2011年4月4日月曜日

月刊薬事2011年4月号

月刊薬事2011年4月号では、高齢者薬物療法のセーフティマネジメントが特集されています。下記HPで目次や一部内容の立ち読みができます。

http://www.jiho.co.jp/mag/gy/

私は高齢者でよくみられる症状・疾患として、「低栄養への対応」を執筆させていただきました。薬剤師の方に読んでいただければと思います。

サマリー
高齢者では、老年症候群に関連した疾患・障害要因、老々介護や独居など社会的要因、多剤投与や薬剤副作用の薬剤要因などのために、低栄養を認めることが多い。低栄養には、飢餓、侵襲、悪液質の3種類がある。高齢者ではサルコペニアや摂食・嚥下障害を合併することが少なくない。基本的な栄養評価と摂食・嚥下機能評価は、すべての薬剤師が行えることが望ましい。これらを評価できなければ、処方された薬剤の投与量や剤形が適切かどうかを判断できない。高齢者では常に低栄養と摂食・嚥下障害の存在を疑い、薬剤性の低栄養と摂食・嚥下障害を考慮することが、セーフティマネジメントに必要である。

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