2010年8月10日火曜日

大阪医科大学リハ科における栄養状態管理の流れ

大阪医科大学リハビリテーション科における栄養状態管理の流れのHPを見つけました。

リハ科でリハを行う全患者の栄養評価を行い、問題がある場合には管理栄養士に相談したりNSTが介入したりするという、素晴らしいシステムです。他ではあまり聞いたことがありません。すでに行っている病院が実は少なくないのかもしれませんが…。

スクリーニングとしては検査値のみでもありだと私は考えます。もちろん身体計測やMNAーSFでもよいと思います。栄養障害があるとリハ治療の実施に影響を及ぼすことがあるという考え方を実践している点が素晴らしいです。より多くのリハ科でこのようなシステムか、リハ科医師の診察の時点で全患者に栄養評価を行い栄養状態に見合ったリハオーダーをするシステムの導入を望みます。

http://hospital.osaka-med.ac.jp/omcnst/flownst_reh.html

 以下、上記HPからの引用です。

 リハビリテーション科では,治療対象となる全ての患者様に対して,栄養評価シートを用いて血液検査の結果から免疫機能の指標であるTLC(総リンパ球数)や栄養状態の指標であるPNI(予後栄養指数)を出し,定期的に栄養状態をチェックしています.栄養評価の結果,栄養状態に問題があって,リハビリテーション治療の実施に影響を及ぼすと判断された場合は,各病棟に配属されている管理栄養士に相談し,対応しています。

リハビリテーション科における栄養状態管理の流れ

リハビリテーション開始

1週間以内に血液検査データから
栄養評価を実施

定期的な栄養評価を実施

栄養状態がリハビリテーション治療上,問題となる場合は,
随時各病棟の管理栄養士に相談

栄養管理の見直し

NSTへ

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