2010年12月19日日曜日

5日で身につく「伝える技術」

今日は、西野浩輝著、5日で身につく「伝える技術」 ビジネスで成功するプレゼンテーションの奥義、東洋経済新報社を紹介します。

http://www.toyokeizai.net/shop/books/detail/BI/0ee0a81116a114245642d227b4cdce18/
アマゾンで書籍の中身を一部見れます。中古品は900円程度のようです。

目次を見るだけでもプレゼンの基本の参考になります。

例えば話がうまい人のタイプには、「話そのもの」がおもしろい、話がわかりやすい、表現の仕方がうまいの3つがあります。これらを複数組み込んだ話にすることが、聴き手のために重要です。うまくない話は聴き手に伝わりませんので。

何冊かプレゼンの書籍を読んでみましたが、「3つ以内にまとめる」というのが伝わりやすいプレゼンの特徴のように感じました。この書籍でもポイントを3つにまとめるというのが、いろいろと活用されています。サブパートは3つにまとめる意外にも、

・3つの学習ポイントは、要素を分解して少しずつ練習する、場数を踏むことは必須条件、客観的な振り返りに勝るものなし。

・コンテンツ、ストラクチャー、デリバリーの3要素をまんべんなく伸ばす。

・イントロダクション、ボディーパート、エンディングの3つで構成する。

・話をわかりやすくする3つのテクニックは、順序だて、整理・分類、適切な言葉を選ぶの3つ。

・アイコンタクトでは、聴衆一人ひとりと目線を交わす、目を合わせる時間を調整する、資料ばかりを見ないの3つが重要。

・3つの「間」を使い分けよう

など3がキーワードになっています。たくさん伝えたいことがあっても、3つ以下に絞ることがプレゼンでは大切なようです。自分が聴き手になった場合のことを考えてみても、「ポイントが7つあります」と言われたら憶えられません。伝えたいからこそポイントを3つ以下に絞ることが重要だとよくわかりました。

私は皆様のおかげでプレゼンの場数は比較的多く踏ませていただいていますが、プレゼンを振り返る機会は今まで多くなかったのが実情です。1月9-10日の五島塾までプレゼンする機会はありませんので、この間に振り返りと学習をしっかり行い、来年は今年より聴き手に伝わるプレゼンをできるようになりたいと考えています。まずは五島塾でいいプレゼンをしたいと思っています。

目次

はじめに
1日目 入門編 「伝える技術」の基本をみにつけよう
「伝え下手」はこんなに損をしている・・・16
■「話が面白くない」のは技術がないから
■「話し下手」なだけで数億円がフイに
■「口下手」の言い訳は通用しない

巷にはびこる、3つのカンちがい・・・21
■デタラメを鵜呑みにするな
■都市伝説その1・・・口下手でも、じっくり話せばわかってくれる
■都市伝説その2・・・話し上手よりも、聞き上手のほうが好まれる
■「聞いている」ことを知らせるにもスキルがいる
■都市伝説その3・・・話し上手は「天賦の才」である
■「外国人にはかなわん」のは、練習していないから

3つの学習ポイントで、伝える技術はグンとうまくなる・・・31
■意外とカンタン!
■要素を分解して、少しずつ練習する
■場数を踏むことは必須条件
■客観的な振り返りに勝るものなし

プレゼンを分解する目を持つ・・・38
■「プレゼン眼」を養おう
■量が質に変わる
■「プレゼン眼」の磨き方
■他人の目から見た自分を知る

「話がうまい」とはどういうことなのか?・・・44
■話がうまい人、下手な人
■話がうまい人の3タイプ(1)・・・「話そのもの」がおもしろい
■話がうまい人の3タイプ(2)・・・話がわかりやすい
■話がうまい人の3タイプ(3)・・・表現の仕方がうまい

プレゼンは3層構造になっている・・・50
■「おもしろく」「わかりやすく」「上手に表現する」
■(1)コンテンツ
■(2)ストラクチャー
■(3)デリバリー
■3要素をまんべんなく伸ばそう

2日目 基本編(1) 話を面白く加工しよう
話は工夫しだいで、おもしろくなる・・・58
■おもしろいネタをさがすより、おもしろく味付けするほうが早い
おもしろい話に共通する5つの特徴・・・62
■おもしろさに秘密は5つ
■1わかりやすい
■2リアリティーがある
■3ストーリー性がある
■4親近感がもてる
■5意外性がある
どんな話でも魅力的に見せてしまう5つのテクニック・・67
■5つの材料に、5つの調理道具
■「事例・具体例」を入れる
■悪条件をひっくり返した「事例」の力
■「たとえ・比喩」を使う
■比喩によってイメージが深くなる
■ビジネスシーンでも比喩が効果を発揮する
■「数値・データ」を盛り込む
■数値やデータは「サイズ」にひと工夫
■意図する方向へ誘導できる数値のマジック
■「対比」できわだたせる
■「対比することでわかりやすくなる
■「対比」で聞き手に「モノサシ」を渡す
■「お墨付き」で話に泊がつく
■「お墨付き」はくわしく話すのがコツ
■一般人の意見も「お墨付き」に使える
■権威者と第三者の使い分けは?
聞き手によって、話し方を変えよう・・・84
■聞き手は誰ですか?
■どんな相手かを一瞬で識別する方法
■Aの人たち
■Bの人たち
■Cの人たち
■Dの人たち
■相手はどのゾーンにいるかを見抜け

