若干早いですが、2013年の振り返りをしたいと思います。
学会発表・講演筆頭演者 2011年8回 → 2012年18回 → 2013年26回
講演(大学講義なども含め) 2011年69回 → 2012年95回 → 2013年77回
原著論文 2011年2本 → 2012年1本(筆頭ではありませんが) → 2013年1本
書籍(編著) 2011年 1冊 → 2012年 2冊 → 2013年3冊
総説・書籍など依頼原稿 2011年19本 → 2012年27本 → 2013年38本(うち英語のレビュー論文3本、ツ・ナ・ガ・ルの連載とNutrition Careの「症例でアプローチ!リハビリテーション栄養のススメ」のコメントは含んでいません)
日本リハビリテーション栄養研究会会員数 2011年末574人 → 2012年12月28日1917人 → 2013年12月27日現在3077人
ブログ執筆本数 2011年415本 → 2012年367本 → 2013年144本
テレビ・ラジオなど 2012年0回 →2013年4回
講演を減らそうと考えていましたが、学会発表と合わせると103回ということで、週2回ペースで1年間やり続けた計算になります。やりすぎですね。今年はかなりの講演依頼をお断りさせていただきましたが、来年は今年以上にお断りさせていただきたいと思います。申し訳ありませんが、よろしくお願い申し上げます。
原著論文はようやくImpact Factorのある雑誌に、リハ栄養の内容で掲載することができました。自分の中では大きな一歩です。来年もImpact Factorのある雑誌に1本は掲載しなければと考えています。他に日本語論文でアクセプトされたものが1つあります。
書籍は過去最高でしたが、これも多すぎですね。特に単著に関しては負担がかなり大きかったので、もう当分はやめようと思います。来年2月頃に「悪液質とサルコペニア」に関する書籍を出版予定ですが、それで十分かなと感じています。
サルコペニア関連の英語のレビュー論文を3本執筆できたことは、今年の収穫の1つでした。これはブログで何度も論文を紹介させていただいた、豊橋技術科学大学の佐久間邦弘先生のご指導のおかげです。とても感謝しております。来年もご指導いただく予定です。
日本語の依頼原稿も多すぎですね。今年はすべてお引き受けさせていただきましたが、来年は方針を変更したいと思います。できるところから日本リハビリテーション栄養研究会の世話人の方などに無茶ぶりをして、共著という形にしたいと考えています。よろしくお願い申し上げます。
日本リハビリテーション栄養研究会の会員数はおかげさまで毎月100人ペースで増加しています。Facebookの壁で入会できない方向けの研修会(リハ栄養フォーラム、学術集会)も今年は成功しました。来年もリハ栄養フォーラム、学術集会に多くの方に参加していただきたいと思います。
ブログに関しては来年はさらに執筆回数が少なくなると思います。現在はTwitterとFacebookで簡単に論文紹介することがメインになりました。興味のある方は私のTwilogを見ていただければ参考になるかと思います。
http://twilog.org/HideWakabayashi
今年はテレビやラジオに出演させていただくことが数回ありました。これも筑波大学の久野譜也先生がサルコペニア肥満について精力的に活動されていたおかげです。テレビ、ラジオに関しては目標設定するものではありませんが、タイミングが合えば協力させていただくつもりです。
来年も目標に関しては、別の機会に書きたいと思います。まずは振り返りまで。以下、2013年の私の業績です。
(原著論文)
Wakabayashi H, Sashika H: Malnutrition is associated with poor rehabilitation outcome in elderly inpatients with hospital-associated deconditioning: a prospective cohort study. J Rehabil Med doi: 10.2340/16501977-1258. 2013 [Epub ahead of print]
(総説)
Wakabayashi H, Sakuma K. Comprehensive Approach to Sarcopenia Treatment. Curr Clin Pharmacol 2013 [Epub ahead of print]
Wakabayashi H. Presbyphagia and sarcopenic dysphagia: association between aging, sarcopenia, and deglutition disorders. J Frailty Aging 2013 [Epub ahead of print]
Wakabayashi H, Sakuma K: Nutrition, exercise, and pharmaceutical therapies for sarcopenic obesity. J Nutr Ther 2(2):100-111, July 2013.
