2012年7月23日月曜日

基礎を身につけてこそできる「実践を重視した看護研究」

週刊医学界新聞第2987号、2012年07月23に、基礎を身につけてこそできる「実践を重視した看護研究」として、黒田裕子氏(北里大学大学院看護学研究科 教授)のインタビュー記事が掲載されています。

http://www.igaku-shoin.co.jp/paperDetail.do?id=PA02987_01

先日のブログで紹介させていただいた、黒田裕子の看護研究 Step by Step 第4版の紹介もされています。

黒田裕子の看護研究 Step by Step 第4版
http://rehabnutrition.blogspot.jp/2012/07/step-by-step-4.html

日々の実践をより良くするための看護研究という考え方は、リハ栄養でもまったく同じです。以下、引用です。

実践の場で生じた疑問から研究を行い,数々の研究によって構築されたエビデンスを実践に還元し,看護の実践をより良くする。こうしたことが,これまで以上に看護研究には期待されるようになったのです。

以上、引用です。リハ栄養では実践の場で生じた臨床上の疑問は少なからずありますが、まだエビデンスが不十分であり、実際にはどうしたらよいのかわからないことも多いです。こういった疑問をリハ栄養の研究で解決して、リハ栄養の実践をよりよくすることが大切です。

最後のことばも引用させていただきます。以下、引用です。

一番大切なのは,海外の論文を読むこと。レベルが高い論文を知ることで,自分の研究を深め,さらに良いものにできると思います。現状では国内の論文だけでは物足りません。今は世界中の良い論文を検索し,入手することができるわけですから,英語でもがんばって読んでほしいですね。素晴らしい研究を行い,世界に発信していく研究者が増えることを楽しみにしています。

以上、引用です。リハ栄養でも国内の論文だけではまったく物足りません。私があまり執筆していないのが原因かもしれませんが…。このブログで紹介させていただく論文のほとんどは、海外の論文(日本人の英語論文含め)です。

以前は日本語の論文を読んで日本語で発表すればよいと思っていました。臨床研究の初学者は、日本語での発表(学会発表、論文執筆)でよいですが、それでも英語の文献を読む(か誰かに翻訳してもらって読む)ことは必要です。初学者以降は、やはり英語で発表することが重要だと感じます。大変ですが…。

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