3日目 基本編(2)話の組み立て方を学ぼう
わかりやすく話すには、話の組み立てが重要だ・・・94
■わかりやすく話せる人は、意外といない
■わかりやすく話すためのポイントは、たった二つだけ
■あらゆる話の組み立てに使える、万能のフォーマットとは?
イントロダクション・・・99
■イントロダクションの役割は2つ
■最初に「何について話すか」を明らかにする
■アウトラインとタイムテーブルを示す
■質問
■統計・データ
■実例・エピソード
■問題・課題の提示
ボディーパート・・・104
■ボディーパートでは、ここに注意
■メインメッセージをはっきりさせる
■メインメッセージを際立たせるには
■テーマとメインメッセージはちがう
■サブパートは3つにまとめる
エンディング・・・110
■聞き手としての人間はアホである
■聞いたはしから忘れていく
■「おさらい」と「イメージ化」で記憶の定着を
■ラストで全体の印象が左右される
話をわかりやすくする3つのテクニック(1)ー順序だて・・・114
■「順序だて」「整理・分類」「適切な言葉の選択」で、わかりやすくなる
■順序だて(1)・・・予告から本論に入る
■順序だて(2)・・・結論を先に述べてから、根拠・詳細へ
■順序だて(3)・・・全体像から部分へ
話をわかりやすくする3つのテクニック(2)ー整理・分類・・・120
■ごちゃまぜにするから、わからなくなる
■事実と意見がまじっていた
話をわかりやすくする3つのテクニック(3)ー適切な言葉を選ぶ・・・126
■キーワードを使えば、話は短くなる
■記事を読んで、かくされた見出しをあてる

4日目 基本編(3) 表現術をマスターしよう
表現術(デリバリー・スキル)とは何か・・・130
■表現術はすぐに身につく
■デリバリー・スキルで「見た目」を劇的に変える
あなたは人からどんな印象を持たれているか・・・134
■声や表情にはメッセージがある
■デリバリー・スキルに決まった正解はない
■「こんな感じの人に見られたい」を言葉にしてみよう
凛とした印象を演出する姿勢の技術・・・138
■姿勢がいいだけで、キリッとしてみえる
■ポイントは背骨・首・肩
■天井からつるされている自分を想像する
躍動感をだすボディランゲージ・・・142
■日本人でもボディランゲージは有効
■上体の動きが「身振り」
■手の動きが「手振り」
■ボディランゲージがうまくいかない理由
アイコンタクトで自信を見せる・・・147
■アイコンタクトとは何か
■複数の徴収とアイコンタクト(1)聴衆一人ひとりと目線を交わす
■複数の徴収とアイコンタクト(2)目を合わせる時間を調整する
■複数の徴収とアイコンタクト(3)資料ばかりを見ない
■少人数の聴衆に対してのアイコンタクト
表情ひとつで変わる印象の良し悪し・・・154
■話し手の感情を伝えるのは「表情」
■表情の基本は笑顔
■表情のバリエーションをたくさん持とう
■自然な笑顔をつくる方法
力強くダイナミックな声をだせるようにする
■声は大きい方が印象が良い
■すぐ声を大きくするには、腹式呼吸と口を大きく開くこと
話すスピードと理解力・印象の関係・・・163
■「速く話すと理解度が落ちる」は、誤解である
■話すスピードによる、プラスマイナスを知る
理解と味わいを深める「間のとり方」・・・166
■言葉と言葉の間に「沈黙」をはさみこめ
■3つの「間」を使い分けよう
■1の間
■2の間
■3の間
トーン&ピッチを駆使してメリハリをつける・・・172
■変化をつけ、重要な箇所を目立たせる
■大事なところは、繰り返す
■あえて小さな声で話す上級技

5日目 実践編 トレーニング方法を学ぼう
効果的に場数を踏むには・・・176
■まちがった場数を踏んではいけない
ビデオとテープを活用する・・・178
■自分のプレゼンを録画・録音してみよう
■客観的にチェックする
■デリバリー・スキルに注目する
■ビデオは、アップで撮る
日常すべてを練習の場に変える・・・186
■いたるところで練習できる
■日々是プレゼン
お手本となる人をみつける・・・190
■「あんな話し手になりたい」と思う人は誰ですか?
■レーガン元大統領の卓抜したコミュニケーション能力
■人間的魅力で他人を吸い寄せたアルバート
■彼らになったつもりでリハーサルをする
自信をつける方法・・・195
■自信がつくと、よいプレゼンができる
■ネガティブな意見がきっかけでスランプに
■6割ほめて、4割けなす
競争・評価にさらされる・・・201
■結果の出るプレゼンで、身の程を知る
すべてはあなたの前にそろっている・・・203
■「基礎を学ぶ」「場数を踏む」「レビューをする」の3つはそろった
おわりに

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