個人的な話で申し訳ありませんが、今日、医歯薬出版の担当者から連絡があり、「PT・OT・STのためのリハビリテーション栄養」の増刷が決まりました。これもひとえに皆様のご支援のおかげです。心よりお礼申し上げます。どうもありがとうございました。
英語の原著論文の執筆実績をある程度作ってから日本語の書籍を作るのが本来の流れかと思っています。しかし私の場合、英語の原著論文執筆が全くない状態で、先に日本語の書籍を作ってしまいました。この件も含めて、批判は多々あるかと思います。
ただ、リハにおける栄養に対する無関心を放置することはできませんでした。特にPT・OT・STに対して、もっと栄養に関心を持って日頃の臨床に取り入れるようになれば、リハの質がより向上することを伝えたいと考えていました。
「リハ栄養」という新たなことばを作って書籍を作ることには、いろんな面でかなりのリスクがあると感じていました。ただ、ドラッカー流に言えば、行動して失敗するリスクよりも、何もしないでいることのリスクのほうが格段に大きいと思いました。
個人的には1回でも増刷すれば成功だと思っていましたので、とても嬉しいです。これもドラッカー流に言えば「予期せぬ成功」です。「予期せぬ成功」を追求することほど、容易に成功するイノベーションはないそうなので、引き続き追及したいと思います。
今年からPT・OT・ST・歯科衛生士も日本静脈経腸栄養学会のNST専門療法士を受験できるようになりました。これはリハ栄養の普及に追い風です。追い風も活用して、リハ栄養の考え方が臨床現場に普及することに貢献したいと考えています。今後とも皆様のご協力の程、何卒よろしくお願い申し上げます。
2010年5月25日火曜日
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はじめまして。STです。
返信削除こちらの書籍をテキストにし、
科内で勉強会を開かせていただきました。
おかげさまで、
PTやOTの一部のスタッフが栄養状態を確認しながら、
リハビリを考えるようになりました。
まだまだ曖昧なままの部分もありますので、
これからも引き続き勉強させていただきます。
よいきっかけを与えていただき、
ありがとうございます。
issyさん、コメントどうもありがとうございます。
返信削除科内で栄養の勉強会を開催してくださったとのこと、とてもうれしいです。1人でも多くのリハスタッフに栄養に関心を持ってもらえればありがたいです。
私もまだ曖昧な部分が少なくないので学習中の身分です。今後ともよろしくお願いいたします。