今日も、ピーター・モントヤ著、本田直之翻訳:パーソナルブランディング 最強のビジネスツール「自分ブランド」を作り出す、東洋経済新報社から、効力や効果のポイントを紹介します。
11ページからパーソナルブランドのもたらす効果として、以下の10点が紹介されています。
・収入増加を可能にする
・コンスタントなビジネスの流れをつかめる
・有益な人々を引きつける
・「真っ先に思い浮かぶ」ポジションを獲得する
・信頼性が増大する
・リーダーシップの役目が与えられる
・プレステージが強化される
・認知された価値が期待される
・知名度が拡大する
・トレンドに乗ることができる
一方でパーソナルブランドになしえないこととして、以下の3点が紹介されています。
・能力不足を補う
・有名人にする
・パーソナルブランドのみによって目標に到達する
「まずは自分自身で適切な目標を設定し、秀でた能力のレベルを維持し、自分のブランドを積極的に広め、一貫した姿勢を保つことである。」
つまり自分ブランドを作り出すことは自分の目的や目標ではなく、それらを達成するための強力なツールといえます。有名人になることは目的でも目標でもありません。実際有名人にはめったになれませんし…。
順番としては、自分のブランドを広める前に、自分自身で適切な目標を設定することが先になります。キャリアで登る山を決める前の筏下りの時期に、自分ブランドを作り出すことはあまり効果がないと思います。登る山を決めて登り始めた後にパーソナルブランディングに力を入れると、山登りがより容易になります。
「何によって憶えられたいか」の最初のポイントは、実際に憶えられることよりも、憶えられたい何かを選択と集中で決めることです。憶えられたい何かが自分の中で明確になったら、憶えられるための努力も多少必要になります。
5ページにパーソナルブランドは以下の三つの基本的な印象を思い起こさせるものでなければならないと記載されています。
①差別化
②優位性
③信憑性
この3点を参考にしながら、憶えられたい何かを選択して集中するとよいと思います。自分のパーソナルブランドを考えることはキャリアを考えることにつながりますので、熟考の価値があります。
0 件のコメント:
コメントを投稿