若林秀隆:今、なぜリハビリテーション栄養か.週刊医学界新聞3057p2, 2013年12月
若林秀隆:小児NST病態栄養シリーズ:在宅栄養のすべて‐摂食・嚥下リハビリテーションの問題点.小児外科45p1326-1329, 2013年12月
若林秀隆:サルコペニアに対する運動療法の実際.日本医事新報4677p32-36, 2013年12月
若林秀隆、他:サルコペニアと運動器の障害.Practice of Pain Management4(4)p4-13, 2013年11月
若林秀隆:栄養―低栄養例.Medical Rehabilitation163p420-423, 2013年11月
若林秀隆:研修医のための栄養療法入門.研修医通信50p8-11, 2013年10月
若林秀隆:高齢者の廃用症候群の機能予後とリハビリテーション栄養管理.静脈経腸栄養28p1045-1050, 2013年9月
若林秀隆:高齢者「主治医」事典―生活の質―高齢者と生き甲斐.JIM23p826-828, 2013年9月
若林秀隆:アンチエイジングとリハビリテーション―サルコペニア.総合リハビリテーション41(9)p809-816, 2013年9月
若林秀隆:「回復期リハ“栄養”病棟」という考え方.リハビリナース6(5)p8-13, 2013年9月
若林秀隆:誤嚥性肺炎と栄養管理―嚥下障害によるサルコペニアとその治療.臨床リハ22(9)p858-864 , 2013年9月
若林秀隆:摂食・嚥下障害と栄養管理―理学療法とリハビリテーション栄養管理.理学療法学40(5)p392-398, 2013年8月
若林秀隆:軽度の摂食・嚥下障害を初期から見抜く‐嚥下障害スクリーニングのための質問票“EAT-10”.エキスパートナース29(11)p13-17, 2013年8月
若林秀隆:サルコペニアとアンチエイジング‐栄養と運動.アンチ・エイジング医学9(4)p548-553, 2013年8月
若林秀隆:持久力低下とリハビリテーション栄養.ニュートリションケア 6(7)p92-94, 2013年6月
若林秀隆:サルコペニアの摂食・嚥下障害とリハビリテーション栄養.ヒューマンニュートリションケア 24p67-69, 2013年6月
若林秀隆:リハビリテーションに栄養の視点を.総合リハビリテーション41(6)p515, 2013年6月
若林秀隆:サルコペニアの呼吸障害とリハビリテーション栄養.ニュートリションケア 6(6)p84-86, 2013年5月
若林秀隆:リハビリテーションと栄養管理~リハと栄養管理はベストカップル~.急性・重症患者ケア2(2)p340-347, 2013年5月
若林秀隆:術後リハビリテーションの実際―ICU.総合リハビリテーション41(5)p431-437, 2013年5月
若林秀隆:サルコペニア肥満と栄養.体育の科学 63(5)p366-371, 2013年5月
若林秀隆:実地医家のための臨床栄養update―咀嚼・嚥下障害と栄養管理.日本医師会雑誌142(2)p279-281, 2013年5月
若林秀隆:サルコペニアの嚥下障害とリハビリテーション栄養.ニュートリションケア 6(5)p98-100, 2013年4月
若林秀隆:二次性サルコペニアのリハビリテーション栄養.ニュートリションケア 6(4)p92-94, 2013年3月
若林秀隆:原発性サルコペニアのリハビリテーション栄養.ニュートリションケア 6(3)p84-86, 2013年2月
若林秀隆:歯科衛生士に知ってほしい“リハビリテーション栄養”.DHstyle7(2)p48-52, 2013年1月
若林秀隆:悪液質のリハビリテーション栄養.ニュートリションケア 6(2)p60-62, 2013年1月
若林秀隆:サルコペニアの概要.リハニュースNo.56p2-3, 2013年1月
(著書)
【単著・編著】
若林秀隆:高齢者リハビリテーション栄養、カイ書林、2013年12月
栢下淳、若林秀隆:リハビリテーションに役立つ栄養学の基礎、医歯薬出版、2013年12月
若林秀隆:リハビリテーション栄養Q&A、中外医学社、2013年10月
【分担執筆】
若林秀隆:絶食.藤島一郎他編:Q&Aと症例でわかる!摂食・嚥下障害ケア、羊土社、pp325-327、2013年9月
若林秀隆:患者さんの栄養状態はどのように把握すればいいでしょうか?藤島一郎他編:Q&Aと症例でわかる!摂食・嚥下障害ケア、羊土社、pp46-50、2013年9月
若林秀隆:高齢者の栄養状態.全国歯科衛生士教育協議会監修:高齢者歯科第2版、医歯薬出版、pp97-103、2013年9月
若林秀隆:リハビリテーションと栄養.日本病態栄養学会編:病態栄養専門師のための病態栄養ガイドブック改訂第4版、メディカルレビュー社、pp307-311、2013年5月
若林秀隆:脳卒中とリハビリテーション.藤本篤士他編:5疾病の口腔ケア、医歯薬出版、pp80-83、2013年3月
若林秀隆:サルコペニアの早期発見・治療:病院─急性期病院.葛谷雅文、雨海照祥編:栄養・運動で予防するサルコペニア、医歯薬出版、pp42-47、2013年2月
若林秀隆:サルコペニア予防のための栄養管理とトレーニング.大村健二、葛谷雅文編:高齢者の栄養 はじめの一歩、羊土社、pp160-169、2013年2月
(学会発表・講演)
