今日は、「ニューロリハ医のメモリーノート」より、Sarcopenia: European consensus on definition and diagnosis: report of the European working group on sarcopenia in older people. を紹介します。
http://neurorehai.blogspot.com/2010/11/sarcopenia-european-consensus-on.html
このブログでも何回か紹介してきましたが、ヨーロッパにおけるサルコペニアの定義と診断に関するコンセンサス論文です。下記のHPで全文見ることができますが、「ニューロリハ医のメモリーノート」ブログでよく要約されていますので十分かと思います。
http://ageing.oxfordjournals.org/content/39/4/412.full
MRIなどの検査だけで、加齢によるサルコペニアか、二次性サルコペニア(活動、栄養、疾患)かの判別ができると、リハ栄養の評価としては大変役に立ちます。ただ、現状ではまだ難しいだろうなあと感じています。
サルコペニアの診断基準はこの論文にありますが、その中での鑑別診断基準(原因が加齢、活動、栄養、疾患の単独か複数か)はありません。各原因ごとの診断基準が出来上がると、この考え方がより普及するのではないかと考えます。私は今のところ、主観的に判断しているというのが現状です。
あと、昨日紹介した「リハビリテーション栄養ハンドブック」の件ですが、医歯薬出版のHPからも新刊として購入できるようになっていました。こちらもぜひよろしくお願いいたします。
http://www.ishiyaku.co.jp/search/details.aspx?bookcode=218630
2010年11月17日水曜日
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先生の本の出版に際し、自分の中にあったいくつかのもやもやをはらそうと思いまとめてみました。リサーチクエスチョンの種ですが、おそらくサルコペニアのタイプによって落ちやすい筋の場所、筋線維のタイプなどに違いがあるのでは、、、と。まあ、勝手に想像しているだけなのですが。
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