多くないので、新鮮な感じがします。ベーシックサイエンスで講演される首都大学東京の藤井宣晴先生は、筑波大学時代の2つ先輩の方です。研究室は違うのですが。。。

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  2. 佐久間先生、どうもありがとうございます。確かにサルコペニア関連の演題が多いですね。現時点では、日本老年医学会と日本抗加齢医学会がもっとも多いかもしれません。
    私は23日、24日に熊本で講演がありますので、藤井先生のお話を聞くのは残念ですが難しそうです。飛行機の時間によっては朝だけ顔をだせるかもしれませんが。

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    1. 佐久間邦弘4/04/2012

      若林先生 土曜日から熊本ですか。。。やはりお忙しいんですね。研究会とか学会とかでしょうか。
       日本老年医学会ですか。。おそらく長い歴史を持つ学会なのでしょうが、日本抗加齢医学会はまだ発足して10年程度ですよね。ネーミングからすると両者はかなり近い学会だとイメージするのですが、発表演題の傾向、学会の目指す方向性はかなり違うのでしょうか???もしご存知でしたら教えて下さい。

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  3. 佐久間先生、どうもありがとうございます。土曜日は熊本NST研究会、日曜日は熊本のあるリハ病院で研修会です。
    日本老年医学会は今年が第54回ですので、日本抗加齢医学会とは歴史が違いますが、重複するところも少なくないですね。詳細はどちらの学会にもまだ参加したことがないのでわかりません。すみません…。老年医学会では以下のようなシンポジウムがあります。

    シンポジウム2:高齢者の「サルコペニア」ならびに「虚弱」とその対策(6月28日午後)
    司会
    葛谷雅文(名古屋大学老年内科)鈴木隆雄(国立長寿医療研究センター研究所)

    1.日本人高齢者の二重エネルギー線吸収測定法を用いたサルコペニアの解析
    真田樹義(立命館大学スポーツ健康科学部)

    2.日本人高齢者のバイオインピーダンス法を用いたサルコペニアの解析
    谷本芳美(大阪医科大学衛生学・公衆衛生学教室)

    3.疫学研究からのサルコペニアとそのリスク―特に栄養との関連
    下方浩史(国立長寿医療研究センター研究所予防開発部)

    4.サルコペニア・虚弱への介入研究
    金 憲経(東京都健康長寿医療センター)

    5.サルコペニアに対する薬物治療の可能性―骨粗鬆症薬の検討から―
    原田 敦(国立長寿医療研究センター整形外科)

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