最近、リハ栄養に関する講演をさせていただく機会が少しずつ増えてきました。リハ栄養の考え方や重要性を多職種に広めたいと考えていますので、とてもありがたいと感じています。
リハ栄養の講演では、リハ栄養のWhyとWhatの紹介、説明をすることが多く、リハ栄養のHowを紹介することは少ないのが現状です。そもそもリハ栄養のWhyとWhatが伝わらなければ、リハ栄養のHowだけ理解していただいても臨床現場で活用する気にならないためです。
リハ栄養のWhyとWhatを理解してくださった方に関しては、リハ栄養のHowが課題となります。「リハビリテーション栄養ハンドブック」では第5章に「リハビリテーション栄養管理」。第12章に「リハビリテーションNST」として、リハ栄養のHowも執筆しています。
ただ、第5章と第12章を読めばすぐに臨床現場でリハ栄養のHowを実践できるかというと、残念ながらそうはいきません。一定のFDスキルも必要ですし、多職種(特に管理栄養士などNSTスタッフと、PT・OT・STなどリハスタッフのうち、複数の職種。多ければ多いほどよい)がリハ栄養のWhyとWhatを理解することも必要です。リハ栄養のHowは、私にとっても課題の1つです。
「リハビリテーション栄養ハンドブック」を多職種で回し読みしていただくことは、有効かと思います。特にNSTスタッフが第2章「リハビリテーションの基本知識」、リハスタッフが第3章「栄養の基本知識」を理解して、第2章・第3章に出てくる言葉を使ってコミュニケーションできることが重要と考えます。
いずれはリハ栄養研究会を設立したいと考えていますが、今すぐという訳にはいきませんので、それまでは「リハビリテーション栄養ハンドブック」を多職種で学習しながら、リハ栄養のHowに取り組んでいただければと思います。
「リハ栄養研究会」とても楽しそうですね。是非参加させていただきたいと思います。
返信削除momoさん、どうもありがとうございます。リハ栄養研究会を立ち上げる際には、参加者側ではなく企画者側としてお声かけさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
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