2010年9月8日水曜日

神奈川の摂食・嚥下の地域連携

先週の第16回日本摂食・嚥下リハ学会で、私は地域連携の発表をしてきました。このセッションでは下記のように神奈川の摂食・嚥下の地域連携の発表が4演題続いていました。それだけ、神奈川の摂食・嚥下の地域連携が進んでいることを伝えることができたのではないかと感じています。

口演 34「地域連携 2」
9月4日(土)13:00~14:00 第4会場
【座長】田中 靖代(ナーシングホーム気の里)
2-4-8 本間 久恵(口腔機能支援センターさいわい・歯科衛生士)
地域ケアを充実させるための歯科の試み ~地域中核・急性期病院の口腔管理実践を通して~
2-4-9 萩原 里枝(訪問看護リハビリステーション銀鈴の詩 訪問看護課・言語聴覚士)
神奈川摂食・嚥下リハビリテーション研究会によるNST・嚥下連絡票の県内統一に関する試み ─第2報 連絡票運用の実際─
2-4-10 若林 秀隆(横浜市立大学附属市民総合医療センター リハビリテーション科・医師)
神奈川摂食・嚥下リハビリテーション研究会による地域リハビリテーションの取り組みの現状と展望(第2報)
2-4-11 宮下 剛(医療法人社団悠心会 森田病院・言語聴覚士)
地域で行う勉強会の意義~自己研鑽から地域発信活動へ発展した勉強会の検討

確かに神奈川には摂食・嚥下の世界で有名な方がそれなりにいますし、土地が狭く人口が多い県なので、その点では地域連携は進めやすい県だと思います。ただ、それだけでは必ずしも地域連携はうまくいきません。

地域栄養ケアPEACH厚木の江頭文江さんのブログに、そのような地域連携のポイントとして「あるひと」の存在の大きさが紹介されています。プチ自慢ですが私です(笑)。

そのひとがいたからできたこと
http://peachatugi.exblog.jp/13196261/

実際には神奈川では江頭文江さんや小山珠美さんの存在が極めて大きいのですが、顔の見えるネットワーク作りを努めてきた結果、今回のような発表ができたのだと感じます。

10月2日に神奈川摂食・嚥下リハビリテーション研究会の第2回世話人ワークショップがあります。ここでもNST・嚥下連絡票のバージョン2への改訂など、地域連携に関する内容が盛り込まれています。いつものように終了後には懇親会を行い、さらなる顔の見えるネットワークの強化をできればと考えています。

神奈川摂食・嚥下リハ研究会を立ち上げて2年半になります。一定の成果はありましたが、新たな課題もいくつか出てきていますので、世話人ワークショップなどでさらに研究会そのものをバージョンアップできればと思います。

神奈川摂食・嚥下リハ研究会のHPも見ていただけるとありがたいです。

http://kanagawaenge.web.fc2.com/

2 件のコメント:

  1. 嚥下リハ学会ではお会いできませんで残念でした。私も「○○先生がいてくれたから、、、」なんて言われてみたいですが、自分に甘いので難しそうです。

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  2. 今回は残念でした。私も今回はかなりの時間、学会場のどこかにはいたはずなのですが…。私もそんなに自分に厳しくないですよ(笑)。自他共にほめるときはほめることも大事だと感じています。

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