2010年1月2日土曜日

プロフェッショナルの条件

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願い申し上げます。
年始ということで私のバイブルであるドラッカーのプロフェッショナルの条件を紹介させていただきます。

http://book.diamond.co.jp/_itemcontents/0201_biz/30059-3.html

私がドラッカーの本を読むようになって10年くらいになりますが、今でも一番おすすめできる本です。私たちがいかに成果をあげ貢献し自己実現できるかについて易しくはないのですがしっかり記載されています。

プロフェッショナルの条件にはいろいろありますが、自分独自の成果をだし、自分独自の貢献をして、自分独自の自己実現をできていれば、プロフェッショナルと言えると考えます。単に国家資格をもっていること、一人前であること、その仕事で生活するだけの給料を稼いでいることがプロフェッショナルとは思えません。

この本の1章と2章で、今の世の中が知識社会兼組織社会であることと、医療人は知識労働者でありかつチーム・組織で働く組織人・組織労働者であることを、私は学びました。現在がどんな社会で自分がどんな労働者であるかを理解しなければ、十分な成果を出すことは困難です。

3章ではドラッカーの人生を変えた7つの経験が紹介されています。

目標とビジョンをもって行動する。
神々がみていると考え、完全を目指す。
一つのことに集中する。
定期的に検証と反省を行う。
新しい仕事が要求するものを考える。
書き留めておく(フィードバック)。
何によって憶えられたいかを問う。

特に「何によって憶えられたいか」という質問に対して、答えをもつことが大切です。私は今はリハ栄養を広めた人ということで憶えられたいですが、以前は違う答えをもっていました。自分なりの答えをもつと、必ず生き方が変わってきます。皆さんは何によって憶えられたいですか。正月は自問自答するいい機会です。

成果をあげる習慣についても紹介されています。ここは主に「経営者の条件」からの引用です。

時間管理(時間を記録、整理、まとめる)
外の世界への貢献に焦点を合わせる。
強みを基盤にする。
もっとも重要な事に集中する。
成果をあげるよう意思決定を行う。

この5点を意識して生活するだけで、自分独自の成果が何かさえ認識していれば、より多くの成果をだすことができるはずです。

今の自分は、3年前や5年前にどんな生活、どんな努力、学習、成長をしていたかで決まると私は考えています。別の言い方をすると、3年後や5年後の自分の生活や生き方をしているかは、今現在のどんな学習と成長をしているかで決まります。

プロフェッショナルの条件を読みなおすたびに、いい加減な生き方をしてはいけないなと痛感します。実際にはいい加減に生きている部分が少なからずあります。それでも、常に前年よりは今年のほうが充実している、昔はよかった、あの頃に戻りたいと思うことが決してない、今が一番だといえる生き方をしたいです。

まだプロフェッショナルの条件を読んだことがないという方はぜひ読んでください。すでに読んだという方はぜひ読み直してください。読み直す程新しい発見があってさらに学習できます。

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