先月の第2回チーム医療推進全国会議のシンポジウムの際、タイムマネジメントに関するディスカッションがありました。その中で私のタイムマネジメントは、他のシンポジストと違っていましたので、自分なりに気にしている点を紹介します。決して特殊だとは思いませんが。
・睡眠時間を十分確保する。
世の中には3-4時間の睡眠でやっていける方もいますが、私は6-7時間の睡眠がないとやっていけません。日中をよいコンディションで過ごすために、私は睡眠時間を削ることはしません。
・3食確実に食事をとる。
NSTやリハ栄養をやっていれば当然、3食の重要性も認識します。朝食抜きの方もいますが、私は朝食がないと日中をよいコンディションで過ごすことができません。
・趣味の時間を確保する。
週1回程度のテニス、2週間に1回程度の図書館通いと読書は、ストレス発散に必要です。
・講演旅行や学会旅行にできるだけ出かける。
昔から旅行が趣味なので、遠方での講演や学会は苦というよりも楽しみです。日程調整さえできれば、なるべく講演は引き受けるようにしています。移動時間は景色を楽しんだり、読書、考え事、資料作成などをしたりします。
・メールは確認して返事が必要であればすぐに返信する。
メールを確認した場合、十分に検討してからでなければ返信できないということは少ないです。その場ですぐに返信することが最も効率的だと思います。
・依頼された原稿はすぐに作成する。
依頼原稿の場合、締切日が設定されていますが、私は基本的に締切日を無視します。締切に間に合わせないという意味ではなく、依頼されたらすぐに原稿全体のデザイン・構成を考えて、その後に執筆します。
一昨日、ある雑誌から「高齢者リハビリテーションと栄養」という6000字の原稿依頼をいただきましたが、一昨日と昨日でデザイン・構成を考えて、昨日と今日で執筆して完成させました。
そうすれば依頼原稿がいくつもたまって、締切日が迫っているという状況を防ぐことができます。このような状況は私にとって精神衛生上、とても悪いです。そのため、常に依頼原稿を抱えていない状況を作るようにしています。そうすれば普段は気楽ですし、依頼があっても早々に仕上げることができます。
問題は原著論文の場合、なかなか執筆が進まないことです…。これが私の欠点です…。
・依頼された講演のPowerPoint原稿はすぐに作成する。
過去の講演とほぼ同じような講演内容であれば、講演が近くなるまで放置します。一方、過去に講演したことがない内容であれば、講演日を無視して、すぐに講演全体のデザイン・構成を考えて、その後にPowerPointを作成します。いきなりPowerPoint原稿を作らないことは、プレゼンの基本です。
私のタイムマネジメントはこのような形ですが、真似する必要は全くありません。自分にとって最も成果を上げることができるタイムマネジメントを理解して実行することがとても重要です。
一部の人は締切日が近づくと燃えて集中できるようです。この場合、締切ギリギリまで粘るほうが、多くの成果を上げられると思います。1日3-4時間の睡眠で大丈夫という方がいます。この場合、それ以上の睡眠時間は不要でしょう。でも食事に関しては、リハ栄養的に3食確実にとることを私はおすすめします。
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