2013年9月19日木曜日

Q&Aと症例でわかる!摂食・嚥下障害ケア

藤島一郎,谷口 洋,藤森まり子,白坂誉子/編、Q&Aと症例でわかる!摂食・嚥下障害ケア、羊土社を紹介します。今週末の日本摂食・嚥下リハ学会でお披露目になると思います。

https://www.yodosha.co.jp/medical/book/9784758109703/index.html

私は、第1章Q10の「患者さんの栄養状態はどのように把握すればいいでしょうか」と、第4章の3.摂食・嚥下障害に影響を与える医療の4)絶食について、執筆させていただきました。臨床現場で役に立つ書籍ですので、多くの方に見ていただければと思います。

目次

第1章 エキスパートに聞く! なるほどQ&A

1.アセスメント・評価・診断

Q1 摂食・嚥下障害を見逃さないためには、どのようなことに注意すればよいでしょうか【白坂誉子】
Q2 摂食・嚥下障害が疑われる患者さんにまず何をすればいいでしょうか【鈴木友子】
Q3 質問紙やスクリーニングテストとはどのようなものですか【鎌倉やよい】
Q4 精度の高いスクリーニングテストはありますか【鎌倉やよい】
Q5 嚥下造影検査は、どのように行いますか【武原 格】
Q6 嚥下造影の見方を教えてください【武原 格】
Q7 嚥下内視鏡検査はどのように行いますか【西村 立】
Q8 嚥下内視鏡のみかたを教えてください【佐藤友里】
Q9 患者さんにとって適切な検査はどのように選べばよいですか【福村直毅】
Q10 患者さんの栄養状態はどのように把握すればいいでしょうか【若林秀隆】

2.治療

Q1 脳疾患の急性期において、絶食の状態からどのように経口摂取をはじめるのがよいでしょうか【小山珠美】
Q2 神経筋疾患の進行によって嚥下機能が悪化してきた場合は、どのように援助するのがよいでしょうか【寺尾聡子】
Q3 長期にわたり気管挿管されていた患者さんへのアプローチはどのように行うのがよいでしょうか【柿沼香里】
Q4 誤嚥性肺炎で絶食だった患者さんの摂食はどのようにはじめるのがよいでしょうか【鈴木友子】
Q5 経鼻胃管が挿入されている患者さんは経口摂取をしてよいのでしょうか【泉澤孝枝】
Q6 脳卒中でミキサー食が続いている患者さんが、次の段階の調整食を摂取できるようになるためにはどのような援助を行うのがよいでしょうか【宇佐美康子】
Q7 食事中ときどきむせる患者さんがいます。どのように対応するのがいいでしょうか【宇佐美康子】
Q8 手術により経口摂取を可能にすることができますか【兵頭政光】

3.リハビリ・ケア

Q1 摂食機能療法はどのように行いますか【大熊るり】
Q2 リハビリを行う際にまず考えるべきことは【大野 綾】
Q3 リハビリ訓練にはどのような種類がありますか【三鬼達人】
Q4 基礎訓練の適応と方法を教えてください【三鬼達人】
Q5 患者さんに合わせた口腔ケアの方法と注意点を教えてください【鈴木千佳代】
Q6 歯科医へのコンサルテーションはどのような場合に行いますか【鈴木千佳代】
Q7 直接訓練の進め方を教えてください【三鬼達人】
Q8 誤嚥しにくい姿勢について教えてください【三鬼達人】
Q9 嚥下反射が起こりにくい場合はどうすればいいですか【森脇元希】
Q10 患者さんが自己摂取しやすい環境調整のポイントを教えてください【佐野亜花里】
Q11 在宅療養に向けた家族への指導で、注意していることはありますか【佐野亜花里】

第2章 実践力が身につく! 症例編

1.疾患別

1)脳血管障害─球麻痺【今田智美】
2)偽性球麻痺【中野みさと】
3)パーキンソン病【臼井晴美】
4)筋萎縮性側索硬化症(ALS)【寺尾聡子】
5)脊髄小脳変性症【臼井晴美】
6)ギラン・バレー症候群【宇佐美康子】
7)認知症【鈴木葉子/伊藤史朗】
8)高次脳機能障害【鈴木葉子/伊藤史朗】
9)口腔がん、咽頭がん【青山真弓】
10)舌がん【青山真弓】
11)食道がん【鈴木恭子】
12)放射線治療の後遺症【鈴木恭子】

2.生活環境別

1)重症集中治療室【柿沼香里/杉山理恵】
2)回復期リハビリテーション【木本ちはる】
3)重症心身障害児施設【吉野綾子】
4)介護保険指定施設【田中靖代】
5)在宅療養・外来通院【藤森まり子/藤島一郎】

第3章 嚥下調整食の基本とコツ

1)嚥下調整食の特徴【栢下 淳】
2)嚥下調整食の種類と適応【栢下 淳】
3)とろみ調整食品とゲル化剤の使い方【栢下 淳】
4)介護者の負担を減らす調理方法の工夫【大塚純子】
5)嚥下調整食のレシピと市販品の利用方法【大塚純子】

第4章 摂食・嚥下障害の基礎知識

1.摂食・嚥下のメカニズム

1)「口から食べる」とはどういうことか【谷口 洋】
2)解剖・生理の基礎知識【谷口 洋】
3)小児の特徴【弘中祥司】
4)高齢者の特徴(加齢による解剖学的変化・生理学的変化)【谷口 洋】

2.定義・病態

1)摂食・嚥下障害とは【白坂誉子】
2)摂食・嚥下障害の原因【谷口 洋】
3)摂食・嚥下障害の病態【白坂誉子】
4)誤嚥と窒息(嚥下前の誤嚥、嚥下中の誤嚥、嚥下後の誤嚥)【重松 孝】
5)摂食・嚥下障害によって起こる合併症【杉山育子】

3.摂食・嚥下障害に影響を与える医療

1)気管切開【金沢英哲】
2)人工呼吸器装着【神津 玲】
3)経管栄養【田中直美】
4)絶食【若林秀隆】
5)点滴・酸素吸入【片桐伯真】
6)摂食・嚥下障害を引き起こす薬剤【中村智之】
7)吸引【大石佐奈美】

Column

摂食・嚥下障害看護認定看護師に期待すること【鎌倉やよい】

LIP:Liquid Intake Procedure【鮫島菜緒】

リハビリテーションにおけるゴール【藤島一郎】

段階的摂食訓練の意義【藤島一郎】

摂食・嚥下リハビリに期待すること【落合芙美子】

スタッフとともにつくり上げるケアの確立【外塚恵理子】

“食べることを支援する”看護の魅力とちから【戸田浩司】

プレゼンテーションの秘訣【金澤典子】

窒息【國枝顕二郎】

「合併症」と「併存症」について【杉山育子】

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