今日はもう1冊、キャリアの本を紹介します。
高橋俊介著、スローキャリア、PHP文庫
アマゾンで中古商品ならなんと16円で入手できます。驚きました。
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スローキャリアとは、出世を第一とせず、仕事のやりがいや価値観を重視した生き方のことのことです。
キャリアと言うとますは、上昇志向(教授、院長、部長、理事など出世欲)、つまりアチーバー型キャリアを思いつきます。上昇志向が強い人はそれでもよいですが、強くない人は出世よりも自分らしさにこだわって仕事をするほうが、やりがいや充実感が高くなりやすいです。
スローキャリアでもアチーバー型キャリアでも、 キャリアのやりがい・充実感を高めるには、以下の10個の行動が有用と紹介されています。
①主体的ジョブデザイン行動
・自分の価値観やポリシーを持って仕事に取り組む。
・社会の変化、ビジネス動向に自分なりの見解を持つ。
・部署・チームを超えて、積極的に周囲の人を巻きこみながら仕事する。
・仕事の進め方や企画を立てる際、延長線上のやり方ではなく、常に自分なりの発想で取り組んでいる。
・自分の満足度を高めるように、仕事のやり方を工夫する。
②ネットワーク行動
・新しいネットワーク作りに常に取り組んでいる。
・自分のネットワークを構成する個々人が、どんなニーズを持っているかを把握し、応えようとしている。 ・自分の問題意識や考えを、社内外のキーパーソンに共有してもらうようにしている。
③スキル開発行動
・今後どのようなスキルを開発していくか、具体的なアクションプランを持っている。
・スキル、能力開発のための自己投資をしている。
私はアチーバー型キャリアを当初考えていました。というかスローキャリアという考え方を知らなかったので、それしか考えようがなかったというのが実情です。
今では7対3くらいでスローキャリアのほうが自分には向いていると感じています。 山登りは行っていますが、山登りを行うことと上昇志向が強いこととは、必ずしも一致しません。
また、アチーバー型キャリアよりスローキャリアが優れている・劣っている、よい・悪いという話ではなく、自分にとってどちらのタイプが向いているかという話です。
どちらのタイプのキャリアであっても、上記の10項目はキャリアのやりがい・充実感に有用ですので、これらを意識しながら日々の仕事を行うとよいと考えます。今の自分にも必要な行動だと実感しています。
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