2010年3月18日木曜日

原稿執筆

以前、「栄養士のためのリハビリテーション」という名前で、企画についていろいろとご意見をいただきました。どうもありがとうございました。その後、内容も確定しましたので、マイミクを中心にいろんな方に原稿執筆依頼をさせていただきました。依頼を引き受けてくださった皆様、どうもありがとうございます。雑誌が出版されましたら、また宣伝させていただきます。

依頼に関しては、執筆経験豊富でご本人にお任せすれば全く心配ないという方と、学会発表はしているけれど執筆経験が少なく相談に乗らないといけない方がいます。

原稿執筆の方法については、私には何の解説もできません。原著論文の執筆に関してはいろんなテキストが出ていますのでそちらを参照していただきたいと思います。ここでは原稿執筆のメリットの話だけにします。

原稿執筆のメリットに関しては、いくつかあげられます。まず日々の臨床の中で1つのテーマについてじっくり考えをまとめる機会というのは、私の場合実はあまりありません。学会発表や論文執筆という機会でもないと、きちんと調べてまとめることは少ないので、自分にとって貴重な学習機会となります。

私にはアウトプット型学習(学会発表で話す、論文を書くなど。問題集を解くことも入ります)のほうが学習効率がずっと高いです。インプット型学習(人の話を聞く、本を読むなど)では定着率が悪く、繰り返し復習しないとなかなか身に付きません。実際、執筆した内容はあまり忘れません。

ただ学会発表レベルでもまとめる機会にはなりますが、原稿執筆レベルとは全く異なります。学会発表は抄録は残るとしても基本的に発表のその場限りですが、論文は永久にそのままの形で残りますので、いい加減なことはできません(これがプレッシャーにならなければよいのですが…)。

原稿執筆することで自分の名前を憶えてもらえるということもメリットです。簡単に個人ブランドを構築できるというわけにはいきませんが、自分の関心領域が伝わりますので、同じような関心を持っている人に声をかけられたり、別の発表や執筆の機会をいただけたりすることもあります。

実際、原稿執筆のチャンスはいくらでも転がっています。ほとんどの雑誌で常に原稿を募集していますので、臨床研究、症例報告などを執筆、投稿する気にさえなればいくらでもできます。でも現実的には原稿執筆を依頼されなければ、なかなか執筆しないのが普通だと感じます。専門医試験を受験しようとする際に、自分で執筆した論文が1本もないので受験を延期したという医師もいますし。

原稿執筆には確かにいろんな壁がありますし辛いときもありますが、人に教えることと同じくらい、自分にとって最もよき学びの機会になりますので、多くの方に執筆していただきたいと思います。

また、リハ栄養の考え方をより多くの人に知ってもらうには、自分一人で執筆、講演しているだけでは当然、限界があります。いろんな方(できれば若手で臨床現場で頑張っている方)に原稿執筆を依頼できるように、その執筆をサポートできるようにしていくことが、自分の大切な仕事かなと感じています。

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