2013年12月24日火曜日

高齢者リハビリテーション栄養:続報

若林秀隆著、新・臨床高齢者医学1「高齢者リハビリテーション栄養」、カイ書林の印刷が完成して、本日私の手元に届きました。ただネット上ではまだ入手できないようです。今週中にはアマゾンなどで入手できるようになると思います。

新・臨床高齢者医学シリーズが何冊まで出版されるかわかりませんが(笑)、最初が「高齢者リハビリテーション栄養」であるというのは、まさに「新」臨床高齢者医学だと思います。臨床高齢者医学でリハと栄養が重要であることは言うまでもありませんし。

リハ栄養ではサルコペニアが重要な対象ですので当然、高齢者に対するリハ栄養が多くなります。ただ高齢者のリハ栄養に特化した書籍は、今まで企画したことがありませんでした。今回は単著ですので、かなり個人的な意見も執筆させていただきました。

主な読者対象である総合医には、最初の藤沼先生からのインタビュー記事が一番面白いかもしれません。また医師以外の職種にも読みやすい内容だと思います。本書のコンセプトは、レジデントが寝る前に30分で読める本です。多くの方に読んでいただければと思います。よろしくお願い申し上げます。

目次
序:リハビリテーションなくして総合診療なし

第1章 総論
①総合診療医のための高齢者リハビリテーション
②ICFとCGA
③ADLとQOL
④SMARTなゴール設定
コラム:ブレイン・マシーンインターフェイス
⑤高齢者のリハビリテーション栄養

第2章 ケースで学ぶリハビリテーションなくして総合診療なし
①CKDに対して蛋白質制限を行わなかった脳卒中のケース
コラム:HAL
②老年症候群が進行し大腿骨近位部骨折を受傷したケース
③大腿骨近位部骨折から回復したケース
④軽度認知機能障害~初期認知症の外来ケース
⑤抑うつの改善でADLが改善した廃用症候群のケース
⑥がん悪液質を一時的に改善できたケース
⑦とりあえず安静・禁食にしなかった誤嚥性肺炎のケース

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