今日はWikipediaによるサルコペニアの項目を紹介します。残念ながら現時点で日本語版のWikipediaではサルコペニアは存在していないようですので、英語版を紹介します。ここでは狭義のサルコペニア(加齢によるサルコペニア)になります。以下、下記のWikipediaのHPからの一部引用です。
http://en.wikipedia.org/wiki/Sarcopenia
Definition of sarcopenia
統一された診断基準はないが、 European Working Group on Sarcopenia in Older People (EWGSOP)では、筋肉量の低下+筋肉の機能低下(筋力もしくは身体機能)でサルコペニアを診断している。
Sarcopenia as a public-health problem
サルコペニアは近年、重大な健康問題と考えられてきている。サルコペニアは独立した障害の予後因子である。骨粗鬆症の筋肉版ともいえる。骨粗鬆症とサルコペニアが合併すると、さらに虚弱(frailty)が問題となる。
Diagnosis
ESPENでは、筋肉量低下(若年の2標準偏差以下)と身体機能低下(例:4m歩行テストで歩行速度0.8m/s以下)で診断するとしている。
Manegement Exercise
サルコペニアの治療と予防で最も重要なのは段階的運動療法であり、有酸素運動とレジスタンストレーニングの両方を行う。
Manegement Drugs
薬物療法で明らかに有効なものはないが、Selective Androgen Receptor Modulators(選択的アンドロゲン受容体モジュレーター)が近年の研究で有効な可能性がある。
Manegement Diet and nutrition
運動療法で食欲は増進するが、低栄養が疑われるときや栄養管理が不適切な場合には、栄養評価が必要かもしれない。 ラットの実験ではGinkgo biloba(イチョウ)が筋肉量低下を軽減するという報告がある。
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