2010年5月23日日曜日

NST加算シンポジウムとツ・ナ・ガ・ル

昨日、第2回JSPEN首都圏支部学会とNST加算のシンポジウムがありました。シンポジウムに関しては、NST教育施設の暫定認定を6月頃から開始予定と聞けたことが最大の収穫でした。年末まで待たなければいけないと思っていましたので。認定の条件は従来と同様です。指導医の要件はなかなか難しいところですが…。

1. 施設要件:総合病院またはこれに準ずる医療機関で、施設長の認可のもとでNSTが稼動していること.

2. 外部研修者の受け入れが可能であることが必須条件.

3. 指導医の要件(細則第3章、第3条):以下の指導医の資格を有する常勤医師の勤務していること.

認定教育施設における指導医の資格
次の1),2)のいずれかの条件を満たす本学会会員の医師であること.
1)本学会評議員であること。
2)医師免許取得後5年以上,かつ認定申請前3年以上本学会会員であり,
a) 本学会TNT(Total Nutritional Therapy)プロジェクトの研修会
b) 日本静脈経腸栄養学会と日本外科代謝栄養学会共催のNST医師教育セミナー
c) 本学会支部会主催の医師セミナー
のいずれかを修了していることを必須とする。
さらに本学会学術集会に1回以上,学会の認定した研究会・地方会・全国学会に2回以上参加または発表しているか,認定委員会が適当と認める学術論文1件以上を発表していることを要す。

暫定認定でも認定されるNST教育施設が増えれば、それだけPT・OT・STもNST専門療法士受験に必須の40時間の実習を受けやすくなります。現状では受け入れがこれ以上できないという施設が多いかと思いますので。

昨日はツ・ナ・ガ・ル第2号の配布もありました。以前も紹介しましたが、これはチーム医療フォーラムが発行している雑誌で、医療人の学びにとても有用です。

チーム医療フォーラムHP
http://teamforum.or.jp/

第2号は特定看護師制度が特集です。私も「医療人のためのFaculty Development」ということで、コルブの経験学習モデルを紹介しました。興味のある方はぜひ個人賛助会員になっていただければと思います。よろしくお願いいたします。

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