Wakabayashi H: Association between muscle strength of head lifting, dysphagia, and malnutrition in Japanese elderly: possibility of sarcopenic dysphagia. 7th International Conference of the Society on Sarcopenia, Cachexia and Wasting Disorders, Kobe, Japan, December 2013
Wakabayashi H: The sensitivity and specificity of EAT-10 for dysphagia and malnutrition in Japanese elderly with dysphagia or suspected dysphagia. 3rd Congress of the European Society for Swallowing Disorders, Malmö, Sweden, September 2013
Wakabayashi H: Importance of dysphagia management in rehabilitation. 20th IAGG World Congress of Gerontology and Geriatrics, Seoul, June 2013
若林秀隆:日本リハビリテーション栄養研究会の今後の展望.第3回日本リハビリテーション栄養研究会学術集会,福岡,2013年12月
若林秀隆:慢性期医療とリハビリテーション栄養.第21回日本慢性期医療学会,東京,2013年11月
若林秀隆:高齢者の栄養ケア〜今そこにある危機にチーム医療で立ち向かう〜:リハビリテーションの立場から―高齢者の栄養ケアがリハを変える.第55回全日本病院学会,埼玉,2013年11月
若林秀隆:摂食・嚥下の地域連携の課題.第52回全国自治体病院学会,京都,2013年10月
若林秀隆:Presbyphagia(老嚥)とサルコペニアの栄養管理.第19回日本摂食・嚥下リハビリテーション学会,倉敷,2013年9月
若林秀隆:サルコペニアとリハビリテーション栄養.第19回日本摂食・嚥下リハビリテーション学会,倉敷,2013年9月
若林秀隆:術後回復力強化プログラムにおけるプレハビリテーションの重要性.日本麻酔科学会関東甲信越・東京支部第53回合同学術集会,東京,2013年9月
若林秀隆:食事と栄養でロコモ・サルコペニア肥満を予防しよう.第25回日本運動器科学会,神戸,2013年7月
若林秀隆:緩和医療とリハビリテーション栄養.第18回日本緩和医療学会学術集会,横浜,2013年6月
若林秀隆:サルコペニアの摂食・嚥下障害とリハビリテーション栄養.第50回日本リハビリテーション医学会,東京,2013年6月
若林秀隆、佐鹿博信:Eating Assessment Tool(EAT-10)による嚥下スクリーニングの妥当性.第50回日本リハビリテーション医学会,東京,2013年6月
若林秀隆、佐鹿博信:高齢者の摂食嚥下障害と頭部挙上筋力・頸部周囲長の関連:横断研究.第50回日本リハビリテーション医学会,東京,2013年6月
若林秀隆:サルコペニアの摂食・嚥下障害とリハビリテーション栄養.第24回日本老年歯科医学会,大阪,2013年6月
若林秀隆:在宅リハビリテーション栄養とサルコペニア.第15回日本在宅医学会大会,愛媛,2013年3月
若林秀隆:回復期リハビリテーションにおける臨床栄養とサルコペニア.回復期リハビリテーション病棟協会第21回研究大会,金沢,2013年3月
若林秀隆:サルコペニアの摂食・嚥下障害とリハビリテーション栄養.第26回日本嚥下医学学会,京都,2013年3月
若林秀隆:廃用症候群の高齢入院患者における栄養評価と機能予後.第28回日本静脈経腸栄養学会,金沢,2013年2月
若林秀隆:リハビリテーション栄養の過去・現在・未来.第28回日本静脈経腸栄養学会,金沢,2013年2月
若林秀隆:脳卒中のリハビリテーション栄養管理.第28回日本静脈経腸栄養学会,金沢,2013年2月
若林秀隆:サルコペニアと摂食・嚥下障害.第28回日本静脈経腸栄養学会,金沢,2013年2月
若林秀隆:リハビリテーション栄養管理とサルコペニア.第28回日本静脈経腸栄養学会,金沢,2013年2月
若林秀隆:リハビリテーション栄養.第16回日本病態栄養学会,京都,2013年1月
若林秀隆:摂食嚥下障害.第16回日本病態栄養学会,京都,2013年1月
(研究助成金)
若林秀隆:CTによるサルコペニア指標の開発およびサルコペニアによる摂食・嚥下障害の解析.学術研究助成基金助成金 基盤研究(C) 195万円(内、間接経費45万円)、研究代表者
若林秀隆:地域・在宅高齢者における摂食嚥下・栄養障害に関する研究―特にそれが及ぼす在宅療養の非継続性と地域における介入システムの構築に向けて―.厚生労働科学研究費補助金(長寿科学総合事業)80万円、研究分担者
(その他:テレビ、ラジオ、雑誌)
若林秀隆:40代から要注意!あなたの知らないサルコペニア肥満.あさイチ、NHKテレビ、2013年7月18日
若林秀隆:サルコペニア肥満.ニュースなぜ太郎、テレビ朝日、2013年11月2日
若林秀隆:要注意!サルコペニア(筋肉減少)のやせ・肥満.ラジオあさいちばん、NHKラジオ、2013年12月2日~6日
若林秀隆:外見から分からない「サルコペニア肥満」.AERA 2013年12月23日号
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