2009年12月31日木曜日

PT・OT・STとリハ医が一緒に学習できる場

私はこの数年、摂食・嚥下リハとNSTに力を入れてきました。学会としては日本摂食・嚥下リハ学会と日本静脈経腸栄養学会には、ほぼ毎年参加してきました。

日本摂食・嚥下リハ学会HP
http://www.jsdr.or.jp/
日本静脈経腸栄養学会HP
http://www.jspen.jp/top.html

前者ではSTの参加も多く、STとリハ医が一緒に学習できる場と言えます。PT・OTの参加は少ないのが現状です。

後者では職種としては管理栄養士、看護師、薬剤師、臨床検査技師、医師が中心です。STの参加は多少ありますが、PT・OTの参加は少ないです。

つまり、これらの学会に参加してもPT・OTと交流する機会はほとんどありませんでした。それでは自分が所属している他の学会ではと考えてみると、日本リハビリテーション医学会に少数のPT・OT・ST、日本神経心理学会は一部のOT・ST、日本義肢装具学会は一部のPT・OTが参加していますが、日本摂食・嚥下リハ学会や日本静脈経腸栄養学会のような雰囲気ではありません。

神奈川には歴史ある神奈川リハビリテーション研究会という研究会が年2回あります。ここはPT・OTとリハ医が一緒に学習できる場といえますが、一般演題のみで参加者は100人弱です。STの参加は少ないです。

近隣のPT・OTに話を聞いてみても、PT・OTはPT・OT向けの研修会が大半で、多職種で一緒に学習する研修会や学会への参加は少ないようです。日本理学療法士協会や日本作業療法士協会のHP、両者の県士会のHPを見ると、研修会はたくさんありますが、ほとんどがPT・OTのみを対象とするものでした。

リハ栄養はPT・OT・ST、管理栄養士、医師の関与は必須で、薬剤師、看護師、臨床検査技師、歯科医師、歯科衛生士などより多職種の関わりが望ましいと考えています。

ただ現状では、PT・OT・STとリハ医が一緒に学習できる場がほとんどありません。最近この事実に気付いて驚愕しました。この状況を改善しなければいけないと痛感しています。

まずはPT・OT・STが集まる場で、リハ栄養の話をしていきたいと考えています。日程調整さえつけばリハ栄養の講演依頼はすべて引き受けますので、もし何かありましたら遠慮なくご連絡ください。

また、研究会や学会の数が多すぎることは認識していますが、それでもリハ栄養を学習できる新たな場の創出が必要だと感じています。早ければ来年にはリハ栄養研究会的な場を創出したいと考えています。

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