2013年5月29日水曜日

JSPEN2014演題募集開始

第29回日本静脈経腸栄養学会学術集会(2014年2月27、28日、パシフィコ横浜)の演題募集が開始となっています。

http://jspen.jp/jspen2014/subject/

今回シンポジウムの1つに「リハビリテーションと栄養」が取り上げられています。以下、上記HPからの紹介文の引用です。

リハビリテーションは、ヒトにより健康な生活をもたらすことを目的とした医学の重要な分野である。疾病を治癒に導いても、患者さんのQOLが低下すればその医療行為の価値は低下することになる。身体的、社会的、精神的により満たされるためには、栄養管理とリハビリテーションのコラボレーションが不可欠である。まず、適切な栄養管理とともに行うリハビリテーションの効果について、様々な観点からご発表いただきたい。また、低栄養の看過や栄養療法開始の遅延がもたらすリハビリテーションへの悪影響を回避する方策もお示しいただきたいと考えている。さらに、自分で食べること、より上手に、きれいに食べることは幸福感をもたらす。摂食機能療法に関する発表も歓迎する。このシンポジウムでは、栄養管理とリハビリテーションがともに歩むべき道を照らしていただけるような発表と討論を期待する。

また、「サルコペニアの評価と介入」というシンポジウムも開催されます。以下、上記HPからの紹介文の引用です。

サルコペニアは「加齢とともに出現する骨格筋量の減少ならびに筋力の低下」と定義づけられ、高齢者における転倒、骨折につながる、重要な老年症候群の一コンポーネントである。さらにサルコペニアは高齢者の虚弱状態(frailty)に直接関与しており、生命予後のみならず、身体機能障害、要介護状態の要因として理解されている。サルコペニア自体の概念は歴史的にも浅く、基礎・臨床研究もまだまだ十分成熟しているわけではないが、その成因は多因子が関連しているおり、その中でタンパク質、アミノ酸、ビタミンなどの栄養関連、さらには運動との関連も強調されているところである。今回、サルコペニアの評価ならびに疫学研究、さらには介入を含めた臨床研究を通じて、サルコペニアに対する理解を深め、今後のこの分野の研究の発展に貢献する有意義なディスカッションを行いたい。

以上、引用です。こういったテーマをシンポジウムに取り上げていただけるのは、とても嬉しいですね。リハ栄養やサルコペニアに関心のある多くの方に、演題登録をしていただければと思います。私も頑張ります。よろしくお願い申し上げます。

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