2011年7月17日日曜日

ワールド・カフェ

最近の学会や研修会で(特に日本プライマリ・ケア連合学会)、ワールド・カフェ方式というものが増えてきた印象があります。

ワールド・カフェで検索するとたくさんのHPがヒットしますが、下記のHPが分かりやすく解説しています。

ワールド・カフェ・ネット
http://world-cafe.net/

また、ワールド・カフェ ~カフェ的会話が未来を創る~という書籍もあります。

http://www.humanvalue.co.jp/hv2/publish/book04.html

ワールドカフェには7つの原則があります。

1.コンテクストを設定する
・ダイアログを可能にするための目的と広範な要件を明確にする

2.もてなしの空間を創造する
・個人的な快適さと、お互いを尊重する気持を育むことができるもてなしの環境と、心理的な安心感を確保する

3.大切な質問を探求する
・協働を引き出すような強い力を持つ質問に対して、集合的に関心を高める

4.全員の貢献を促す
・参画と相互支援を促すことによって、「個」と「全体」の関係を活性化する

5.多様な視点を他花受粉させて、つなげる
・中核的な質問に対して共通の関心を高め、異なる視点のつながりをもつ多様性と密度を意図的に強めることにより、創発が現れる生体システムのダイナミズムを活用する

6.パターン、洞察、より深い質問に共に耳を傾ける
・個々人の貢献を損なわずに思考の結束を育むことができるように、共通の関心事に焦点を当てる

7.集合的発見を収穫し共有する
・集合的知識と洞察を可視化することによって行動に移せるようにする

個人的にはメンバーを変えながら少人数(4人程度)でグループワークを進めていくというのが興味深いです。私は今までメンバー固定で小グループ学習を企画することが多かったです。そのほうがメンバー間だけでも仲良くなれると考えていたからです。頻回にメンバーを変えると結局、誰とも仲良くなれないのではという心配があります。

9月のリハ栄養合宿はラーニングバー方式でやりたいと考えていますが、一部ワールド・カフェ方式を取り入れても面白いかなと感じています。

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