2013年2月10日日曜日

疾患別リハ栄養の伝道師

昨年の目標として、リハ栄養の講演をできる伝道師が全国に増えてほしいと考えていました。今年、リハ栄養フォーラム2013を全国各地で企画できたり、この他にも私以外が講師でリハ栄養関連の講演が増えたりしていますので、初期目標は達成できたと感じています。

リハ栄養フォーラム2013のHP
https://seminar.admin83.jp/forum2013/

次の目標は、疾患別リハ栄養の講演をできる伝道師が増えてほしいと思っています。現時点ではまだリハ栄養総論、つまりリハ栄養の考え方、リハ栄養からみたサルコペニアの評価と対応といった内容の講演が多いです。

リハ栄養という言葉や考え方がほとんど知られていない時期には、総論的な講演が優先されます。現在でもまだまだ認知度は低いので、私自身もリハ栄養総論の講演をすることが多いのが実情です。これは当分、継続しなければいけないことです。

一方、疾患別のリハ栄養の講演をしてほしいという依頼もあります。例えば廃用症候群、脳卒中、大腿骨近位部骨折、回復期全般、慢性心不全、がん、認知症、嚥下障害(サルコペニア・誤嚥性肺炎・口腔)、周術期(ESSENSE)、ロコモ、慢性腎不全です。

リハ栄養ハンドブックには、主な疾患のリハ栄養ということで数多くの疾患を掲載しています。

リハビリテーション栄養ハンドブック目次
http://www.ishiyaku.co.jp/search/details_1.aspx?cid=1&bookcode=218630

しかし疾患別のリハ栄養についてまとまった内容を講演するのは、なかなか大変です。リハ栄養は基本的に広く浅くのスタンスですが、疾患別のリハ栄養に限定すると狭く深くなります。全疾患で最新のリハ栄養のエビデンスを把握するのも正直大変です(笑)。

今後は「リハ栄養総論+1つの疾患別リハ栄養」を講演をできる伝道師が増えてほしいと考えています。この疾患のリハ栄養の講演ならこの人、と言えるくらいの方が各疾患でいればよりリハ栄養を多くの方に広めることができるのではと感じています。私も頑張りますが。

ただ、嚥下障害に関してはサルコペニアの摂食・嚥下障害を出版したこともありますので、リハ栄養総論に含んでよいと思っています。嚥下障害以外の各疾患で、リハ栄養のスペシャリストが出てくると心強いです。これが今年の目標の1つになりそうです。

実際には日本リハビリテーション栄養研究会の世話人や、リハ栄養の書籍を執筆してくださった方々を中心に、MB(無茶ぶり)することになりそうです。心当たりのある皆様は、「リハ栄養総論+1つの疾患別リハ栄養」の講演をできるよう準備しておいてくださいね(笑)。

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